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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

7.1.6 DBミラーリングシステムの異常

運用中に正センタマスタノードにおいて、DBミラーリングシステムに異常が発生した場合のリカバリ手順を説明します。

7.1.6.1 モニタデーモン起動時のモニタ管理ファイルの異常

正センタマスタノードにて、モニタデーモン起動時にモニタ管理ファイルの異常が発生した場合は、モニタデーモンの起動に失敗します。

この場合、正センタマスタノードのモニタ管理ファイルをリカバリした後に、副センタのデータベース二重化/Mirroring Controllerのサービスを起動し、Active DB GuardのRLPのオンラインを行います。その後、通常運用時の正センタのDCUの再構築手順に従って、DCUの再構築を行います。

以下に、正センタマスタノードでのモニタ管理ファイルの異常からのリカバリ手順を示します。

操作の手順

注1) 起動していない場合に実施します。

注2) 利用者業務は、業務の都合で停止可能な契機まで継続可能です。

注3) 正センタのDCUの再構築を各ノードで同期して実施します。

正センタマスタノードの操作

  1. モニタ管理ファイルがメディア障害などで異常となった場合には、以下のメッセージをシステムログに出力します。

    SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 31060: I/O error has occurred in the monitor management file('モニタ管理ファイルのパス名'). Search information='調査情報'
    SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 21061: I/O error has occurred in the monitor management file('モニタ管理ファイルのパス名'). Search information='調査情報'
  2. ディスク障害などを通知するメッセージから障害の原因を調査し、リカバリを行います。

  3. 以下のいずれかを正センタマスタノードで実施し、一般ファイルに作成されているモニタ管理ファイルを削除します。

    • セットアップスクリプトdxdelmonenv.shを使用する場合
      セットアップスクリプトdxdelmonenv.shを使用して削除します。

      $ dxdelmonenv.sh [-t '作業用ディレクトリ']
    • セットアップスクリプトdxdelmonenv.shを使用しない場合

      • 標準運用の場合はOSのコマンドを使用して削除します。

      • 標準セキュリティ運用の場合はrdbclrfコマンドを使用して削除します。

  4. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  5. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  6. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  7. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  8. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行して、Active DB GuardのRLP名を取得します。

    Active DB GuardのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  9. rdbbcrlpコマンドのVオプションおよびOオプションおよびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態が「オンライン(online)」ではない事を確認します。

    オンラインではないことの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  10. rdbbconlineコマンドのmオプションにcaptureを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m capture

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写元システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  11. 退避処理を開始します。

  12. dxsvstopコマンドのtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスを緊急停止します。

    $ dxsvstop -term

    dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが緊急停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの緊急停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  13. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタ アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を開始します。アプリケーションサーバを利用して、データベースへのアクセスを行う場合、利用者業務開始前に起動してください。

  2. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタミラーノードの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタマスタノードの操作

  1. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  2. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  3. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  4. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  5. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  6. dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c
  7. dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  8. rdbbconlineコマンドのmオプションにreflectを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写先システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m reflect

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写先システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  9. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  10. 抽出・反映処理を開始します。

  11. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタ アプリケーションサーバの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタミラーノードの操作

  1. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  2. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  3. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  4. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  5. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  6. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

7.1.6.2 モニタデーモンのダウン

正センタマスタノードにて、モニタデーモンがダウンした場合は、以下のメッセージをシステムログに出力して、DBミラーリングサービスが停止します。

SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 31001: Failed to start the monitor daemon.

この時、DBミラーリングシステムのデータの転送の方法により、リカバリ手順が異なります。

ストレージのリモートコピー機能によるデータ転送を使用している場合

ストレージのリモートコピー機能によるデータ転送を使用している場合は、システムログに出力されたメッセージから異常原因の調査と対処を行った後に、モニタデーモンおよびDBミラーリングサービスの再起動を行います。

リカバリ手順については、データベース二重化のみを運用をしている場合の正系ノードで発生した場合と同じリカバリ手順となります。

参照

モニタデーモンのダウンのリカバリ手順については、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“モニタデーモンのダウン”を参照してください。

TCP/IPによるデータ転送を使用している場合

TCP/IPによるデータ転送を使用している場合は、RLPが閉塞状態となり、以下のメッセージが出力されます。

rdb: ERROR: qdg20122e: RLPを閉塞しました RLP名='データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLP名'

RLPが閉塞状態となるため、システムログに出力されたメッセージから異常原因の調査と対処を行った後に利用者業務を停止し、DCUの再構築をする必要があります。

リカバリの手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

7.1.6.3 Symfoware Server起動時のRLPの障害(データベース二重化/Mirroring Controller)

正センタマスタノードにて、Symfoware Server起動時にデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの障害が発生した場合は、Symfoware Serverの起動は完了しますが、データベース二重化は停止します。

この場合、副センタのデータベース二重化/Mirroring Controllerのサービスを起動し、Active DB GuardのRLPのオンラインを行います。その後、通常運用時の正センタのDCUの再構築手順に従って、DCUの再構築を行います。

以下に、正センタマスタノードでのSymfoware Serverの起動時にデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの障害からのリカバリ手順を示します。

操作の手順

注1) Symfoware Serverを起動していない場合に実施します。

注2) 利用者業務は、業務の都合で停止可能な契機まで継続可能です。

注3) 正センタのDCUの再構築を各ノードで同期して実施します。

正センタマスタノードの操作

  1. DBミラーリングサービスの運用中断の警告メッセージを確認します。

    rdb: WARNING: qdg20762w:RLPが閉塞したため DBミラーリングサービスによるデータベースの二重化を中断しました RLP名='データベース二重化/Mirroring ControllerのRLP名'
  2. システムログから、ディスク障害などを通知するメッセージを確認します。

  3. RLP閉塞メッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='データベース二重化/Mirroring ControllerのRLP名'
  4. Symfoware Serverの起動を確認します。RLP閉塞状態でも利用者業務は継続可能です。

  5. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  6. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  7. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行して、Active DB GuardのRLP名を取得します。

    Active DB GuardのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  8. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態が「オンライン(online)」ではない事を確認します。

    オンラインではないことの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  9. rdbbconlineコマンドのmオプションにcaptureを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m capture

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写元システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  10. 退避処理を開始します。

  11. dxsvstopコマンドのtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスを緊急停止します。

    $ dxsvstop -term

    dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが緊急停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの緊急停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  12. ディスク障害などを通知するメッセージから障害の原因を調査し、リカバリを行います。

  13. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタ アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を開始します。アプリケーションサーバを利用して、データベースへのアクセスを行う場合、利用者業務開始前に起動してください。

  2. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタミラーノードの操作

  1. データベースサーバの起動を行います。手順については、“5.2.1 データベースサーバの起動”を参照してください。
    ただし、以下の手順は実施しないでください。

    • データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPのBC管理DBのメモリ常駐

  2. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタマスタノードの操作

  1. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  2. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  3. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  4. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  5. dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c
  6. dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  7. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  8. rdbbconlineコマンドのmオプションにreflectを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写先システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m reflect

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写先システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  9. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  10. 抽出・反映処理を開始します。

  11. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタ アプリケーションサーバの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタミラーノードの操作

  1. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  2. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  3. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  4. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  5. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  6. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

7.1.6.4 DBミラーリングサービス起動時のRLPの障害(データベース二重化/Mirroring Controller)

正センタマスタノードにて、DBミラーリングサービス起動時にデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの障害が発生した場合は、DBミラーリングサービスの起動に失敗します。

この場合、副センタのデータベース二重化/Mirroring Controllerのサービスを起動し、Active DB GuardのRLPのオンラインを行います。その後、通常運用時の正センタのDCUの再構築手順に従って、DCUの再構築を行います。

以下に、正センタマスタノードでのDBミラーリングサービス起動時のデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの障害からのリカバリ手順を示します。

操作の手順

注1) 利用者業務は、業務の都合で停止可能な契機まで継続可能です。

注2) 正センタのDCUの再構築を各ノードで同期して実施します。

正センタマスタノードの操作

  1. システムログから、ディスク障害などを通知するメッセージを確認します。

  2. RLP閉塞メッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名=データベース二重化/Mirroring ControllerのRLP名'
  3. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行して、Active DB GuardのRLP名を取得します。

    Active DB GuardのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  4. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態が「オンライン(online)」ではない事を確認します。

    オンラインではないことの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  5. rdbbconlineコマンドのmオプションにcaptureを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m capture

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写元システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  6. 退避処理を開始します。

  7. dxsvstopコマンドのtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスを緊急停止します。

    $ dxsvstop -term

    dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが緊急停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの緊急停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  8. ディスク障害などを通知するメッセージから障害の原因を調査し、リカバリを行います。

  9. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタ アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を開始します。アプリケーションサーバを利用して、データベースへのアクセスを行う場合、利用者業務開始前に起動してください。

  2. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタミラーノードの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタマスタノードの操作

  1. dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. rdbbconlineコマンドのmオプションにreflectを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写先システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m reflect
  4. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写先システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  5. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  6. 抽出・反映処理を開始します。

  7. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタ アプリケーションサーバの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタミラーノードの操作

  1. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。