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ETERNUS SF Express 15.2/ Storage Cruiser 15.2/ AdvancedCopy Manager 15.2 導入ガイド
ETERNUS

2.2.4 運用に必要な資源【Windows環境】

2.2.4.1 動的ディスク容量

ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Expressマネージャ運用時

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

環境設定ディレクトリ

a + b

a:リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.4 データベース領域の見積り」を参照してください。

b: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

作業用ディレクトリ

c + 20(注1)

c: 性能管理実施時に必要です。詳細は「性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。


性能管理実施時に必要な容量

性能管理を実施する場合は、対象のストレージ装置の論理ユニット数(確保LU数)、ディスク筐体数(搭載DE数)に応じて、以下の容量を追加してください。

8 * (240 + (1.2 + 0.3 * 搭載DE数 + 0.3 * (確保LU数 + 確保RAIDGroup数[注])) * 1440 + (95 * 搭載DE数) + (50 * (確保LU数 + 確保RAIDGroup数[注]))) / 1024 + 2.61

注 : RAIDGroup数は、LUから作成されているRAIDGroupの数です。

共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 300 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) * ユーザー数 / 500

  • サーバ数:管理対象サーバの台数

  • スイッチ数:管理対象のスイッチの台数

  • 装置数:管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数:管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数:管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数:管理対象のボリューム数

  • ユーザー数:Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)


Storage Cruiserマネージャー運用時

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

環境設定ディレクトリ

5 + 1(注1) + 1.2(注2) + 65(注3) + a

a: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。
注1: 環境定義ファイル
注2: データベース(MW連携)
注3:リポジトリ用データベースの容量
※最大100製品として計算

作業用ディレクトリ

1055 + 35(注4) + 20(注5) + 20(注6) + a + b

a : 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。
b : Storage Cruiser用リポジトリ
※データベースの所要量は、登録サーバ1000台、デバイス各2台として計算 (12KB * 登録したサーバ台数 + 4KB * 登録したデバイス数)
注4: ログ
注5: データベース
注6: ライセンス管理機能に必要な容量です。


Storage Cruiser用リポジトリ

管理対象のストレージ装置、サーバノード、スイッチの台数に応じて、以下の容量を追加してください。

容量(MB) = 1 + [管理対象の装置数] * 4

管理対象のストレージ装置の台数に応じて、上記の容量に以下の容量の合計を追加してください。

  • ETERNUS DX80 S2/DX90 S2 (ファームウェア版数がV10L40以降)の場合

    容量(MB) = [管理対象の装置数] * 4

  • ETERNUS DX400 S2 series (ファームウェア版数がV10L40以降)の場合

    容量(MB) = [管理対象の装置数] * 6

  • ETERNUS DX8000 S2 series (ファームウェア版数がV10L40以降)の場合

    容量(MB) = [管理対象の装置数] * 23

  • 上記以外の場合

    容量(MB) = 0

また、性能管理を実施する場合は、性能情報採取対象の装置および性能情報の確保日数に応じた容量が必要です。

詳細は「付録C 性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。

共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 300 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) * ユーザー数 / 500

  • サーバ数:管理対象サーバの台数

  • スイッチ数:管理対象のスイッチの台数

  • 装置数:管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数:管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数:管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数:管理対象のボリューム数

  • ユーザー数:Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)


AdvancedCopy Managerマネージャー運用時

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

環境設定ディレクトリ

バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合

(a + 35 * b) / 1024 + e

a: バックアップボリュームの個数
b: 業務ボリュームの個数
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数
d: レプリケーション運用に使用する、複製元/複製先ボリュームのペア数
e: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合

((a + 35 * b) + (b + 0.5 * c)) / 1024 + e

レプリケーション運用を実施する場合

(1.1 * d) / 1024 + e

作業用ディレクトリ

1107 + f + 20(注1)

f: 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量。「使用中ロックエラー」1回あたり、バックアップボリュームの個数、業務ボリュームの個数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに、約数百(KB)~2(MB)出力されます。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

データベース作成ディレクトリ

g

g: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.4 データベース領域の見積り」を参照してください。
データベース作成ディレクトリは、「3.2 ETERNUS SF Manager(Windows版)のインストール手順」で指定するDatabase creation folderです。

ボリューム1個あたりの保存ファイル容量が2MB、「使用中ロックエラー」がn回発生したときのfの計算式
f = (a + b + 2 * c) * 2(MB) * n(回)
共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 300 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) * ユーザー数 / 500

  • サーバ数:管理対象サーバの台数

  • スイッチ数:管理対象のスイッチの台数

  • 装置数:管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数:管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数:管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数:管理対象のボリューム数

  • ユーザー数:Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)

2.2.4.2 メモリ容量

ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリ追加が必要です。