「拡張ログ環境定義ファイル」とは、SQC拡張ログの蓄積方法を定義したファイルです。
SQC拡張ログを採取する場合、事前に拡張ログ環境定義ファイルを設定しておく必要があります。なお、SQC拡張ログを採取しない場合、設定の必要はありません。
拡張ログ環境定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成や編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\ExtendLogConfig |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/ExtendLogConfig |
インストール時には、拡張ログ環境定義ファイルのサンプルを用意しているので、サンプルを編集すると便利です。拡張ログ環境定義ファイルのサンプルは、以下に格納されています。
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\sample\ExtendLogConfig |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/sample/ExtendLogConfig |
文字コードは、以下のとおりです。
【Windows版】
シフトJIS |
【UNIX版】
日本語EUC |
拡張ログ環境定義ファイル内には、先頭行と最終行に正当性チェックのためのタイムスタンプを記述し、その間に拡張ログの定義を記述します。
拡張ログの定義は、以下の定義のかたまり(以降、定義ブロックと呼びます)です。
拡張ログ定義ブロック ×1個
ファイル内の全体像は、以下のとおりです。
タイムスタンプ 拡張ログ定義ブロック タイムスタンプ |
拡張ログ環境定義ファイル内は、以下の形式で記述します。
■基本
行の記述形式 | 意味 |
---|---|
[xxxxxxxxxx] | 定義ブロックの開始を意味します。 また、前の定義ブロックの終了を意味します。 |
xxxx = xxxxxxxxxx | 定義ブロック内の各種パラメーターの定義を意味します。 '|' は、「または」の意味で、どちらかが指定できることを意味します。 |
| 空行は、コメントとして扱われます。 |
# xxxxxxxxxx | '#'で始まる行は、コメントとして扱われます。 |
拡張ログ環境定義ファイル内で、拡張ログ定義ブロックは、以下の形式で記述します。
■形式
[Log]
LogfileInterval = day | week(sun|mon|tue|wed|thu|fri|sat) | month(1-31)
■説明
[Log]
拡張ログ定義ブロックの開始を表します。
ブロック内に情報がない場合、行自体を省略できます。
LogfileInterval
拡張ログファイルの切り替え単位の定義です。選択肢の意味は、以下のとおりです。
<選択肢> | <意味> |
---|---|
day | 1日単位 |
week(...) | 1週間単位 |
month(...) | ひと月単位 |
week の場合、括弧内に1週間の起点を以下の値で指定します。
<選択肢> | <意味> |
---|---|
sun | 日曜日 |
mon | 月曜日 |
tue | 火曜日 |
wed | 水曜日 |
thu | 木曜日 |
fri | 金曜日 |
sat | 土曜日 |
month の場合、括弧内にひと月の起点を以下の値で指定します。ただし、指定日が存在しない月では、月の最終日になります。
<選択肢> | <意味> |
---|---|
1 ~ 31の整数 | 日にち |
デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。
LogfileInterval = week(sun)
参照
SQC拡張ログファイルの切り替えの詳細は、「15.2.5.3 SQC拡張ログファイルの切り替え」を参照してください。
注意
SQC拡張ログを採取するWebページのサービス提供にあたっては、事前にテストを実施し、実際にSQC拡張ログが採取されることを確認してください。