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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

6.2 Directoryサービス

ここでは、Directoryサービスについて説明します。

Directoryサービスのインストール

Directoryサービスは、サーバのインストール時にディレクトリサーバのセットアップを選択することによってインストールされます。Directoryサービスは、複数のサーバにインストールできません。Directoryサービスをインストールしたサーバをディレクトリサーバと呼びます。

Directoryサービスの削除

Directoryサービスは、削除できません。

ユーザアカウントの登録

システム管理者、Directoryマネージャ、および、ユーザアカウントの登録権限が与えられたユーザは、ディレクトリにユーザを登録できます。登録方法については、"第5章 ユーザの管理"を参照してください。

ユーザアカウントの一括登録

ディレクトリに複数のユーザを一括して登録できます。登録方法については、"B.1.2 ローカルユーザ情報の登録/更新/削除"~"B.1.4 ローカルユーザ情報ファイル"を参照してください。

他サイトのユーザ情報の一括登録

他サイトのTeamWARE Officeの複数のユーザ情報を、外部エントリとして一括して登録できます。メッセージルータにほかのサイトとメール交換するための設定を行えば、サイト間でメールの交換が可能となります。

外部エントリの一括登録方法については、"B.6.1 TeamWARE Office V5.2形式の移出"~"B.6.3 TeamWARE Office V5.2形式の移出/移入ファイル"を参照してください。

ディスク使用量の管理

システム管理者は、Adminを使用してDirectoryデータベースの最大値を指定できます。この値を超えてデータベースが使用されると、システム管理者にアラートが通知されます。設定する方法については、"14.4.3 サービスの詳細情報"の"全般情報"を参照してください。

イベントログの採取と表示

Directoryサービスは、システムイベントログ、監査イベントログ、およびビリングイベントログを採取します。システム管理者は、Adminを使用して各種ログの採取を有効にすることにより、Directoryサービスの運用状況や利用状況を監視できます。たとえば、監査イベントログを解析することにより、不当なログインや新規ユーザの登録状況などを監視できます。

システムイベントログ、監査イベントログ、およびビリングイベントログの採取方法と参照方法については、"14.7 ログ情報の表示"を参照してください。

使用状況の監視

Directoryサービスは、Directoryサービスの使用状況を収集しています。システム管理者は、Adminを使用して、サービスの統計情報を監視できます。統計情報の参照方法については、"14.8.2 統計情報の監視"を参照してください。

キャッシュサイズの変更

大規模なデータベースをもつセンタなどでは、Directoryデータベースのインデックスキャッシュの容量を変更する必要があります。インデックスキャッシュの値を大きくすると、Directoryデータベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、値を大きくしすぎるとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定する必要があります。キャッシュサイズの見積もりについては"16.2 インデックスキャッシュサイズの設定"を参照してください。

この値は、[to config]コマンドで変更できます。変更方法を以下に示します。[to config]コマンドの詳細については、"C.5 サーバのセットアップ"を参照してください。

  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. [to config]コマンドを起動して、エキスパートモードを選択します。

  3. オプションセットアップで"サーバ"を選択します。

  4. サーバセットアップオプションで、"ディレクトリサーバ更新"を選択します。

  5. キャッシュサイズの変更メニューで新しい値を設定します。

  6. TeamWARE Officeサーバを再起動します。