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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)
Systemwalker

17.1.2 リモートからPCを操作する

運用管理クライアントから障害の発生しているコンピュータに接続し、リモート操作のセッションを開催する手順を説明します。

  1. [Systemwalkerコンソール[監視]]で、リモート操作するPC(ノード)を選択した後、[操作]メニューから[ユーザ登録メニュー]-[指定システム]-[リモート操作]を選択します。

    メッセージボックスで、“既にLive Help Clientが起動しています。Live Help Expertを起動するためには、Live Help Clientを終了してください。”が表示された場合は、リモート操作クライアントを終了してから再度セッションを開始してください。

  2. パスワード入力画面が表示されますので、以下の通り入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。

    • リモート操作クライアント側で接続用パスワードが設定されている場合:パスワードを入力します。

    • リモート操作クライアント側で接続用パスワードが設定されていない場合:何も入力しません。

  3. 表示される[LiveHelp]ウィンドウから、PCのリモート操作を行います。

リモート操作機能に関するシステム要件、および環境設定方法の詳細については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド”および“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Clientガイド”を参照してください。

なお、ユーザーズガイドでは、リモート操作エキスパートは「エキスパート」、リモート操作クライアントは「クライアント」と、それぞれ読み替えてください。

17.1.2.1 リモート操作の基本的な機能

リモート操作を使用してサポートセッションを実行するときの基本的な機能を以下に説明します。なお、リモート操作では、問題を抱える利用者のことをクライアントと呼び、クライアントをサポートするスタッフのことをエキスパートと呼びます。

リモート操作モニタについては、特に断らない限り、リモート操作エキスパートと同じ機能となりますので、以下ではリモート操作エキスパートを例に説明します。

セッションの開催と終了

作業項目

操作方法

リモート操作エキスパートを起動する

[リモート操作エキスパート]アイコンをダブルクリックします。

リモート操作モニタを起動する

[リモート操作モニタ]アイコンをダブルクリックします。

セッションを開く

[セッション]メニューの[開く]コマンドを実行します。なお、リモート操作モニタではセションを開くことはできません。

セッションに参加する

以下のどちらかの操作を行います。

  • [セッション]メニューの[参加する]コマンドを実行します。

  • [セッションに参加する]ボタンをクリックします。

セッションを停止し、クライアントを終了する

[LiveHelp Clientの終了]ボタンをクリックします。

リモート操作エキスパートを終了する

[セッション]メニューの[LiveHelp Expertの終了]コマンドを実行します。

リモート操作モニタを終了する

[セッション]メニューの[LiveHelp Monitorの終了]コマンドを実行します。

送信機能の利用

作業項目

操作方法

クライアントにクリップボードを送信する

[クリップボード送信]ボタンをクリックします。

クライアントのクリップボードの内容を受信する

[クリップボード受信]ボタンをクリックします。

クライアントにファイルを送信、またはクライアントのコンピュータのファイルを取得する

以下のどちらかの操作を行います。

  • [拡張ファイル転送]ボタンをクリックします。

  • [ツール]メニューの[拡張ファイル転送]コマンドを実行します。

メッセージを送信する

[ツール]メニューの[メッセージ転送]コマンドを実行します。

リモート操作中に、特殊キー列を送信する

以下のどちらかの操作を行います。

  • [特殊キーの送信]ボタンをクリックします。

  • [ツール]メニューの[特殊キーの送信]コマンドを実行します。

ほかの人にエキスパートの画面を見せる

以下のどちらかの操作を行います。

  • [画面送信]ボタンをクリックします。

  • [ツール]メニューの[画面送信]コマンドを実行します。

なお、リモート操作モニタではほかの人に画面を送信することはできません。

画面送信を停止する

以下のどちらかの操作を行います。

  • [画面送信]ボタンをクリックします。

  • [ツール]メニューの[画面送信]コマンドを実行します。

なお、リモート操作モニタではほかの人に画面を送信することはできません。

特殊キーの送信について

ほかのエキスパートに自分のWindowsコンピュータへの[Ctrl+Alt+Del]キーの送信を許可するには、[オプション]メニューから[セキュリティ]を選択し[セキュリティの設定]ダイアログボックスを表示して、[[Ctrl+Alt+Del]キーを受け入れる]チェックボックスがチェックされていることを確認してください。

なお、リモート操作モニタにはほかのエキスパートとセッションを行う機能がないため、この設定はありません。

注意

以下のWindows OSで動作するClientにセッションを接続した場合は、[特殊キーの送信]でCTRL+ALT+DELキーの送信ができません。ログオン時にCTRL+ALT+DELキーの入力画面が表示される場合は、ソフトウェアキーボードを使用して、CTRL+ALT+DELを入力してください。

  • Windows 7

  • Windows Vista

  • Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems

  • Windows Server 2008 Foundation

  • Windows Server 2008 R2

画面送信について

表示機能の利用

作業項目

操作方法

クライアントの画面を見る

[画面受信]ボタンをクリックします。

クライアントの画面を受信中に、画面全体に表示するモードに移行する

以下のどれかの操作を行います。

  • [画面全体に表示]ボタンをクリックします。

  • [表示]メニューの[画面全体に表示]コマンドを実行します。

  • リモート操作権をOFFにした状態で、[LiveHelp]ウィンドウ内でマウスの右ボタンをダブルクリックします。

“画面全体に表示”の状態から“ウィンドウ化された表示”に戻す

以下のどれかの操作を行います。

  • [画面全体に表示]ボタンをクリックします。

  • [表示]メニューの[画面全体に表示]コマンドを実行します。

  • リモート操作権をOFFにした状態で、[LiveHelp]ウィンドウ内でマウスの右ボタンをダブルクリックします。

クライアントの画面を受信中に、ウィンドウのサイズに合わせて縮小表示する

[オプション]メニューの[ウィンドウに合わせる]コマンドを実行します。

なお、リモート操作モニタの場合は[ウィンドウに合わせる]ボタンをクリックすることもできます。

“ウィンドウのサイズに合わせて縮小表示”の状態を戻す

[オプション]メニューの[ウィンドウに合わせる]コマンドを実行します。

なお、リモート操作モニタの場合は[ウィンドウに合わせる]ボタンをクリックすることもできます。

注意

画面表示について

クライアントがエキスパートより高い画面解像度を使っている場合、エキスパートで画面全体に表示すると、スクロールバーが取り去られるため、クライアントの画面の下端および右端の部分を表示できなくなることがあります。このような場合には、マウスを画面の端(例えば、右端)に動かすことにより、画面の“隠れた”部分を見ることができます。

画面データの操作

作業項目

操作方法

画面に入力する

[リモート操作]ボタンをクリックしてリモート操作 を起動し、クライアントの[メモ帳]のようなプログラムを開きます。画面受信状態であることが必要です。

設定の変更

作業項目

操作方法

参加の承認処理

[オプション]メニューの[セキュリティ]コマンドを実行します。

なお、リモート操作モニタにはセッションを開く機能がないため、この設定はありません。

ユーザ名

[オプション]メニューの[ユーザ情報]コマンドを実行します。

リモート操作エキスパート終了前の確認メッセージ

[オプション]メニューの[セキュリティ]コマンドを実行します。

ツールバー表示のオン/オフ

[表示]メニューの[ツールバー]コマンドを実行します。

ボタン名表示のオン/オフ

[表示]メニューの[ツールボタン名]コマンドを実行します。

ステータスバー表示のオン/オフ

[表示]メニューの[ステータスバー]コマンドを実行します。

モデムサポートの追加、削除

[オプション]メニューの[通信方式の選択]コマンドを実行します。

ネットワークサポートの追加、削除

[オプション]メニューの[通信方式の選択]コマンドを実行します。

参加者の参加メッセージ表示のオン/オフ

[オプション]メニューの[セキュリティ]コマンドを実行します。

パフォーマンスを調整する

[オプション]メニューの[画面送信方式]コマンドを実行します。


17.1.2.2 運用上の留意事項

表示/ディスプレイドライバの設定関連

画面転送・ファイル転送・リモート操作関連

TCP/IPネットワーク関連