もっとも簡単な[Live Help CM]コンピュータのセットアップは、誰もが利用できるサポートセンターを1つ設けることです。通常は、デフォルトの“Support TCP/IP”サポートセンターだけで十分でしょう。
しかし、複数のサポートセンターが必要な場合もあります。(複数のサポートセンターを使用するメリットについては、“Live Help CMの概要”-“サポートセンターの役割とメリット”を参照して下さい)
また、サポートセンターの構成情報を変更したり、不要になったサポートセンターを削除したりしたい場合もあるでしょう。
その場合は、[Live Help CM管理]プログラムを使用して、サポートセンターの構成を変更します。
各操作に進む前に、以下の手順でサポートセンターの構成を変更したい[Live Help CM]コンピュータに接続してください。
[Live Help CM]プログラムを起動する
[Live Help CM] コンピュータで[Live Help CM] サービスを起動します。
[Live Help CM管理]プログラムを起動する
[Live Help CM管理]プログラムを起動します。
[Live Help CM]コンピュータを選択する
[Live Help CM]コンピュータリストボックスに、サポートセンターの構成を変更したい[Live Help CM]コンピュータの名前が表示されていない場合、ドロップダウンリストから希望の[Live Help CM]コンピュータを選択します。デフォルトでは、“Connection Manager 1”という名前の[Live Help CM]コンピュータが選択されています。
各ステップの詳細な手順については、以下を参照して下さい。
サポートセンターを追加するには、以下の操作を行ってください。
[センター]-[センターの追加]コマンドを選択する
[センターの構成情報]ダイアログボックスが表示されたら、[センター]パネルで以下の情報を指定する
名前:
サポートセンターの名前を入力します。例としては、「経理部門支援」や「技術支援」などがあります。
ポイント
サポートセンターの名前は、他のサポートセンターと重複しないようにしてください。たとえば、「ヘルプデスク」という名前のサポートセンターが2つある場合、エキスパートはクライアントを見つけるのに、どちらのサポートセンターを選択すればいいのかわかりません。他のサポートセンターと混同しないように、なるべくわかりやすい名前(サポートセンターを使用する人達の組織名、またはサポートセンターの使用目的など)でサポートセンターを作成することをお勧めします。
同時セッション:
セッション数を制限しない場合は、[無制限]を選択します。数を制限する場合は[制限数]を選択し、セッション数の上限値を入力します。同時に開けるセッション数を制限すると、使用する帯域幅の量を制御することができます。
特別な事情がなければ、デフォルトの無制限を選択することをお勧めします。
制限つきのセッション権限をユーザに与えたい場合、[別名]パネルのタブをクリックして、以下の情報を指定する(セッションの権利を制限する必要がない場合、この手順は不要)
開始専用:
サポートセッションを開くことしかできないサポートセンターを作成したい場合、このフィールドにサポートセンター名を入力します。
「開始専用」サポートセンターを使っているユーザは、セッションに参加することはできません。[セッションを開く]ダイアログボックスや、[セッションに参加する]ダイアログボックスの[開かれているセッション]リストボックスには、(同じ「開始専用」サポートセンターで開かれているセッションも含めて)セッション名は一切表示されません。
参加専用:
サポートセッションに参加することしかできないサポートセンターを作成したい場合、このフィールドにサポートセンター名を入力します。
「参加専用」サポートセンターを使っているユーザは、サポートセッションを開くことはできません。[セッションへ参加する]ダイアログボックスの[開かれているセッション]リストボックスには、「上位」サポートセンターまたは「開始専用」サポートセンターの名前を使って開かれたセッションが表示されます。
「上位」サポートセンターとは、[センター]パネルの[名前]テキストボックスで指定したサポートセンターのことです。[開始専用]または[参加専用]テキストボックスに入力する名前は、「上位」サポートセンターを使用するための別名です。
たとえば、「参加専用」サポートセンターを作成した場合、そのセンターの利用者は実際には「上位」サポートセンターのセッションに「権利が制限された状態で」参加しているのです。[Live Help CM]コンピュータは、利用者がセッションを開いたり、セッションに入ったりしようとしたときに特権の管理を行い、与えられた権利内での使用だけを許可します。
ポイント
「開始専用」の場合は「開始」または「要請」、「参加専用」の場合は「参加」または「支援」というような言葉を名前に入れることをお勧めします。たとえば、上位のサポートセンターの名前が 「役員」なら、「開始専用」の名前は「役員要請」のようにします。
通常は、ユーザの権限を制限しないことをお勧めします。
[OK]ボタンをクリックする
[センター]リストボックスに追加したサポートセンターが表示されます。「開始専用」または「参加専用」のサポートセンター名を指定した場合は、「上位」サポートセンターの下にその名前がぶら下がって表示されます。
注意
サポートセンターを追加した場合、CCLファイルを作成し、配布する必要があります。CCLファイルの作成方法および配布方法については“CCLファイルの作成/配布/削除”の“CCLファイルを作成する”および“CCLファイルを配布する”を参照して下さい。
サポートセンターの構成情報を変更するには、以下の操作を行ってください。
[センター]リストボックスで、該当するエントリをクリックして強調表示させる
[センター]-[センターの設定]コマンドを選択する
[センターの構成情報]ダイアログボックスが表示されたら、必要に応じて情報を変更する
各設定項目の詳細については“サポートセンターを追加する”を参照して下さい。
[OK]ボタンをクリックする
変更した設定が反映されます。
注意
サポートセンター名もしくはサポートセンターの別名を変更した場合、該当するサポートセンター用のCCLファイルも更新する必要があります。名前が変更されたサポートセンター用に新しいCCLファイルを作成し、そのサポートセンターを使用しているエキスパートおよびクライアントに配布して下さい。CCLファイルの作成方法および配布方法については“CCLファイルの作成/配布/削除”の“CCLファイルを作成する”および“CCLファイルを配布する”を参照して下さい。
サポートセンターを削除するには、以下の操作を行ってください。
[センター]リストボックスで、削除したいサポートセンターをクリックして強調表示させる
[センター]-[センターの削除]コマンドを選択する
削除を確認するダイアログボックスが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする
[Live Help CM]コンピュータから該当するサポートセンターが削除されます。
注意
サポートセンターを削除した場合、そのサポートセンター用のCCLファイルも削除する必要があります。CCLファイルの削除方法については“CCLファイルの作成/配布/削除”-“CCLファイルを削除する”を参照してください。