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Systemwalker Service Quality Coordinator Web 利用状況管理編
Systemwalker

15.2.2 拡張ログ環境定義ファイル

「拡張ログ環境定義ファイル」とは、SQC拡張ログの蓄積方法を定義したファイルです。

SQC拡張ログを採取する場合、事前に拡張ログ環境定義ファイルを設定しておく必要があります。なお、SQC拡張ログを採取しない場合、設定の必要はありません。


15.2.2.1 ファイルの格納場所

拡張ログ環境定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成や編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。

Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\ExtendLogConfig

UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/ExtendLogConfig


インストール時には、拡張ログ環境定義ファイルのサンプルを用意しているので、サンプルを編集すると便利です。拡張ログ環境定義ファイルのサンプルは、以下に格納されています。


Windows版】

<インストールディレクトリ>\sample\ExtendLogConfig

UNIX版】

/opt/FJSVssqc/sample/ExtendLogConfig


文字コードは、以下のとおりです。


Windows版】

シフトJIS

UNIX版】

日本語EUC


15.2.2.2 ファイル内部の構成

拡張ログ環境定義ファイル内には、先頭行と最終行に正当性チェックのためのタイムスタンプを記述し、その間に拡張ログの定義を記述します。

拡張ログの定義は、以下の定義のかたまり(以降、定義ブロックと呼びます)です。


15.2.2.3 ファイル内部の書式(基本)

拡張ログ環境定義ファイル内は、以下の形式で記述します。


基本

行の記述形式

意味

[xxxxxxxxxx]

定義ブロックの開始を意味します。 また、前の定義ブロックの終了を意味します。

xxxx = xxxxxxxxxx

定義ブロック内の各種パラメーターの定義を意味します。

'|' は、「または」の意味で、どちらかが指定できることを意味します。

  

空行は、コメントとして扱われます。

# xxxxxxxxxx

'#'で始まる行は、コメントとして扱われます。


15.2.2.4 ファイル内部の書式(拡張ログ定義ブロック)

拡張ログ環境定義ファイル内で、拡張ログ定義ブロックは、以下の形式で記述します。


形式

[Log]

LogfileInterval = day | week(sun|mon|tue|wed|thu|fri|sat) | month(1-31)


説明

[Log]

拡張ログ定義ブロックの開始を表します。

ブロック内に情報がない場合、行自体を省略できます。


LogfileInterval

拡張ログファイルの切り替え単位の定義です。選択肢の意味は、以下のとおりです。

<選択肢>

<意味>

day

1日単位

week(...)

1週間単位

month(...)

ひと月単位


week の場合、括弧内に1週間の起点を以下の値で指定します。


<選択肢>

<意味>

sun

日曜日

mon

月曜日

tue

火曜日

wed

水曜日

thu

木曜日

fri

金曜日

sat

土曜日


month の場合、括弧内にひと月の起点を以下の値で指定します。ただし、指定日が存在しない月では、月の最終日になります。


<選択肢>

<意味>

1 ~ 31の整数

日にち


デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。


LogfileInterval = week(sun)

参照

SQC拡張ログファイルの切り替えの詳細は、「15.2.5.3 SQC拡張ログファイルの切り替え」を参照してください。

注意

SQC拡張ログを採取するWebページのサービス提供にあたっては、事前にテストを実施し、実際にSQC拡張ログが採取されることを確認してください。