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ETERNUS SF Express 15.2/ Storage Cruiser 15.2/ AdvancedCopy Manager 15.2 導入ガイド
ETERNUS

2.2.6 運用に必要な資源【Linux環境】

2.2.6.1 動的ディスク容量

ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Expressマネージャー運用時

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

/etc/opt/FJSVswstf

a

a: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.4 データベース領域の見積り」を参照してください。

/var/opt/FJSVswstf

b

b: 性能管理実施時に必要です。詳細は「性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。

/var/opt/FJSVesfcm

c

c: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

/var/opt/FJSVesflm

20

ライセンス管理機能に必要な容量です。


性能管理実施時に必要な容量

性能管理を実施する場合は、対象のストレージ装置の論理ユニット数(確保LU数)、ディスク筐体数(搭載DE数)に応じて、以下の容量を追加してください。

8 * (240 + (1.2 + 0.3 * 搭載DE数 + 0.3 * (確保LU数 + 確保RAIDGroup数[注])) * 1440 + (95 * 搭載DE数) + (50 * (確保LU数 + 確保RAIDGroup数[注]))) / 1024 + 2.61

注 : RAIDGroup数は、LUから作成されているRAIDGroupの数です。

共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 300 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) * ユーザー数 / 500

  • サーバ数:管理対象サーバの台数

  • スイッチ数:管理対象のスイッチの台数

  • 装置数:管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数:管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数:管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数:管理対象のボリューム数

  • ユーザー数:Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)


Storage Cruiserマネージャー運用時

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

/etc/opt/FJSVssmgr

5 + 1(注1) + 1.2(注2) + 65(注3)

注1: 環境定義ファイル
注2: データベース(MW連携)
注3: リポジトリ用データベースの容量
※最大100製品として計算

/var/opt/FJSVssmgr

1055 + 35(注4) + 20(注5) + a

a: Storage Cruiser用リポジトリ
※データベースの所要量は、登録サーバ1000台、デバイス各2台として計算 (12KB * 登録したサーバ台数 + 4KB * 登録したデバイス数)
注4: ログ
注5: データベース

/var/opt/FJSVesfcm

b

b: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

/var/opt/FJSVesflm

20

ライセンス管理機能に必要な容量です。


Storage Cruiser用リポジトリ

管理対象のストレージ装置、サーバノード、スイッチの台数に応じて、以下の容量を追加してください。

容量(MB) = 1 + [管理対象の装置数] * 4

管理対象のストレージ装置の台数に応じて、上記の容量に以下の容量の合計を追加してください。

  • ETERNUS DX80 S2/DX90 S2 (ファームウェア版数がV10L40以降)の場合

    容量(MB) = [管理対象の装置数] * 4

  • ETERNUS DX400 S2 series (ファームウェア版数がV10L40以降)の場合

    容量(MB) = [管理対象の装置数] * 6

  • ETERNUS DX8000 S2 series (ファームウェア版数がV10L40以降)の場合

    容量(MB) = [管理対象の装置数] * 23

  • 上記以外の場合

    容量(MB) = 0

また、性能管理を実施する場合は、性能情報採取対象の装置および性能情報の確保日数に応じた容量が必要です。

詳細は「付録C 性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。

共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 300 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) * ユーザー数 / 500

  • サーバ数:管理対象サーバの台数

  • スイッチ数:管理対象のスイッチの台数

  • 装置数:管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数:管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数:管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数:管理対象のボリューム数

  • ユーザー数:Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)


AdvancedCopy Managerマネージャー運用時

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

/etc/opt

バックアップ運用を実施する場合

  • Symfowareをバックアップしない場合
    (a + 35 * b) / 1024 + 0.4

  • Symfowareをバックアップする場合
    ((a + 35 * b) + (b + 0.5 * c)) / 1024 + 0.4

運用に応じて、必要量を加算してください。

a: バックアップボリュームの個数
b: 業務ボリュームの個数
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数
d: レプリケーション運用に使用する、複製元/複製先ボリュームのペア数

レプリケーション運用を実施する場合

(1.1 * d) / 1024 + 0.4

/var

1106

-

/var/opt

  • クラスタ運用しない場合
    13 + f + g + 20(注1)

  • クラスタ運用する場合
    26 + 4 * e + f + g + 20(注1)

e: 業務数(ローカル業務を含む)です。
f: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.4 データベース領域の見積り」を参照してください。
g: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 300 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) * ユーザー数 / 500

  • サーバ数:管理対象サーバの台数

  • スイッチ数:管理対象のスイッチの台数

  • 装置数:管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数:管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数:管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数:管理対象のボリューム数

  • ユーザー数:Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)


2.2.6.2 メモリ容量

ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリ追加が必要です。