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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

A.2.3 バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル

業務ボリュームのバックアップ前処理では、他アプリケーションとの一時的なアクセス競合を回避するため、ロックに失敗した場合にロック処理をリトライします。標準のリトライ動作は以下のとおりです。

リトライの回数と間隔は、「バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル」で変更できます。
このファイルでは、業務ボリュームのバックアップ前処理に対して、以下の動作も指示できます。

注意

バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルは、「12.2.3.2 swstresback(資源バックアップコマンド)」でバックアップされません。このファイルを使用して運用する場合は、copyコマンドなどでバックアップする必要があります。


ファイル名と格納場所

バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルは、以下の名前で作成してください。

ファイルの記述例と記述規約

ファイルの記述例は、以下のとおりです。

[g1d1p1]
BufferFlushOnly=off
LockForceMode=on
LockRetryNumber=10
LockRetryInterval=5000
[g1d1p2]
BufferFlushOnly=on
[ANY]
BufferFlushOnly=off
LockForceMode=off
LockRetryNumber=20
LockRetryInterval=2000

ファイルの記述規約は、以下のとおりです。

表A.4 BTRANLOCK.INIファイルに指定できるパラメーター

パラメーター

説明

BufferFlushOnly

業務ボリュームをロックする代わりに、業務ボリュームのファイルシステムバッファーをフラッシュすることを指定します。

on(デフォルト値): バッファーをフラッシュする(ロックしない)
off: バッファーをフラッシュしない(ロックする)

swstbackupコマンドに-Xflushオプションが指定され、かつ、BufferFlushOnly=offの場合は、-Xflushオプションが優先されます。

BufferFlushOnlyがoffに指定されていない場合は、ほかのパラメーター(LockForceMode、LockRetryNumber、LockRetryInterval)は、すべて無効となります。

本パラメーターをonにする場合、業務ボリュームへのすべての書込み処理を事前に停止する必要があります。書込み処理を停止しない状態でバックアップした場合、業務ボリュームのデータ内容は保証されません。

NoPrePostがonの場合、本パラメーターは無効となります。

LockForceMode

ロック処理をリトライする前に、ボリュームのマウントを解除するかを指定します。

off(デフォルト値): マウントを解除しない
on: マウントを解除する

ボリュームのマウントが解除されると、そのボリュームに対して開いているすべてのハンドルが無効となります。

※マウント解除後にボリュームがすぐに使用中になる場合は、ロックできないことがあります。

BufferFlushOnly=onまたはNoPrePost=onの場合、本パラメーターは無効となります。

LockRetryNumber

ロック処理のリトライ回数を指定します。指定できる値は、1~10000です。デフォルト値は20(回)です。

指定回数分リトライしてもロックできない場合は、処理を中断してコマンドを異常終了させます。

BufferFlushOnly=onまたはNoPrePost=onの場合、本パラメーターは無効となります。

LockRetryInterval

ロック処理のリトライ間隔(ミリ秒単位)を指定します。指定できる値は、1~600000(10分)です。デフォルト値は1000(1秒)です。

BufferFlushOnly=onまたはNoPrePost=onの場合、本パラメーターは無効となります。

NoPrePost

バックアップ前後処理を実施するかを指定します。

off(デフォルト値): 実施する
on: 実施しない

NoPrePost=onの場合、ほかのパラメーター(BufferFlushOnly、LockForceMode、LockRetryNumber、LockRetryInterval)は無効となります。