名前
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm network - ネットワークリソースの操作
【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm network - ネットワークリソースの操作
形式
rcxadm network create -file file.xml [-nowait]
rcxadm network list
rcxadm network show -name name [-format {text|xml}]
rcxadm network move -name name -to pool [-nowait] rcxadm network delete -name name [-nowait]
rcxadm network modify -name name -file file.xml [-nowait]
機能説明
rcxadm networkは、ネットワークリソースを操作するためのコマンドです。
通信経路になるネットワークのネットワークリソースを定義し、割り当てるIPアドレス範囲やサブネットマスクなどの情報を管理できます。
サブコマンド
ネットワークリソースを作成します。
ネットワークデバイスへの自動設定機能を利用している場合、設定用として配置されているスクリプトが実行され、ネットワークデバイスへ自動設定(定義の追加)が行われます。
ネットワークリソースを変更します。
ネットワークデバイスへの自動設定機能を利用している場合、設定変更用として配置されているスクリプトが実行され、ネットワークデバイスへ自動設定(定義の変更)が行われます。
ネットワークリソースの一覧を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ネットワークリソース名 |
VLAN_ID | ネットワークリソースのVLAN ID |
SUBNET | ネットワークリソースのサブネット |
LABEL | ネットワークリソースのラベル |
TYPE | ネットワークリソース種別 以下のどちらかが表示されます。
|
ネットワークリソースの詳細を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ネットワークリソース名 |
TYPE | ネットワークリソース種別 以下のどちらかが表示されます。
|
LABEL | ネットワークリソースのラベル |
AUTO | ネットワークリソースの自動設定 以下のどちらかが表示されます。
|
COMMENT | ネットワークリソースのコメント |
VLAN_ID | ネットワークリソースのVLAN ID |
PHYSICAL_LAN_SEGMENT | ネットワークリソースの物理LANセグメント名 物理LANセグメントが設定されていない場合、内容は表示されません。 |
AUTO_SWITCH_CONFIGURATION | ネットワークデバイス(L2スイッチ)の自動設定 以下のどちらかが表示されます。
ネットワークデバイス(L2スイッチ)の自動設定が設定されていない場合、項目名だけ表示され、自動設定の内容は表示されません。 |
RULESET_NAME | ネットワークリソースで使用するルールセット名 ルールセットが登録されていない場合、項目名だけ表示され、ルールセット名は表示されません。 |
SUBNET | ネットワークリソースのサブネット |
MASK | ネットワークリソースのサブネットマスク |
START - END | 自動設定を行うIPアドレスの範囲 |
EXCLUDE_ADDRESS_RANGE [num] | 自動設定外とするIPアドレスの範囲 numには、自動設定外とするIPアドレスの範囲のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。 |
DEFAULT_GATEWAY | デフォルトゲートウェイ デフォルトゲートウェイが設定されていない場合、本項目は表示されません。 |
VLAN_AUTO_SETTING | 外部接続ポートのVLAN自動設定 以下のどちらかが表示されます。
|
EXTERNAL_PORT_CHASSIS [num] | 外部接続ポートのシャーシ名 numには、外部接続ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。 |
EXTERNAL_PORT_SWITCH [num] | 外部接続ポートのスイッチ名 numには、外部接続ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。 |
EXTERNAL_PORT_NUMBER [num] | 外部接続ポートのポート番号 物理ポートを指定している場合に本項目は表示されます。 numには、外部接続ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。 |
EXTERNAL_PORT_LAG [num] | 外部接続ポートのリンクアグリゲーショングループ名 リンクアグリゲーション構成したポートを指定している場合に本項目は表示されます。 ネットワークリソースの作成または仕様変更時に指定されたリンクアグリゲーショングループが解除された場合は、[changed]と表示されます。 numには、外部接続ポート要素のインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。 |
L_SERVER [num] | ネットワークリソースに接続されているL-Serverの名前と、使用しているIPアドレス numには、ネットワークリソースに接続されているL-Serverのインデックス番号が表示されます。番号は、"0"から始まる整数です。 |
ネットワークリソースを指定したリソースプールに移動します。
ネットワークリソースを削除します。
ネットワークデバイスへの自動設定機能を利用している場合、設定削除用として配置されているスクリプトが実行され、ネットワークデバイスへ自動設定(定義の削除)が行われます。
オプション
file.xmlには、ネットワークリソースを定義したXMLファイルを指定します。
XMLファイルの定義については、「2.5.1 作成」を参照してください。
表示形式を指定します。
-formatを省略するとtext(テキスト形式)で表示されます。
テキスト形式で情報が表示されます。
XML形式(XMLタグなどを含む)で情報が表示されます。
サブコマンドで指定したネットワークリソースの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。
nameには、操作対象のネットワークリソース名を指定します。
poolには、移動先リソースフォルダーを指定します。
階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
使用例
ネットワークリソースの一覧情報を表示する場合
>rcxadm network list <RETURN>
NAME VLAN_ID SUBNET LABEL TYPE
---- ------- ------ ----- ----
net_aa1 - 20.10.10.0 net_label admin
net_aa2 - 20.10.11.0 - |
ネットワークリソースの詳細情報を表示する場合
>rcxadm network show -name net_aa1 <RETURN>
name: net_aa1
type: admin
label: net_label
auto: true
comment: net_comment
vlan_id: 1234
physical_lan_segment: A
auto_switch_configuration: true
ruleset_name: rule1
subnet: 20.10.10.0
mask: 255.255.255.0
start - end: 20.10.10.1 - 20.10.10.254
exclude_address_range[0]: 20.10.10.1 - 20.10.10.10
exclude_address_range[1]: 20.10.10.51 - 20.10.10.55
default_gateway: 20.10.10.1
vlan_auto_setting: true
external_port_chassis[0]: chassis
external_port_switch[0]: switch_aa
external_port_lag[0]: linkaggregation1
external_port_chassis[1]: chassis
external_port_switch[1]: switch_bb
external_port_number[1]: 41
external_port_chassis[2]: chassis2
external_port_switch[2]: switch_cc
external_port_lag[2]: linkaggregation2 [changed]
l_server[0]: a (20.10.10.2) |