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ETERNUS SF Express 15.2/ Storage Cruiser 15.2/ AdvancedCopy Manager 15.2 導入ガイド
ETERNUS

3.2 ETERNUS SF Manager(Windows版)のインストール手順

ETERNUS SF Manager(Windows版)のインストール方法には、以下の2通りがあります。

注意

  • ドメインのAdministratorsに所属したユーザーが、Windows Server 2008以降にインストールする場合、Windowsの「Computer Browserサービス」が開始している必要があります。

  • 以下のサービスを利用してインストールを実行する場合は注意が必要です。

    • ターミナルサービス(リモートデスクトップ接続による利用)

    ETERNUS SF ManagerをインストールするサーバのOSがWindows Server 2003の場合、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行う必要があります。
    コンソールセッション接続の方法は、以下を参照してください。

    • http://support.microsoft.com/kb/947723/ja

    • http://support.microsoft.com/kb/278845/ja

  • DVD-ROMを使ってインストールしてください。
    DVD-ROMの内容をローカルディレクトリ上にコピーして、インストールしないでください。

  • インストール後に、インストール先ディレクトリのリネーム、移動、および削除をしないでください。

  • インストールの過程において、ETERNUS SFシステムが内部で使用する、OSのユーザーアカウント(esfpostgres)が追加されます。
    本アカウントはETERNUS SFシステムの動作に必要なため、変更・削除しないでください。

  • Windows Server 2012への再インストールにおいて、ETERNUS SF Managerの以下のサービスのポート番号を変更する場合は、<Windowsインストールディレクトリ>\system32\drivers\etc\servicesファイルに定義されている以下のサービス名を削除してから、再インストールしてください。

    • stgxfws

    • rmiswstf

    • semswstf

    • rdaswstf

ETERNUS SF Manager(Windows版)をインストールする手順は、以下のとおりです。

  1. 作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。

  2. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Windows 32bit版) マネージャープログラム (1/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。

  3. 以下の初期画面が表示されます。[Manager インストール]をクリックします。
    インストールを中断する場合は、[終了]ボタンをクリックします。

  4. 「セットアップ言語の選択」画面が表示されます。インストール処理で使用する言語を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    インストール処理中は、ここで選択した言語が適用されます。
    また、アンインストール処理中に表示される言語も、ここで選択した言語が適用されます。

    注意

    作業対象サーバのOSの言語が日本語の場合、セットアップ言語に“英語”を選択すると英語表示されますが、メッセージボックス内のボタン([はい]ボタン、[いいえ]ボタンなど)は日本語で表示されます。

  5. 以下の画面が表示されます。インストールを中断する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

  6. 以下の画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

  7. 「使用許諾契約」画面で、使用許諾の契約を行います。

    表示されている内容を確認して、問題がない場合は、[使用許諾契約の全条項に同意します]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  8. 「インストールオプション」画面で、インストールする機能およびオプションを選択します。

    機能選択

    [ETERNUS SF Managerをインストールします]を選択します。

    オプション選択

    以下の情報を参考にして、選択してください。

    インストール
    オプション

    説明

    デフォルト

    「インストール先の指定」画面および「ポート番号の登録」画面においてインストール情報の設定を省略できるため、手順9~10が不要です。

    このインストール方法は、上記2画面のデフォルトインストール情報に対して自動的に以下の項目をチェックします。

    • インストールに必要なディスク容量が空いているか

    • デフォルトのポート番号が未使用であるか

    エラーを検出した場合は、警告ダイアログを表示します。
    エラーを検出しなかった場合は、「ファイルコピーの開始」画面を表示します。

    カスタム

    手順9以降の画面で、インストール情報の設定が必要です。

  9. 「インストール先の指定」画面で、インストール先を指定します。

    デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は、[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。すべてのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックします。

    注意

    • ディレクトリ名には、全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】を使用できません。

    • ディレクトリ名に指定できる文字数は、4~70文字です。

  10. 「ポート番号の登録」画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。

    最初に表示される値は、デフォルトです。運用に合わせて適切なポート番号を入力してください。
    変更する場合は、5001~32767の範囲で入力してください。
    入力を終えたら、[次へ]ボタンをクリックします。なお、入力した値が使用されている場合は、本画面が再表示されます。

  11. 「ファイルコピーの開始」画面で、設定内容を確認します。

    設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックします。
    設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックします。

  12. コピー処理が開始されます。
    コピー中は、[セットアップステータス]画面に、ファイルの転送状況が表示されます。

  13. コピー処理が完了すると、システム構成が更新されます。システム構成の更新が完了するまで待ちます。


  14. 以下の画面が表示されるので、リポジトリ用データベースを作成するための情報を入力します。
    入力が完了したら、[Continue]ボタンをクリックします。

    Database creation folder

    データベース作成フォルダです。
    以下に記載した各データベースの格納先を、ドライブ名を含む絶対パスで入力します。ここで入力するフォルダ名は、NTFSでフォーマットされた新規のフォルダ名です。指定したフォルダがNTFS以外でフォーマットされている場合や、すでに存在する場合は、別の名前に変更してください。

    各項目にはデフォルトの格納先が表示されますが、必要に応じて変更してください。

    • DB log file storage location
      RDBログファイルを格納するフォルダを指定します。

    • DB dictionary file storage location
      RDBディクショナリファイルを格納するフォルダを指定します。

    • Repository database space storage location
      リポジトリデータベーススペースを格納するフォルダを指定します。

    注意

    • データベース作成フォルダに、共有フォルダを指定しないでください。

    • 各データベースの格納先名に指定できる文字数は、4~80文字です。全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; # ' @】を使用できません。

    • 各データベースの格納先を作成するドライブのプロパティで、[全般]タブにある[ドライブを圧縮してディスク領域を空ける]をチェックしないでください。
      ドライブの圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比べて性能上のオーバーヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存したOSがリソース不足となり、アクセスエラーが発生します。

    • 各データベースを作成するフォルダのプロパティで、[全般]タブの[詳細設定]または[詳細]から、[属性の詳細]にある[圧縮属性または暗号化属性]の項目をチェックしないでください。
      内容の圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比べて性能上のオーバーヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存したOSがリソース不足となり、アクセスエラーが発生します。
      内容の暗号化を行った場合、暗号解除ができず、アクセスエラーが発生します。

    Database size

    リポジトリ用データベースのサイズです。作成するデータベースの容量をMB単位で指定します。

    Expressマネージャー、AdvancedCopy Managerマネージャーを運用する場合

    インストール前に「3.1.4 データベース領域の見積り」で算出した値を指定します。デフォルトの値を利用する場合は、[Default size (65MB)]チェックボックスをチェックします。

    Storage Cruiserマネージャーだけ運用する場合

    [Default size (65MB)]チェックボックスをチェックします。

  15. 以下の画面が表示されるので、IPアドレスおよびデータベースにアクセスするユーザーを設定します。
    入力が完了したら、[Settings]ボタンをクリックします。

    各項目にはデフォルトが表示されますが、必要に応じて変更してください。

    IP address

    運用管理サーバ(自システム)のIPアドレスです。

    Repository access user

    データベースにアクセスするユーザー名とパスワードです。
    ここで指定するユーザーには、ローカルログオンまたはドメインログオンの権限が必要です。

    また、指定するユーザー名とパスワードには、以下の条件があります。

    • オペレーティングシステムで指定できるユーザー名、パスワードであること

    • 18文字(バイト)以内であること

    デフォルトのユーザー名とパスワードは、『ソフトウェア説明書』の「インストール手順」を参照してください。

    ただし、デフォルト値の使用はセキュリティ面で問題となることがあるため、デフォルト値以外の値を使用してください。

    注意

    • 運用管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合は、すべてのAdvancedCopy Managerエージェントから運用管理サーバに、通信可能なIPアドレスを指定してください。

    • ドメインのAdministratorsに所属したユーザーが、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2にインストールする場合、Windowsの「Computer Browserサービス」が開始している必要があります。

    参考

    • ここで指定したユーザー名がシステムに未登録の場合は、登録を行い、ローカルログオンまたはドメインログオンの権限を付加します。以下の表を参考にして、使用するサーバ種別に対応するユーザーを指定してください。

      サーバ種別

      指定するユーザー

      ドメインコントローラー

      ドメインユーザー

      ドメイン所属マシン

      ローカルユーザー

      WORKGROUP(ドメインに所属しない)

    • システムに登録済みのユーザー名を指定する場合は、登録済みユーザー名と同じ文字(大文字・小文字など)を指定してください。

  16. 以下の画面が表示されます。内容を確認して、[Start]ボタンをクリックします。

  17. データベースのセットアップ処理が開始されます。処理が完了すると、以下の画面が表示されるので、[Close]ボタンをクリックします。

  18. 以下の画面が表示されます。インストール処理を終了するため、[完了]ボタンをクリックします。

  19. インストールに使用したDVD-ROMを装置から取り出します。

以上で、ETERNUS SF Manager(Windows版)のインストールは終了です。