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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L20

2.1.4 接続モードの選択方法

エミュレータの接続モードは、HTMLモード、HTMLモード(IEアドオンを使用する)、ActiveXモードのいずれかを優先として指定することで、お使いの環境に合わせて接続モードが選択されます。

接続モードの指定は、WSMGR for Webを利用するユーザ、グループ、または共通で設定ができます。
管理ツールより、[ユーザ]、[グループ]、または[共通]のプロパティの[接続モード]で、HTMLモードのエミュレータを優先利用する場合は[HTMLモード]、または[HTMLモード(IEアドオンを使用する)]を、ActiveXモードのエミュレータを優先利用する場合は[ActiveXモード]を選択します。接続モードごとの利用場面を以下に説明します。

HTMLモード:

ディスプレイエミュレータが優先的にHTMLモードで動作するモードです。ディスプレイエミュレータをInternet Explorer以外のWebブラウザで利用する場合や、Internet ExplorerでWSMGR for Webのアドオンをインストールせずに利用する場合に指定してください。なお、IEアドオンを使用する場合、使用できるブラウザはActiveXモードと同じになります。

HTMLモード(IEアドオンを使用する):

ディスプレイエミュレータが優先的にHTMLモードで動作するモードです。Internet ExplorerでディスプレイエミュレータをHTMLモードで利用し、アドオンによる補完を行う場合に指定してください。Internet Explorer以外のWebブラウザで利用した場合はHTMLモードで動作します。
HTMLモードでIEアドオンを使用する場合は、必ず本モードを指定してInternet Explorerを利用してください。
「HTMLモード(IEアドオンを使用する)」を使用すると、自動的にアドオンがインストールされます。接続モードを「HTMLモード」に変更しても、アドオンはInternet Explorerにインストールされたままとなりますので、アドオンを削除するには「3.2.4 クライアントの構成ファイルを削除する方法」を参照してください。

ActiveXモード:

ディスプレイエミュレータが優先的にActiveXモードで動作するモードです。Internet Explorerを利用して、ActiveXコントロールが使える条件では優先的にActiveXモードで動作し、それ以外はHTMLモードで動作します。
ActiveXモードの選択時は、Internet Explorer以外のWebブラウザの利用が必要となった場合や、ActiveXをインストールできない端末を利用することになった場合には、HTMLモードを利用することができます。

ポイント

ご利用のWebブラウザやエミュレータの種類により、動作可能なモードが制限されます。Webブラウザとエミュレータの種類、および接続モードの指定により、以下のエミュレータが使用できます。
各モードの比較は「2.1.5 HTMLモードとActiveXモードの比較」を参照してください。

デスクトップ版 Internet Explorerを使用する場合

使用するエミュレータの種類

接続モードの指定

HTMLモードを指定

HTMLモード(IEアドオンを使用する)を指定

ActiveXモードを指定

ディスプレイのみ

HTMLモード

HTMLモード(IEアドオンを使用する)

ActiveXモード

プリンタのみ

ActiveXモード

ActiveXモード

ActiveXモード

ディスプレイとプリンタ

ActiveXモード

ActiveXモード

ActiveXモード

デスクトップ版 Internet Explorer以外のWebブラウザを使用する場合

使用するエミュレータの種類

接続モードの指定

HTMLモード/HTMLモード(IEアドオンを使用する)を指定

ActiveXモードを指定

ディスプレイのみ

HTMLモード

HTMLモード

プリンタのみ

×

×

ディスプレイとプリンタ

×

×

×:使用できません。接続先一覧で該当する接続アイコンをクリックした場合は警告メッセージが表示されます。

注意

  • ActiveXモードの利用には以下のシステム要件を満たす必要があります。

    • クライアントOS:Windows

    • Webブラウザ:Internet Explorer

  • プリンタエミュレータは、ActiveXモードでのみ利用できます。