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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

8.1.6 構成変更

バックアップ運用を構成する資源を変更する場合、AdvancedCopy Managerの設定情報を変更する必要があります。本項では各種変更に伴う、設定情報の変更方法を説明します。

8.1.6.1 複製元/複製先ボリュームのデバイス情報の変更

複製元/複製先ボリュームに使用しているデバイス情報のサイズや構成変更を行う場合は、複製元/複製先ボリュームの削除処理を行ったあとにデバイス構成変更を行い、複製元/複製先ボリュームの設定処理を行います。

本作業は、必ず、複製元/複製先ボリュームのサイズや構成変更を行う前に実施する必要があります。本作業を行わない場合、デバイス構成変更後の複製元/複製先ボリュームの削除ができない場合があります。

  1. デバイスの変更対象の複製元/複製先ボリュームに対して削除処理を行います。詳細は、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。

  2. デバイスの構成変更を行います。

  3. デバイスの追加処理を行います。「7.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して作業を実施してください。

  4. 複製元/複製先ボリュームの設定を行います。

  5. ドライブ文字マップファイルを変更します。

8.1.6.2 プロバイダ設定情報の変更

ディスク(LUN)の構成変更を行う場合は、以下の手順を実施してください。

  1. Exchangeサーバのプライマリノードで、「12.5.13 eternus_query(状況照会コマンド)」を実行してコピー状況を確認し、実行中のコピー処理がある場合は、「12.5.14 eternus_stopcopy(コピー停止コマンド)」でコピー処理を停止してください。

  2. Exchangeサーバのプライマリノードで、「12.5.10 eternus_copyset(コピーセット登録/削除/照会コマンド)」を実行してプロバイダのコピーセット情報を削除してください。

  3. デバイスの変更対象の複製元/複製先ボリュームに対して削除処理を行います。詳細は、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。

  4. デバイスの構成変更を行います。

  5. デバイスの追加処理を行います。「7.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して作業を実施してください。

  6. Exchangeサーバのプライマリノードで、「12.5.10 eternus_copyset(コピーセット登録/削除/照会コマンド)」を実行してプロバイダのコピーセット情報を登録してください。

  7. 8.1.3.7 プロバイダ管理ファイルの退避」を実施してください。

  8. 8.1.3.8 デバイス定義ファイルの作成」を実施してください。

  9. 8.1.3.9 デバイス定義ファイルの退避」を実施してください。

  10. 複製元/複製先ボリュームの設定を行います。

  11. ドライブ文字マップファイルを変更します。

8.1.6.3 ストレージグループ情報の変更

12.5.1 swsrpdbinfo_ex2k3/swsrpdbinfo_exchange(Exchangeデータベース情報登録コマンド)」で登録したストレージグループ情報に変更がある場合は、「12.5.1 swsrpdbinfo_ex2k3/swsrpdbinfo_exchange(Exchangeデータベース情報登録コマンド)」を再実行して変更内容をAdvancedCopy Managerに反映させる必要があります。

ストレージグループ情報の変更が複製元/複製先ボリュームのデバイス情報の変更によるものである場合は、Exchangeデータベース情報登録コマンドを実行する前に複製元/複製先ボリュームのデバイス情報を変更する必要があります。

8.1.6.4 管理対象サーバのサーバ名の変更

管理対象サーバ(Storageサーバ)のサーバ名を変更する場合は、以下の手順を実施してください。

  1. Exchangeサーバのプライマリノードで、「12.5.13 eternus_query(状況照会コマンド)」を実行してコピー状況を確認し、実行中のコピー処理がある場合は、「12.5.14 eternus_stopcopy(コピー停止コマンド)」でコピー処理を停止してください。

  2. 複製元/複製先ボリュームに対して削除処理を行います。詳細は、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。

  3. 管理対象サーバのサーバ名を変更します。詳細は、「11.5.4 運用管理サーバ/管理対象サーバのサーバ名の変更」を参照してください。

  4. Exchangeサーバのプライマリノードで、「12.5.15 eternus_chgsrv(コピーセット情報サーバ名変更コマンド)」を実行してプロバイダのコピーセット情報を登録してください。「12.5.10 eternus_copyset(コピーセット登録/削除/照会コマンド)」を実行して、変更した内容を確認してください。

  5. バックアップサーバで、「12.5.15 eternus_chgsrv(コピーセット情報サーバ名変更コマンド)」を実行してプロバイダのコピーセット情報を登録してください。

  6. 8.1.3.7 プロバイダ管理ファイルの退避」を実施してください。

  7. 8.1.3.8 デバイス定義ファイルの作成」を実施してください。

  8. 8.1.3.9 デバイス定義ファイルの退避」を実施してください。

  9. 複製元/複製先ボリュームの設定を行います。