[Systemwalkerコンソール[監視]]の[監視ツリー選択]コンボボックスから、[ノード一覧]、[ノード管理]または[業務管理]のどれかを選択し、監視するツリーのフォルダを選択しておきます。特定のノードを監視するときには、[ノード管理]ツリーを選択します。アプリケーションの稼働状況を含めてノードを監視するときには、[業務管理]ツリーを選択します。すべてのノードを監視する場合には[ノード一覧]ツリーを選択します。
障害が発生すると、[監視イベント一覧]にメッセージが表示されます。最大1,000件(注)のメッセージが[監視イベント一覧]に表示されます。[監視イベント一覧]に表示されたメッセージを監視イベントといいます。監視ツリー/監視マップ/監視リストにおいて、イベントが発生したノード、そのノードを含むフォルダ、およびすべての上位フォルダに、そのノードで発生している最も重要度が高いイベントのアイコンが表示されます。また、[監視イベント種別]ウィンドウでは、発生した障害(監視イベント)の種別に応じて、“×”マークが表示されます。
注)
表示件数は、カスタマイズが可能です。カスタマイズ方法の詳細については“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”の“Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル”を参照してください。
[トラブルバー]には、イベントの分類ごとにイベントの件数が表示されます。
[Systemwalkerコンソール]で障害の発生を確認したら、障害の原因を調査するために、[監視イベント一覧]のイベントメッセージを参照します。[監視イベント一覧]のイベントメッセージの内容は、イベントプレビュー域で参照することができます。また、[監視イベント一覧]のイベントメッセージをダブルクリックし、[監視イベント詳細]画面を表示することで、さらに詳しい情報を参照することができます。
[監視イベント詳細]画面の[メッセージ説明]欄には、ユーザが登録したメッセージ説明と、Systemwalkerテンプレートの情報が表示されます。
メッセージやメッセージ説明の内容に応じて、以下のような調査を行い、障害に対処します。
リモート操作を使用し、障害の発生しているノードの画面を表示し、管理サーバ上で直接、情報を収集し調査します。リモート操作の使用方法は、“リモートからPCを操作する”を参照してください。
障害の発生しているノードに対し、リモートコマンドを使用し、トラブルを調査します。
障害の発生しているノードのインベントリ情報を調べ、メモリ状況やソフトウェアのインストール状態を確認します。
ネットワークの管理情報テーブルであるMIB情報を収集し、ネットワークに関する各種状況を把握します。例えば、単位時間当たりに該当ノードが受信したIPパケット数のカウンタを収集するMIBを取得し、ネットワークの負荷を調査します。
障害発生のノードを中心としたトラフィック状況を調査し、負荷の高い回線やノードの詳細情報を調査します。
[監視イベントの状態変更]画面でイベントを[保留]状態に変更後、対処方法を検討します。
[監視イベント詳細]画面の[メッセージ説明]欄に表示されるメッセージ説明の1行目の内容が、[監視イベント一覧]の[対処]項目に表示されます。
メッセージ説明が登録されていない場合は、Systemwalkerテンプレートの情報が表示されます。Systemwalkerテンプレートの[対処方法]以降の説明、または[対処方法]がない場合は[メッセージの意味]以降の説明が表示されます。
SNMPトラップ
種別がネットワークである監視イベントで、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
ネットワークで事象が発生しました。
ネットワークで“ColdStart”が発生しました。
ネットワークで“WarmStart”が発生しました。
ネットワークで“LinkDown”が発生しました。
ネットワークで“LinkUP”が発生しました。
ネットワークで“EgpNeighborLoss”が発生しました。
ネットワークで“AuthenticationFailure”が発生しました。
ネットワーク異常を知らせる SNMPトラップを受信すると、そのSNMPトラップが発生したノードのアイコンとラベルカラーの変化、アラーム音で通知しますので、異常ノードが一目でわかります。[監視マップ]上で、アラームが発生したノードを含む、ネットワークのアイコンとラベルカラーも変化しますので、[監視マップ]からネットワーク全体のアラーム監視が行えます。
これらの監視イベントは、監視対象機器のエージェント(SNMPエージェントまたは管理アプリケーション)から、何らかの事象発生を意味するSNMPトラップが通知されたことを示すものであり、必ずしもトラブルの発生を意味している訳ではありません。
なお、受信可能なSNMPトラップは、PDU長が2キロバイトまでであるため、2キロバイトを超えるSNMPトラップは破棄します。
各メッセージの意味については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“MpCNapplで始まるメッセージ”を参照してください。