ここでは、42XXX系のメッセージについて説明します。
[説明]
定義ファイルに無効な値があります。
fileにはファイル名が表示されます。
detailには、誤りの詳細が表示されます。誤りが複数検出された場合、カンマ(",")区切りで表示されます。
fileが"l_server.rcxprop"で、detailが"allocate_after_create"または"auto_preserved"の場合
[L-Serverの作成]ダイアログまたは[L-Serverの仕様変更]ダイアログの初期値が正しく設定されていません。このため、意図しない値が指定されている場合があります。
fileが"vnetwork_ibp.rcxprop"で、detailが"support_ibp_mode"の場合
IBPの設定値が正しく設定されていません。
[対処]
ファイル名が"l_server.rcxprop"の場合
detailに表示されたキー値に対応する値について確認し、大文字/小文字の違いを含めて正しい値に変更してください。そのあと、detailに表示された内容に従って、対処を行ってください。
"allocate_after_create"の場合
L-Serverにリソースが割り当てられていても問題ない場合
対処は必要ありません。
L-Serverの定義だけ作成したい場合
L-Serverを削除したあと、再作成してください。
"auto_preserved"の場合
L-Serverにリソースが割り当てられている場合
[L-Serverの仕様変更]ダイアログで"電源切断時のサーバ解放"を変更してください。
L-Serverが定義だけの場合
[L-Serverの定義変更]ダイアログで"電源切断時のサーバ解放"を変更してください。
なお、コマンドでL-Serverの変更を行う場合、Repurposeタグを設定したあと、変更してください。
ファイル名が"vnetwork_ibp.rcxprop"の場合
detailに表示されたキー値に対応する値について確認し、大文字/小文字の違いを含めて正しい値に変更してください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「D.4 セットアップのための事前準備(ネットワーク)」を参照してください。
[説明]
定義ファイルの読み込みに失敗しました。
fileにはファイル名が表示されます。
[対処]
以下を確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再操作してください。
ファイルが存在しない
ファイルやディレクトリのアクセス権
ファイルが他のプログラムでロックされている
[説明]
仮想ストレージからディスクリソースを切り出す際に、ストレージ管理製品で異常が発生しましたが、ディスクリソースの切り出しは正常終了しています。
ただし、ストレージ管理製品上の対処が必要です。
objには、ストレージ管理製品のリソース名が表示されます。
msgには、ストレージ管理製品が出力したメッセージが表示されます。
[対処]
msgに表示されたメッセージを確認し、ストレージ管理製品のマニュアルを参照して対処を実施してください。
[説明]
操作ログへの記録の処理に失敗しました。
[対処]
detailが"filesystem full"の場合
システムログを確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再操作してください。
ディスクまたはファイルシステムのエラーメッセージが表示されていないか
quota制限またはファイルシステム枯渇のメッセージが表示されていないか
[説明]
serverが物理サーバの場合
ネットワークリソースnameで指定したスイッチの外部接続ポートと、NICnumberが接続されていません。
serverがVMホストの場合
ネットワークリソースnameで指定したスイッチの外部接続ポートと、ユーザーが事前に作成した、仮想ネットワークが使用するNICnumberが接続されていません。
ネットワークリソースnameで指定した外部接続ポートの変更後、仮想ネットワークが再作成されていません。
ネットワークリソースnameで指定した物理LANセグメントの変更後、仮想ネットワークが再作成されていません。
[対処]
serverが物理サーバの場合
上記説明の原因に該当する内容を確認し、ネットワークリソースに接続できるNICを指定してください。
serverがVMホストの場合
上記説明の原因に該当する内容を確認し、仮想ネットワークを再作成してください。
[説明]
ネットワークリソースnameで指定した物理LANセグメントと、仮想ネットワークが使用するNICnumberが異なります。
[対処]
以下の場合、必要に応じて仮想ネットワークを再作成してください。
ネットワークリソースnameで指定した物理LANセグメントまたはサーバNIC定義を変更した場合
ネットワークリソースnameで指定した物理LANセグメントと、ユーザーが事前に作成した仮想ネットワークで使用するNICnumberが異なっている場合
[説明]
ネットワークリソースに指定されているLANスイッチブレードswitchのlagnameのリンクアグリゲーション構成のポートが解除されました。このため、lagnameのリンクアグリゲーション構成のポートを指定したネットワークリソースを利用しているL-serverが他のサーバと通信できていない可能性があります。
[対処]
以下のどちらかを行ってください。
解除したリンクアグリゲーション構成のポートがネットワークリソースの外部接続ポートとして不要になった場合、ネットワークリソースの仕様変更により、ネットワークリソースの外部接続ポートから該当するポートを削除してください。
リンクアグリゲーション構成のポートの解除が誤った操作だった場合、再度、LANスイッチブレードswitchの管理コンソールからlagnameのリンクアグリゲーション構成のポートを設定し、RORコンソールからLANスイッチブレードswitchの[更新]ボタンにより本製品に認識させてください。
[説明]
スクリプトリストscriptlist_nameの実行で異常が発生しましたが、以降の処理は継続して実行されました。
ruleset_nameには、ルールセット名が表示されます。
scriptlist_nameには、スクリプトリスト名が表示されます。
detailには、以下の詳細情報が表示されます。
"status of device (device_name) is error. line=n"の場合
ネットワークデバイスdevice_nameの状態が異常です。冗長構成の別ネットワークデバイスの状態は正常のため、本ネットワークデバイスdevice_nameに対するスクリプトは実行せずに処理を継続しました。
device_nameには、ネットワークデバイスの名前が表示されます。
nには、スクリプトを実行しなかったスクリプトリストscriptlist_name内の行番号が表示されます。
"device (device_name) is in maintenance mode. line=n"の場合
ネットワークデバイスdevice_nameがメンテナンス中です。冗長構成の別ネットワークデバイスの状態は正常のため、本ネットワークデバイスdevice_nameに対するスクリプトは実行せずに処理を継続しました。
device_nameには、ネットワークデバイスの名前が表示されます。
nには、スクリプトを実行しなかったスクリプトリストscriptlist_name内の行番号が表示されます。
"deletion of file (file_name) failed"の場合
履歴情報格納域file_nameの削除に失敗しました。
file_nameには、ファイル名またはディレクトリ名が表示されます。
[対処]
テナント管理者またはテナント利用者は、インフラ管理者に本メッセージの情報を通知してください。
インフラ管理者はdetailに表示された内容に従って、対処を行ってください。
"status of device (device_name) is error. line=n"の場合
ネットワークデバイスdevice_nameの状態を正常な状態に復旧させた後、実行予定だったスクリプトリストscriptlist_nameを参考に、ネットワークデバイスdevice_nameに直接ログインし、手動で定義設定してください。
ネットワークデバイスdevice_nameへのログインや定義の削除については、ネットワーク機器のマニュアルを参照してください。
"device (device_name) is in maintenance mode. line=n"の場合
ネットワークデバイスdevice_nameのメンテナンス作業終了後、以下を行ってください。
実行予定だったスクリプトリストscriptlist_nameを参考に、ネットワークデバイスdevice_nameに直接ログインし、手動で定義設定してください。
ネットワークデバイスdevice_nameへのログインや定義の削除については、ネットワーク機器のマニュアルを参照してください。
rcxadm netdevice setコマンドで該当のネットワークデバイスdevice_nameの保守モードの設定を解除してください。
rcxadm netdeviceコマンドについては、「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
"deletion of file (file_name) failed"の場合
履歴情報格納域file_nameが存在する場合、手動で履歴情報格納域file_nameを削除してください。
履歴情報格納域file_nameが存在しない場合は、対処不要です。
[説明]
スクリプトリストscriptlist_nameの実行中に異常が発生したため、スクリプトリストscriptlist_nameの実行は中断されましたが、リソースの解放処理は継続して実行されました。
ruleset_nameには、ルールセット名が表示されます。
scriptlist_nameには、スクリプトリスト名が表示されます。
script_nameには、中断の原因になったスクリプト名、または可変パラメーター変換後の実行スクリプト名が表示されます。
detailには、以下の詳細情報が表示されます。
"unavailable status for auto-config. device=device_name line=n"の場合
スクリプトリストscriptlist_nameに指定されたスクリプトscript_nameを実行するネットワークデバイスdevice_nameは、自動設定対象として選択できないようになっています。
device_nameには、ネットワークデバイスの名前が表示されます。
nには、スクリプトの実行を中断する原因になったスクリプトリストscriptlist_name内の行番号が表示されます。
"scripts execution error. device=device_name result=code line=n"の場合
スクリプトscript_nameの実行中に異常が発生しました。
device_nameには、ネットワークデバイスの名前が表示されます。
codeには、異常が発生したスクリプトの復帰値が表示されます。
"04"の場合
コネクションの切断やタイムアウトなどの異常が発生しましたが、スクリプトは再実行できます。
上記以外の場合
上記以外の異常が発生しました。スクリプトは再実行できません。
nには、スクリプトの実行で異常が発生したスクリプトリストscriptlist_name内の行番号が表示されます。
"execution timeout. device=device_name line=n"の場合
スクリプトリストscriptlist_nameの実行中にタイムアウトが発生しました。
device_nameには、ネットワークデバイスの名前が表示されます。
nには、タイムアウトが発生したスクリプトリストscriptlist_name内の行番号が表示されます。
"internal error. device=device_name line=n"の場合
スクリプトリストscriptlist_nameの実行中に内部エラーが発生しました。
device_nameには、ネットワークデバイスの名前が表示されます。
nには、スクリプトの実行中に内部エラーが発生したスクリプトリストscriptlist_name内の行番号が表示されます。
[対処]
テナント管理者またはテナント利用者は、インフラ管理者に異常発生時の操作内容、および本メッセージの情報を通知してください。
インフラ管理者はdetailに表示された内容に従って、対処を行ってください。
"unavailable status for auto-config. device=device_name line=n"の場合
ネットワークデバイスdevice_nameのネットワーク構成情報を登録または変更するとき、ネットワークデバイスdevice_nameへの自動設定情報(AutoConfigurationタグ)に"false"(自動設定の対象外)を設定していた場合
rcxadm netdevice setコマンドで該当するネットワークデバイスdevice_nameを自動設定対象として選択できるように変更してください。
rcxadm netdeviceコマンドについては、「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
上記以外の場合
本メッセージが出力される前に、以下に示すメッセージで同じネットワークデバイスdevice_nameに対するスクリプトの実行が失敗しています。
出力されているメッセージに従い、ネットワークデバイスdevice_nameでスクリプトの実行に失敗した原因を特定し、対処を行ってください。
対処を行ったあと、rcxadm netdevice setコマンドで該当するネットワークデバイスdevice_nameを自動設定対象として選択できるように変更してください。
rcxadm netdeviceコマンドについては、「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
"scripts execution error. device=device_name result=code line=n"の場合
スクリプトの復帰値と実行ログ情報から原因を特定し、対処を行ってください。
対処後に再度スクリプトを実行する場合、事前にrcxadm netdevice showコマンドで該当するネットワークデバイスdevice_nameが自動設定対象として選択できるかを確認してください。自動設定対象として選択できない状態の場合、rcxadm netdevice setコマンドで該当するネットワークデバイスdevice_nameを自動設定対象として選択できるように変更してください。
rcxadm netdeviceコマンドについては、「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
"execution timeout. device=device_name line=n"の場合
スクリプトの実行で時間がかかっている処理を特定し、対処を行ってください。
"internal error. device=device_name line=n"の場合
本メッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。
スクリプトの実行によって定義の設定が行われたネットワークデバイスdevice_nameに対して定義の削除が必要な場合、ネットワークデバイスdevice_nameに直接ログインし、手動で定義を削除してください。
ネットワークデバイスdevice_nameへのログインや定義の削除については、ネットワーク機器のマニュアルを参照してください。
[説明]
スクリプトリストscriptlist_nameの実行が中断されたことにより、後続のスクリプトが実行されませんでした。
中断した原因については、「メッセージ番号 42751」を参照してください。
ruleset_nameには、ルールセット名が表示されます。
scriptlist_nameには、スクリプトリスト名が表示されます。
script_nameには、実行されなかったスクリプト名、または可変パラメーター変換後の実行されなかったスクリプト名が表示されます。
device_nameには、スクリプトが実行されなかったネットワークデバイスの名前が表示されます。
nには、スクリプトを実行しなかったスクリプトリスト内の行番号が表示されます。
本メッセージは、実行しなかったスクリプトの数だけ出力されます。
[対処]
テナント管理者またはテナント利用者は、インフラ管理者に異常発生時の操作内容、および本メッセージの情報を通知してください。
インフラ管理者は、「メッセージ番号 42751」の対処を行ってください。
「メッセージ番号 42751」の対処を行ったあと、実行予定だったスクリプトscript_nameを参考に、ネットワークデバイスdevice_nameに設定されている定義をネットワークデバイスに直接ログインし、手動で削除してください。
ネットワークデバイスへのログインや定義の削除については、ネットワーク機器のマニュアルを参照してください。
[説明]
ネットワークデバイスnodeidの状態がstatusに変わりました。
[対処]
ネットワークデバイスの状態を確認してください。