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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

4.3 L-Serverの作成または起動に関する操作

メージを指定したL-Serverの初回起動時、L-Serverに関連付けられたゲストOSが正しく起動しない。

[説明]

イメージを指定したL-Serverの初回起動時またはゲストOSの起動中、ゲストOSのコンソール上が以下のどれかの状態になり、起動処理に失敗します。

  1. "コンピュータが予期せず再起動されたか、予期しないエラーが発生しました。"のメッセージが表示される

  2. "パス [specialize] の無人応答ファイルを解析または処理できませんでした。"のメッセージが表示される

  3. "プロダクト キーは一意に Windows のコピーを識別します。"の製品キー入力画面のままになる

  4. "ログオンできません。ユーザー名とログオン先を確認して、もう一度パスワードを入力してください。パスワードでは大文字と小文字が区別されます。"のメッセージが表示される

[対処]

L-Serverの作成時に指定したOSの設定パラメーターが誤っている可能性があります。正しい値を設定して再実行してください。

OSの設定パラメーターの詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.2.5 [OS]タブ」および「10.3.5 [OS]タブ」を参照してください。


理サーバやマネージャーのシステムダウンなどのトラブル、またはVM管理製品上でのジョブのキャンセル、タイムアウトによりL-Serverの作成または起動が失敗し、サーバ仮想化ソフトウェア上に作成途中のVMゲストが残る。

[説明]

L-Server作成中または起動中に以下の事象が発生した場合、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、L-Serverの作成または起動に失敗する場合があります。

また、マネージャーの再起動後、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、マネージャーの停止前に行っていたL-Serverの作成または起動に失敗する場合があります。

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(clone イメージ名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(create VMゲスト名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(メッセージ:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス,host=VMホストのIPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(PowerShell script execution error : create_vmguest:VM guest already exists,vmerrno=603,ip=IPアドレス,host=VMホストのIPアドレス)

メッセージの詳細は、「メッセージ番号 67390」または「メッセージ番号 67392」を参照してください。

上記のメッセージが出力された場合、サーバ仮想化ソフトウェア上に、作成途中のVMゲストが残ることがあります。

[対処]

マネージャーが起動されているか確認し、以下の手順で復旧してください。

  1. 上記エラーメッセージに関連するVMゲスト名をRORコンソールのイベントログで確認します。VMゲスト名はイベントログのリソース名に表示されます。

  2. VM管理画面を表示し、手順1.で確認したVMゲストが存在しているか確認してください。また、既存の仮想ディスクをアタッチしているか確認してください。

  3. 手順2.でVMゲストが存在し、既存の仮想ディスクをアタッチしていた場合、その仮想ディスクをデタッチしてください。仮想ディスクのデタッチ方法については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。(*1)

    *1: サーバ仮想化ソフトウェアがHyper-Vの場合、仮想ディスクを削除するときに"バーチャルマシンホストからから削除しますか?"で"いいえ"を選択してください。

  4. 手順2.でVMゲストが存在していた場合、そのVMゲストをVM管理画面から削除してください。VMゲストの削除方法については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。(*2)

    *2: サーバ仮想化ソフトウェアがVMwareの場合、VMゲストを削除するときに"ディスクから削除"を選択してください。

  5. RORコンソールのサーバツリーまたはオーケストレーションツリーで、手順1.で確認したVMゲストが存在しないことを確認したあと、再度L-Serverを作成または起動してください。


VM管理製品のサーバやVM管理製品のシステムダウンなどのトラブルにより、L-Serverの作成または起動が失敗するとサーバ仮想化ソフトウェア上に作成途中のVMゲストが残る場合がある。

[説明]

L-Serverの作成中または起動中にVM管理製品のサーバやVM管理製品のシステムダウンが発生すると、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、L-Serverの作成または起動に失敗する場合があります。

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(vmware remote error,vmerrno=101,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(logout failed(remote error),vmerrno=116,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=timeout occurred

  • FJSVrcx:ERROR:67392:modifying VM guest failed. detail=(vmware remote error,vmerrno=101,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67392:modifying VM guest failed. detail=(logout failed(remote error),vmerrno=116,ip=IPアドレス)

メッセージの詳細は、「メッセージ番号 67390」と「メッセージ番号 67392」を参照してください。

上記のメッセージが出力された場合、サーバ仮想化ソフトウェア上に作成途中のVMゲストが残ることがあります。

[対処]

VM管理製品が起動されているか確認し、以下の手順で復旧してください。

  1. 上記エラーメッセージに関連するリソース名をRORコンソールのイベントログで確認します。リソース名にはVMゲスト名が表示されます。

  2. VM管理画面を表示し、手順1.で確認したVMゲストが存在しているか確認してください。また、既存の仮想ディスクをアタッチしているか確認してください。

  3. 手順2.でVMゲストが存在し、既存の仮想ディスクをアタッチしていた場合、その仮想ディスクをデタッチしてください。仮想ディスクのデタッチ方法については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。(*1)

    *1: サーバ仮想化ソフトウェアがHyper-Vの場合、仮想ディスクを削除するときに"バーチャルマシンホストからから削除しますか?"で"いいえ"を選択してください。

  4. 手順2.でVMゲストが存在していた場合、そのVMゲストをVM管理画面から削除してください。

    VMゲストの削除方法については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。(*2)

    *2: サーバ仮想化ソフトウェアがVMwareの場合、VMゲストを削除するときに"ディスクから削除"を選択してください。

  5. マネージャーとVM管理製品が通信できているか確認します。RORコンソールのサーバリソースツリーでVM管理製品を選択し、メインパネルに表示される状態が"normal"になっているか確認してください。

  6. RORコンソールのサーバツリーまたはオーケストレーションツリーで、手順1.で確認したVMゲストが存在しないことを確認したあと、再度L-Serverを作成または起動してください。


L-Serverの作成に時間がかかる、または、L-Serverの作成に失敗し、「メッセージ番号 67390」が表示される。

[説明]

ハードウェアの故障が原因で、L-Serverの作成に異常に時間がかかる場合があります。

時間がかかった場合、以下のメッセージが出力され、L-Serverの作成に失敗する場合があります。

FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=timeout occurred

メッセージの詳細は、「メッセージ番号 67390」を参照してください。

[対処]

L-Serverを作成するサーバの構成ハードウェアが故障している可能性があります。

以下を確認してください。

  1. L-Serverを作成するサーバがブレードサーバの場合、ファイバーチャネルスイッチブレードが故障していないか

  2. L-Serverを作成するサーバがブレードサーバの場合、LANスイッチブレードが故障していないか

構成ハードウェアが故障していた場合、サーバ仮想化ソフトウェアがもつ構成ハードウェアの情報を更新してください。

構成ハードウェアの情報の更新方法は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。


L-Serverを起動すると「メッセージ番号 67320」が表示され、L-Serverの起動に失敗する。

[説明]

L-Serverの起動時に以下のメッセージが表示され、L-Serverの起動に失敗する場合があります。

  • ERROR:67320:power control error.target=target detail=(VM guest:vmguest not found,vmerrno=17,ip=IPアドレス)

  • ERROR:67320:power control error.target=target detail=(poweron:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

以下の原因が考えられます。

  1. VMware上でマイグレーションを行った。

  2. VMware DRS機能が有効である。

  3. VMware DPMが有効であり、L-Serverの作成先のVMホストと同一のVMwareクラスタに、スタンバイ状態のVMホストが存在する。

メッセージの詳細は、「メッセージ番号 67320」を参照してください。

[対処]

L-Serverを作成または起動したとき、「メッセージ番号 61162」が表示され、L-Serverの作成または起動に失敗する。

[説明]

[L-Serverの作成]ダイアログまたは[L-Serverの仕様変更]ダイアログの[サーバ]タブで"電源切断時のサーバ解放"が設定された物理L-Serverを作成または起動したときに、以下のメッセージが表示され、失敗する場合があります。

FJSVrcx:ERROR:61162:resource state(s) differ from actual state(s) in VIOM.

[対処]

VIOM上にサーバプロファイルが残っている可能性があります。

VIOMのサーバプロファイルを手動で削除すると復旧できます。

サーバプロファイル名は、"L-Server名_管理ID"です。

該当するサーバプロファイルを参照し、VIOMのサーバプロファイルを削除したあと、物理L-Serverを再起動してください。


L-Serverを作成または起動したとき、「メッセージ番号 62511」が表示され、L-Serverの作成または起動に失敗する。

[説明]

L-Serverの作成または起動時に以下のメッセージが表示され、L-Serverの作成または起動に失敗する場合があります。

objには、ストレージ管理製品のリソース名が表示されます。

%1には、内部機能名が表示されます。

L-Serverの作成で、ETERNUSストレージに作成したアフィニティ・グループのエイリアス名が、すでに定義済みのため、L-Serverの作成または起動に失敗しました。

[対処]

以下の手順で、重複したアフィニティ・グループを特定し、不要なアフィニティ・グループを削除、または不要なアフィニティ・グループと不要なアフィニティ・グループで定義されたVolumeを削除したあと、再度L-Serverを作成してください。

  1. 番号が最も小さい、未使用のアドレスセットリソース(WWN)のリソース名を確認します。

    1. 以下のコマンドを実行します。

      >インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm addrset show -name アドレスセットリソース(WWN)のリソース名 <RETURN>

    2. 番号が最も小さい、未使用のアドレスセットリソース(WWN)を特定します。

      AddressSetタグ内の"start"から"end"の値の範囲が、アドレスセットリソース(WWN)の範囲になります。

      アドレスセットリソース(WWN)の範囲から、以下のアドレスを除外したものが、未使用のアドレスセットリソース(WWN)になります。

      • Excludeタグに表示された、本製品の管理下では使用しないアドレス

      • Reserveタグに表示された、割当て済みのアドレス

      未使用のアドレスセットリソースから、番号が最も小さいものを特定してください。

      出力結果が以下の場合、番号が最も小さい、未使用のアドレスセットリソース(WWN)のリソース名は"20:01:00:17:42:50:00:02"になります。

      <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
        <AddressSet name="wwndata1" id="540" label="wwn1" subnet="" mask="" start="20:01:00:17:42:50:00:00" end="20:01:00:17:42:50:00:0f">
          <Comment>wwn-test-data-1</Comment>
          <Exclude>
            20:01:00:17:42:50:00:00
          </Exclude>
          <Reserve>
            20:01:00:17:42:50:00:01
          </Reserve>
        </AddressSet>
  2. L-Serverの作成で、ETERNUSストレージに作成されるアフィニティ・グループのエイリアス名を特定します。

    番号が最も小さい、未使用のアドレスセットリソース(WWN)のリソース名から、以下の"XX"に該当する文字を抜き出してください。その文字が、ETERNUSストレージに作成されるアフィニティ・グループのエイリアス名になります。

    "YY:XX:YY:YY:YY:XX:XX:XX"

    "20:01:00:17:42:50:00:02"の場合、"01500002"となります。

  3. 削除対象のアフィニティ・グループを特定します。

    以下のコマンドを実行し、ESCにより管理されている、各ETERNUSストレージのアフィニティ・グループを表示します。

    >ESCマネージャのインストールフォルダ\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity info -ipaddr ETERNUSのIPアドレス <RETURN>

    "NAME"に表示されているアフィニティ・グループのエイリアス名に、手順2.で特定したアフィニティ・グループのエイリアス名が含まれているか確認してください。

    • エイリアス名が含まれている場合

      該当するアフィニティ・グループが削除対象になります。

    • エイリアス名が含まれていない場合

      調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

    該当するアフィニティ・グループの"NUMBER"に表示されているアフィニティ・グループ番号を確認してください。

  4. アフィニティ・グループを利用するHBAの有無を確認します。

    以下のコマンドを実行すると、ETERNUSを利用するHBAのWWPNとホストから利用されるアフィニティ・グループ番号が表示されます。

    >ESCマネージャーのインストールフォルダー\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm zone info -hex <RETURN>

    出力結果の"<<< FC CA Zone Information >>>"以降の行には、ETERNUSを利用するHBAのWWPNとVMホストから利用されるアフィニティ・グループ番号が、ストレージ装置ごとにまとめて表示されます。

    処理対象のETERNUSについて、手順3.で特定したアフィニティ・グループ番号が含まれているか確認してください。

    該当する行は複数存在することがあります。

    • アフィニティ・グループ番号が含まれている場合

      該当するアフィニティ・グループ番号を利用するHBAがあります。

      • 該当するHBAを利用しているVMホストからETERNUSにアクセスする必要がない場合

        "CA_WWPN"に表示されているCAのWWPN、および"HBA_WWPN"に表示されているHBAのWWPNを確認し、以降の手順を実行してください。

      • 該当するHBAを利用しているVMホストから、ETERNUSにアクセスする必要がある場合

        調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

    • アフィニティ・グループ番号が含まれていない場合

      手順6.を実行してください。

  5. アフィニティ・グループ番号を利用するHBAの定義を削除します。

    以下のコマンドを実行すると、手順4.で確認したHBAの定義がすべて削除されます。

    >ESCマネージャーのインストールフォルダー\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm zone delete -storage CAのWWPN,アフィニティ・グループ番号 -hba HBAのWWPN -update all <RETURN>

  6. 削除対象のVolumeを特定します。

    以下のコマンドを実行すると、手順3.で特定したアフィニティ・グループに定義されている、それぞれのVolumeのボリューム番号が表示されます。

    >ESCマネージャーのインストールフォルダー\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity info -ipaddr ETERNUSのIPアドレス -affinitygroup アフィニティ・グループ番号 <RETURN>

    "VOLUME"に表示されている、ボリューム番号に該当するVolumeが削除対象です。

  7. アフィニティ・グループを削除します。

    以下のコマンドを実行すると、手順3.で特定したアフィニティ・グループが削除されます。

    >ESCマネージャーのインストールフォルダー\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity delete -ipaddr ETERNUSのIPアドレス -affinitygroup アフィニティ・グループ番号 <RETURN>

  8. Volumeを削除するか判断します。

    手順6.で特定したボリューム番号が事前に作成したLUNに対応するものである場合、Volumeは削除しないでください。

    事前に作成したLUNは、以下の方法で確認できます。

    以下のコマンドを実行します。"UNIT_NAME"にETERNUSのIPアドレスが表示され、かつ"VOLUME_ID"に手順6.で確認したボリューム番号が含まれる行を確認します。

    >インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm disk list -verbose <RETURN>

    • 該当する行の"PRE_CREATED"が"Yes"の場合

      Volumeは事前に作成したLUNであるため、Volumeを削除する必要はありません。

    • 該当する行の"PRE_CREATED"が"No"の場合

      Volumeは事前に作成したLUNではないため、Volumeを削除する必要があります。以降の手順に進んでください。

  9. Volumeを削除します。

    以下のコマンドを実行すると、手順6.で特定したVolumeが削除されます。

    >ESCマネージャーのインストールフォルダー\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm volume delete -ipaddr ETERNUSのIPアドレス -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] <RETURN>

    ストレージ管理製品からその他のメッセージが表示された場合、ストレージ管理製品のマニュアルを参照し、ストレージ管理製品のメッセージの対処を行ったあと、再実行してください。


定のOS種別イメージからL-Serverを作成した場合、日本語キーボード環境で配備したVMにログインできない。

[説明]

以下のOS種別のイメージからL-Serverを作成した場合、日本語キーボード環境で配備したVMにログインできないことがあります。

[対処]

ソフトウェアキーボードを利用してVMゲストにログインし、コントロール パネルで"地域と言語のオプション"を開いたあと、適切な言語を設定してください。


VMwareで、WindowsのL-Server作成が失敗し、「メッセージ番号 67390」が表示される。

[説明]

VMwareで、Windowsのイメージを指定してL-Serverを作成した場合、以下のメッセージが表示され、L-Serverの作成に失敗することがあります。

FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail= (customize VMゲスト名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

以下の原因が考えられます。

  1. VMware vCenter Server上にSysprepが配置されていない。

    使用するVMゲストのOS種別がWindowsの場合、Sysprepを配置しておく必要があります。

  2. VMware vCenter Server上に配置したSysprepが誤っている。

    使用するVMゲストのOSバージョン(Windows 2000、Windows XP、Windows 2003)やCPUアーキテクチャー(x86、x64)に応じて、正しいSysprepを配置しておく必要があります。

Windows Server 2008の場合、OSに設定されているため、Sysprepを配置する必要はありません。メッセージの詳細は、「メッセージ番号 67390」を参照してください。

[対処]

以下の操作を行ってください。

Sysprepの配置については、ヴイエムウェア社の「vSphere 仮想マシン管理ガイド」マニュアルのMicrosoft Sysprepツールに関する記述を参照してください。

以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。

URL: http://www.vmware.com/ja/support/pubs/vs_pubs.html (2012年2月時点)


L-Server作成時に、ネットワーク情報の設定に失敗する。

[説明]

物理L-Server作成時に以下のメッセージが出力された場合、ネットワーク情報の設定に失敗しています。

FJSVrcx:ERROR:67192:communication error.target=target

[対処]

ネットワーク情報の設定に失敗した場合、物理L-Serverは削除されません。

メッセージの対処に従って、対処を行ってください。

そのあと、以下の方法でネットワーク情報を再設定してください。

L-Serverのコンソール画面起動時にiRMCの管理画面が表示される場合がある。

[説明]

オーケストレーションツリーで物理L-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[コンソール画面起動]を選択すると、2回目以降はコンソール画面が起動せず、iRMCの管理画面が表示されることがあります。

この場合、iRMCの管理画面には、以下のメッセージが表示されています。

Login required to continue.
Please login with a valid username and password

[対処]

以下の操作を行ってください。

  1. 表示されたiRMCの管理画面を閉じてください。

  2. RORコンソールから、再度コンソール画面を起動してください。


L-Server作成後に対象のシャーシ外への通信が行えない。

[説明]

スイッチブレードをエンドホストモードで運用している場合、デフォルトのpin-group以外のpin-groupが作成されている可能性があります。

[対処]

デフォルトのpin-group以外のpin-groupをすべて削除してください。


L-Serverを作成または起動等の操作をしたとき、「メッセージ番号 67295」または「メッセージ番号 67210」が表示されエラーとなるが、作成または起動等の操作が正常に行われる場合がある。

[説明]

マネージャーの負荷が高い場合、L-Server作成等の操作時に、以下のどちらかのメッセージが表示されエラーとなる場合があります。

上記のメッセージが出力された場合、作成等の処理が継続して実行されている場合がありますので、RORコンソールの進捗状況やイベントパネルを確認してください。

[対処]

以下を確認してください。

物理サーバの用途変更を利用して、物理L-Serverの作成、または電源起動をしたとき、進捗状況の画面にVIOM設定情報の更新が表示される場合がある。

[説明]

物理L-Serverの用途変更により、今までとは別の物理L-ServerでVIOMプロファイルを更新したことを示しています。

VIOMプロファイルが最新の状態に更新されるだけであり、問題ではありません。なお、タイミングによって複数回表示されることがあります。

[対処]

必要ありません。