AdvancedCopy Managerでのバックアップは、「12.2.2.1 swstbackup(バックアップ実行コマンド)」に-Xflushオプションを指定する、または、「バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル」のBufferFlushOnlyをonに設定することで、業務ボリュームをロックせずにファイルシステムバッファーをフラッシュします。
業務ボリュームをロックしたい場合は、swstbackup(バックアップ実行コマンド)に-Xflushオプションを指定しない、かつ、バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルのBufferFlushOnlyをoffに設定します。
バックアップボリュームは、前処理でロックされます。バックアップボリュームは、バックアップ同期処理開始またはスナップショット処理開始でロックされ、バックアップ後処理でロック解除されます。
契機 | 内容 |
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同期処理開始の前処理 (swststartsyncコマンド内で実施される) |
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同期処理開始の後処理 (クラスタシステムの場合、swststartsyncコマンド内で実施される) |
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バックアップの前処理 (swstbackupコマンド内で実施される) |
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バックアップの後処理 (swstbackupコマンド内で実施される) |
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契機 | 内容 |
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同期処理開始の前処理 | バックアップボリュームをロックします。 |
同期処理開始の後処理 |
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バックアップの前処理 |
-Xflushオプション指定の有無、またはBufferFlushOnlyの値に関係なく、業務ボリュームのファイルシステムバッファーをフラッシュします。 |
バックアップの後処理 |
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ユーザー固有の処理を前後処理に追加する場合は、その処理をバックアップ前後処理スクリプトに追加してください。
スクリプトは、JScript言語で記述されており、Windows Scripting Host(WSH)上で実行されます。
スクリプトをカスタマイズする場合は、以下のエラーコード規約に従ってください。
エラーコード | 用途 |
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0~99 | 使用不可(AdvancedCopy Managerが予約) |
100~255 | 使用可能 |
注意
後処理に失敗した場合、資源情報の整合性が不完全になっている可能性があるため、「12.2.3.1 swstsrsemtch(資源整合コマンド)」を実行してください。
以下に前後処理の動作イメージを示します。