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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

D.8.4 serviceサブコマンド

形式

(1)Webサーバコネクタ定義の新規追加
    isj2eeadmin service -a [-f filename] [-v version]

(2)Webサーバコネクタ定義の更新
    isj2eeadmin service -o [-f filename]

(3)Webサーバコネクタ定義の削除
    isj2eeadmin service -d [-s web-server-name] {-n connector-name | -all} [-y]

(4)Webサーバコネクタ定義の抽出
    isj2eeadmin service -e [-s web-server-name] {-n connector-name | -all} [-f filename] [-y] [-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}]

(5)Webサーバコネクタ定義の一覧表示
    isj2eeadmin service -l [-s web-server-name]

(6)Usageの表示
    isj2eeadmin service -h

機能説明

serviceサブコマンドは、Webサーバコネクタ定義の新規追加、更新、削除、抽出、一覧表示を行います。

オプション

serviceサブコマンドのオプションについて説明します。

-a [-f filename] [-v version]

Webサーバコネクタ定義を新規追加します。定義ファイルで指定しなかった項目には、デフォルト値が設定されます。なお、ログ設定(logタグの設定)と故障監視設定(monitorタグの設定)については、上書きされます。
同名のワークユニットに対する定義がすでに存在するときは、エラーとなります。

オプション

説明

-f filename

Webサーバコネクタ定義ファイルのファイル名を指定します。
空白文字を含むファイル名は、二重引用符で囲みます。
省略した場合、カレントディレクトリの“service.xml”が使用されます。

-v version

本製品の以前のバージョン・レベルとの互換オプションです。本製品の以前のバージョン・レベルで抽出した定義ファイルを利用する場合に使用します。詳細は、“D.8.5 互換オプションについて”を参照してください。

-o [-f filename]

Webサーバコネクタ定義を更新します。

  • 同名のワークユニットに対する定義がすでに存在するときは、Webサーバコネクタ定義が更新されます。
    定義ファイルで指定した項目の設定は更新され、指定しなかった項目の設定は更新前の設定のままとなります。

  • 同名のワークユニットに対する定義が存在しないときは、Webサーバコネクタ定義が新規に登録されます。
    定義ファイルで指定しなかった項目には、デフォルト値が設定されます。

ログ設定(logタグの設定)と故障監視設定(monitorタグの設定)についても、上書きされます。

オプション

説明

-f filename

Webサーバコネクタ定義ファイルのファイル名を指定します。
空白文字を含むファイル名は、二重引用符で囲みます。
省略した場合、カレントディレクトリの“service.xml”が使用されます。

定義更新中に、別ユーザからの要求によって、Webサーバコネクタ定義が新規追加/更新/削除された場合、“DEP4157”などのエラーとなることがあります。エラーとなった場合には、別ユーザからの操作で定義情報がどのように変更されているかを確認して、必要により再度処理を実行してください。

-d [-s web-server-name] {-n connector-name | -all} [-y]

Webサーバコネクタ定義を削除します。

オプション

説明

-s web-server-name

処理の対象とするWebサーバ名を指定します。
指定したWebサーバ名に該当するWebサーバコネクタが処理の対象となります。指定したWebサーバが存在しない場合は、エラーとなります。
省略した場合、すべてのWebサーバのWebサーバコネクタが処理の対象になります。

-n connector-name

削除するWebサーバコネクタ定義のワークユニット名を指定します。
-allオプションとは同時に指定できません。

-all

登録されているすべてのWebサーバコネクタ定義を削除します。
ログ設定(logタグの設定)と故障監視設定(monitorタグの設定)については、設定されたまま残ります。

-y

指定した場合、確認メッセージは出力されず、そのまま削除されます。
省略した場合、確認メッセージが出力されます。

-e [-s web-server-name] {-n connector-name | -all} [-f filename] [-y] [-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}]

Webサーバコネクタ定義ファイルを抽出します。

オプション

説明

-s web-server-name

処理の対象とするWebサーバ名を指定します。
指定したWebサーバ名に該当するWebサーバコネクタが処理の対象となります。指定したWebサーバが存在しない場合は、エラーとなります。
省略した場合、すべてのWebサーバのWebサーバコネクタが処理の対象になります。

-n connector-name

定義を抽出するWebサーバコネクタ定義のワークユニット名を指定します。
-allオプションとは同時に指定できません。

-all

登録されているすべての定義を抽出します。

-f filename

出力する定義ファイル名を指定します。
空白文字を含むファイル名は、二重引用符で囲みます。
省略した場合、カレントディレクトリの“service.xml”に出力されます。

-y

指定した場合、同一名の定義ファイルが存在していても、無条件にファイルが上書きされます。
省略した場合、確認メッセージが出力されます。

-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}

定義ファイルの抽出時に、出力する定義ファイルのコード系を指定します。

  • UTF-8 :UTF-8(Unicode)で出力・デフォルト値(Linux)

  • SJIS  :Shift_JISで出力・・・デフォルト値(Windows(R))

  • EUC   :EUC-JPで出力・・・・デフォルト値(Solaris)

-l [-s web-server-name]

Webサーバコネクタ定義に登録されているWebサーバコネクタが対象とするワークユニット名の一覧を表示します。

オプション

説明

-s web-server-name

処理の対象とするWebサーバ名を指定します。
指定したWebサーバ名に該当するWebサーバコネクタが処理の対象となります。指定したWebサーバが存在しない場合は、エラーとなります。
省略した場合、すべてのWebサーバのWebサーバコネクタが処理の対象になります。

-h

serviceサブコマンドのUsageを表示します。

定義ファイル

D.8.10 Webサーバコネクタ定義ファイル”を参照してください。

メッセージ

使用例

Webサーバコネクタ定義を記述した“create-def.xml”というファイルで登録します。

    > isj2eeadmin service -a -f create-def.xml

Webサーバコネクタ定義を記述した“update-def.xml”というファイルで上書き登録します。

    > isj2eeadmin service -o -f update-def.xml

ワークユニット“WU001”に関連付けられたWebサーバコネクタ定義を削除します。

    > isj2eeadmin service -d -n WU001

ワークユニット“WU001”に関連付けられたWebサーバコネクタ定義を抽出し、“export-def.xml”というファイルに保存します。

    > isj2eeadmin service -e -n WU001 -f export-def.xml

登録されているWebサーバコネクタ定義の一覧を表示します。

    > isj2eeadmin service -l

    WORKUNIT NAME             WEBSERVER NAME
    WU001                     FJapache
    WU002                     WEB001-