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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

1.3.6 rcxadm netdevice

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm netdevice - ネットワークデバイスの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice - ネットワークデバイスの操作


形式

rcxadm netdevice create -file file.xml [-nowait]
rcxadm netdevice delete -name name [-nowait]
rcxadm netdevice list rcxadm netdevice modify -name name -file file.xml [-nowait]
rcxadm
netdevice set -name name -attr {mode={active|maintenance}|auto_conf={true|false}} [-nowait]
rcxadm netdevice show -name name

機能説明

rcxadm netdeviceは、ネットワークデバイスの操作を行うコマンドです。


サブコマンド

create

ネットワークデバイスの作成を行います。

注意

ネットワーク構成情報の定義ファイルに2つ以上のネットワーク機器の情報が設定されていると、機器の登録に失敗し、リソースの作成処理が終了します。
複数のネットワーク機器をネットワークデバイスとして一括登録する場合、rcxadm netconfigコマンドで行ってください。

delete

ネットワークデバイスの削除を行います。

list

ネットワークデバイスの一覧を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.13 ネットワークデバイスの情報

項目名

内容

NAME

ネットワークデバイス名

IPADDRESS

ネットワークデバイスの管理IPアドレス

NETDEVICE_TYPES

ネットワークデバイスの種別

複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

STATUS

ネットワークデバイスの動作状態

以下のどれかが表示されます。

  • 正常の場合

    "normal"が表示されます。

  • 異常の場合

    "error"が表示されます。

  • 状態が不明の場合

    "unknown"が表示されます。

MAINTENANCE

ネットワークデバイスに対する保守モードの設定状態

以下のどちらかが表示されます。

  • 保守モードが設定されている場合

    "ON"が表示されます。

  • 保守モードが設定されていない場合

    "OFF"が表示されます。

modify

ネットワークデバイスの変更を行います。

set

ネットワークデバイスの保守モードの切替え、またはネットワークデバイスの自動設定対象の切替えを行います。

show

ネットワークデバイスの詳細表示を行います。

以下の情報を表示します。

表1.14 ネットワークデバイスの詳細情報

項目名

内容

Name

ネットワークデバイス名

SystemName

システム名

IPAddress

管理IPアドレス

ProductName

装置名(製品名)

ModelName

モデル名

VendorName

ベンダー名

Firmware

ファームウェア版数

Location

装置の場所が表示されます。

Status

ネットワークデバイスの動作状態

以下のどれかが表示されます。

  • 正常の場合

    "normal"が表示されます。

  • 異常の場合

    "error"が表示されます。

  • 状態が不明の場合

    "unknown"が表示されます。

NetdeviceTypes

ネットワークデバイスの種別

複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。
種別が省略されている場合、項目名だけ表示され、種別は表示されません。

Maintenance

ネットワークデバイスに対する保守モードの設定状態

以下のどちらかが表示されます。

  • 保守モードが設定されている場合

    "ON"が表示されます。

  • 保守モードが設定されていない場合

    "OFF"が表示されます。

AutoConfiguration

自動設定時の選択対象状態

自動設定時に設定対象として選択可能かの状態が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。

  • 自動設定対象として選択できる場合

    "true"が表示されます。

  • 自動設定対象として選択できない場合

    "false"が表示されます。

登録後は、ネットワーク構成情報のXML定義の"ネットワークデバイスへの自動設定(AutoConfigurationタグ)"に指定した内容("true"または"false")が表示されます。
ただし、登録時に"true"が指定されていたネットワークデバイスへの自動設定に失敗すると、自動設定の対象外となり、表示も"false"に変わります。

Redundancy

グループID

Redundancy[GroupDevice]

グループ機器名

複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

Port[num]

ポート名

numには、ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

Port[num][Link]

ポートの結線状態

以下のどれかが表示されます。

  • リンクアップ状態の場合

    "up"が表示されます。

  • リンクダウン状態の場合

    "down"が表示されます。

  • 不明の場合

    "unknown"が表示されます。

numには、ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

Port[num][PhysicalState]

ポートの通信状態

回線速度/通信モードの形式で表示されます。回線速度の単位はMbpsです。
通信モードには、以下のどれかが表示されます。

  • 全二重回線の場合

    "F"が表示されます。

  • 半二重回線の場合

    "H"が表示されます。

  • 不明の場合

    ハイフン("-")が表示されます。

numには、ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

Vlan[num]

VLAN ID

numには、VLAN要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

Vlan[num][UntaggedPort]

VLAN IDのUntaggedポートに所属するポートのポート名

numには、VLAN要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。
複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

Vlan[num][TaggedPort]

VLAN IDのTaggedポートに所属するポートのポート名

numには、VLAN要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。
複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

Link[num][NeighborResourceName]

ポート番号[num]と結線されているリソース名

numには、ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

Link[num][NeighborPort]

ポート番号[num]と結線されているリソースのポート名

numには、ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

AllocatedResources[Firewall]

自動設定で割り当てられたファイアーウォール名

複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

AllocatedResources[Network]

自動設定で割り当てられたネットワークリソース名

複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

LoginInfo[num][User]

アカウントのユーザー名

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][IPAddress]

アカウントの接続先IPアドレス

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][Port]

アカウント接続先ポート番号

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][Protocol]

アカウントの使用するプロトコル名

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][Authority]

アカウントの権限

以下のどちらかが表示されます。

  • 管理者権限の場合

    "administrator"が表示されます。

  • 利用者権限の場合

    "user"が表示されます。

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][Tenant]

アカウントのテナント名

種別が"Firewall"でテナント名が設定されている場合だけ、テナント名が表示されます。
その他の場合、項目名およびテナント名は表示されません。
numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][AuthType]

アカウントの認証情報の管理方法

以下のどちらかが表示されます。

  • ネットワークデバイス内で管理している場合

    "local password"が表示されます。

  • 外部サーバで管理している場合

    "external server"が表示されます。

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

LoginInfo[num][LoginCheck]

アカウントが使用できるかの確認結果

以下のどれかが表示されます。

  • 使用できる場合

    "Successful"が表示されます。

  • 使用できない場合

    "Failed"が表示されます。

  • 未確認の場合

    "Unchecked"が表示されます。

numには、アカウント要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。

Ruleset[num]

ルールセット名

numには、ルールセット要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。
ルールセットが省略されている場合、項目名およびルールセット名は表示されません。

Ruleset[num][Info]

ルールセットの説明

numには、ルールセット要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。
ルールセットが省略されている場合、項目名およびルールセットの説明は表示されません。

SnmpCommunityName

SNMPのコミュニティー名

FaultMonitoringMethod

障害監視方法

以下のどちらかが表示されます。

  • pingによる生存監視が行われている場合

    "ping"が表示されます。

  • SNMPによる状態監視が行われている場合

    "SNMP"が表示されます。

複数の監視方法を設定している場合、カンマで区切って表示されます。

FaultMonitoringInterval(s)

障害監視間隔(単位: 秒)

FaultMonitoringRetry

障害監視のリトライ回数

FaultMonitoringTimeout(s)

障害監視のタイムアウト時間(単位: 秒)


オプション

-attr {mode={active|maintenance}|auto_conf={true|false}}

ネットワークデバイスの保守モードの切替え、または自動設定対象の切替えを指定します。

-attr mode=active

保守モードを解除します。

-attr mode=maintenance

保守モードを設定します。

-attr auto_conf=true

自動設定対象として選択できるようにします。

-attr auto_conf=false

自動設定対象として選択できないようにします。

-file file.xml

file.xmlには、作成するネットワークデバイスを定義したXMLファイルを指定します。
XMLファイルの定義については、「2.6.1 作成」を参照してください。

-name name

nameには、ネットワークデバイス名を指定します。

-nowait

サブコマンドで指定したネットワークデバイスの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。


使用例