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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.1 運用ガイド
ServerView

15.2.2 課金情報ファイルの書式

L-Platformテンプレートの課金情報を課金情報ファイルで記述します。課金情報ファイルの書式は、以下のとおりです。

課金情報ファイルのカラムを、以下に示します。カラムの順序は、表の表記順のとおりです。

No

名称

省略

説明

1

商品ID

不可

商品を識別するIDを指定します。
リソース識別子ごとに1つの商品を登録します。
半角英数字、_(アンダースコア)、-(ハイフン)の16文字以内で指定します。

2

優先度

不可

商品内の優先度を指定します。
商品には複数の単価が指定でき、優先する単価には大きい値を指定します。(注1)
同一商品には同じ優先度は指定できません。
0~999の数値を指定します。

3

適用開始日時

不可

適用開始日時を指定します。
書式:YYYY-MM-DD Thh:mm:ss.SSSZ
例) 2012年4月1日0時0分00.000秒、タイムゾーンがUTC+9:00の場合、2012-04-01T00:00:00.000+0900

4

適用終了日時

適用終了日時を指定します。
書式:YYYY-MM-DD Thh:mm:ss.SSSZ
例) 2013年3月31日23時59分59.999秒、タイムゾーンがUTC+9:00の場合、2013-03-31T23:59:59.999+0900
適用終了日時は適用開始日時以降を指定します。

5

カテゴリーコード

不可

以下のコードで、商品のカテゴリーを指定します。

  • cpu:CPU

  • cpu_clock:CPUクロック

  • memory:メモリ容量

  • vm:仮想L-Server

  • pm:物理L-Server

  • sys_disk:システムディスク容量

  • disk:データディスク容量

  • snapshot:スナップショット

  • template:テンプレート

6

リソース識別子

不可

課金対象リソースを特定するための情報を半角英数字128文字以内で指定します。
リソース識別子はカテゴリーによって異なります。(注2)

  • cpu、cpu_clock、memory:VMプール名またはサーバプール名

  • vm:仮想L-Serverイメージ名

  • pm:物理L-Serverイメージ名

  • sys_disk:ストレージプール名

  • disk:ストレージプール名

  • snapshot:ストレージプール名

  • template:L-PlatformテンプレートID

7

単位コード

不可

以下のコードで、課金する単位を指定します。

  • year:年

  • month:月

  • hour:時間

8

単価

不可

単価を指定します。
整数11桁以内、小数4桁以内で指定します。
通貨単位の設定が円の場合、1円に対して1を指定します。
通貨単位が米ドル、ユーロ、シンガポールドルなどの場合、補助単位(セントなど)の値を指定します。(注3)
例) 23の値を指定した場合、円では23円として設定され、米ドルでは0.23ドル(23セント)として設定されます。

9

商品名

不可

商品を判別するための名称を128文字以内で指定します。

10

説明

商品の説明を1024文字以内で指定します。
省略する場合でも、以下のように、商品名のあとのカンマは記述する必要があります。

~,単価,"商品名",

注1) 以下の設定を例に、優先度と単価の関係、および対応する課金情報の記述例を示します。

注2) リソース識別子の値は、テンプレート情報の一覧表示コマンドを使用して出力されるXML形式のテンプレート情報の一覧から、対応するXMLのタグの値を取得します。テンプレート情報の一覧表示コマンドの使用方法については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「9.12 cfmg_listtemplate(テンプレート情報の一覧表示)」を参照してください。
以下に、カテゴリーコードごとのリソース識別子と対応するテンプレート情報(XMLのタグ)を示します。

注3) 通貨単位の設定により、通貨単位を変更できます。課金情報ファイルの単価では、通貨単位の少数点以下の桁数の分だけ10を掛け合わせた値を指定します。

例)

通貨単位の設定については、「8.7.2 通貨単位の設定」を参照してください。


以下に、テンプレート情報の例と対応する課金情報の記述例を示します。

注意

  • 課金情報は、その適用終了日時以降も、商品マスタから自動的には削除されません。不要となった課金情報は、「15.3.3 課金情報の削除」を参照して削除してください。

  • 適用終了日時を設定した場合、同一商品IDの適用終了日時のない課金情報を別に用意してください。

  • オーバーコミット機能が有効な場合、デフォルトではカテゴリーコードのcpu_clockとmemoryがそれぞれCPU予約性能とメモリ予約容量として計算され、L-Platform管理画面などに概算料金が表示されます。
    オーバーコミット機能有効時の課金設定については、「8.7.1 概算料金の表示機能の設定」を参照してください。