ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager Lite Edition 監視スタートガイド
Systemwalker

B.2.2 Symfowareと共存する場合の注意事項

Systemwalker Centric Managerは、当社製品のSymfoware/RDBの機能を使用しています。同一コンピュータ上にSymfoware/RDBを使用する他製品と、Systemwalker Centric Managerを共存してインストールした場合の注意事項、手順について説明します。

すでに他製品が構築された環境上にSystemwalker Centric Mangerを構築する場合の注意事項

すでに構築されているSymfoware/RDBデータベースの各設定値とSystemwalker Centric Manager環境作成時に指定するSymfoware/RDBデータベースの設定値が重複しないようにする必要があります。

Systemwalker Centric Managerの環境構築時には以下の設定でSymfoware/RDBデータベースを作成します。

RDBシステム名

RDB構成パラメタ

CENTRIC
(変更不可)

RDBSYSTEMID : 24
RDBEXTMEMADDR: 0x50000000
RDBEXTMEM : 2048


すでに構築されているSymfoware/RDBデータベースのRDBシステム名が重複する場合、Systemwalker Centric Managerをインストールすることができません。

RDB構成パラメタが上記設定値と重複する場合は、Systemwalker Centric Managerが構築するSymfoware/RDBデータベースの設定値を変更してください。

変更は、以下のファイルを編集し、RDBSYSTEMID、RDBEXTMEMADDR、RDBEXTMEMパラメタを修正してください。ただし、ほかのパラメタは変更しないでください。

ファイル名

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\DB\CENTRIC.cfg


Symfoware/RDBのRDB構成パラメタファイルの指定方法については、“Symfoware/RDB RDB管理者ガイド”を参照してください。


Systemwalker Centric Manager構築後にSymfoware Serverを入れ替える場合の手順について

環境構築済みのSystemwalker Centric ManagerにSymfoware Serverを構築する場合の作業手順を説明します。

この場合、Systemwalker Centric Managerの利用するSymfoware Serverを入れ替えた上で、環境構築を行います。

Symfoware Serverを入れ替え

Symfoware Serverの入れ替え手順を以下に記載します。

  1. Systemwalker Centric Managerの資源をバックアップします。

    バックアップについては、“バックアップ”を参照してください。

  2. Systemwalker Centric Managerの環境を削除します。

    環境の削除については、“Systemwalker Centric Managerの運用環境を削除する”を参照してください。

  3. Symfoware Serverをアンインストールします。

    Symfowareアンインストール後のシステム再起動時に、以下のような運用環境保守ウィザードのポップアップが出力される場合がありますが、問題のないメッセージであり対処は不要です。OKボタンを押してポップアップを閉じてください。
    Symfowareインストール後は出力されなくなります。

    DLLの読み込みに失敗しました。(DLL名=MpRfmDB.dll,ErrorCode=126)

  4. Symfoware Serverをインストールします。

  5. Systemwalker Centric Managerの資源をリストアし、環境を復元します。

    復元については、“Systemwalker Centric Managerの環境を復元する”を参照してください。


Symfoware/RDBデータベース環境を構築する

Systemwalker Centric Managerの環境構築が完了している状態で、Symfoware/RDBデータベースを構築する場合、その設定値がSystemwalker Centric Managerで構築したSymfoware/RDBデータベースの設定値と重複しないようにする必要があります。

Systemwalker Centric Managerの環境構築時には以下の設定でSymfoware/RDBデータベースを作成しますので、後から構築するSymfoware/RDBデータベースは、以下の設定値と重複しないようにしてください。

RDBシステム名

RDB構成パラメタ

CENTRIC
(変更不可)

RDBSYSTEMID : 24
RDBEXTMEMADDR: 0x50000000
RDBEXTMEM : 2048

Symfoware/RDBのRDB構成パラメタファイルの指定方法については、“Symfoware/RDB RDB管理者ガイド”を参照してください。


その他の注意事項

DBコードに関する注意事項

Symfoware Serverのデータベースの文字コードがシステムの文字コード(シフトJIS)と異なっている場合、Systemwalker Centric Managerと共存することはできません。