本製品をインストールする前に必要な事前準備について説明します。
サーバの BIOS 設定
「サーバの BIOS 設定」を参照してください。
OS導入時のファイルシステム
「OS導入時のファイルシステム」を参照してください
システムパラメーターの設定
「システムパラメーターの設定」を参照してください。
ファイアーウォールの設定
「ファイアーウォールの設定」を参照してください。
ホスト名の設定
「ホスト名の設定」を参照してください。
業務 LAN のネットワークインターフェースの設定
「業務 LAN のネットワークインターフェースの設定」を参照してください。
システム時刻の設定
「システム時刻の設定」を参照してください。
必須ソフトウェアの準備と確認
「必須ソフトウェアの準備と確認」を参照してください。
サーバの BIOS 設定
クローニングによって、スレーブサーバを追加導入するためには、各スレーブサーバの BIOS 設定を以下のように設定する必要があります。
ブート順序を以下の順序で設定してください。
管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブート(1つ目のネットワークインターフェース)
DVD-ROM または CD-ROM からのブート(DVD-ROM または CD-ROM を接続している場合)
ストレージからのブート
注意
管理対象サーバで運用を開始し、ディスクからブートする際も、ブート順序は変更しないでください。
ネットワークインターフェースからのブート設定時に"UEFI"と"Legacy"が表示されたときは、"Legacy"を選択してください。
OS導入時のファイルシステム
クローニングによって、スレーブサーバを追加導入するためには、スレーブサーバに OS を導入する際のファイルシステムのタイプは“EXT3”である必要があります。
ファイルシステムのタイプに“LVM (Logical Volume Manager)”が使用されている場合には、クローニングによるスレーブサーバの追加導入が行えません。ファイルシステムのタイプを“EXT3”として、OS を導入してください。
システムパラメーターの設定
システムパラメーターのチューニングを行う必要があります。チューニングの設定方法は、「A.4 システムパラメーターのチューニング」を参照し、マスタサーバのシステムパラメーターのチューニングを実施してください。
ファイアーウォールの設定
ファイアーウォール機能を利用している環境に本製品をインストールする場合には、ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する必要があります。
ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する方法については、OS のマニュアルを参照してください。
本製品が使用するポートについては、「A.3 ポート一覧」を参照し、接続を許可する必要があります。
ホスト名の設定
マスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバが正しく動作するためには、Hadoop で使用する業務 LAN のホスト名(“hostname コマンド”などで出力される正式なホスト名)の設定が必要です。
各サーバのホスト名は先頭文字を英字とし、半角英数字で構成された11文字以内の文字列でマスタサーバの hosts ファイルに記述してください。
また、プライマリおよびセカンダリの hosts ファイルの内容を一致させてください。
また、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバの hosts ファイルに記述するホスト情報は、マスタサーバで追加したホスト名を設定してください。
/etc/hosts
hosts ファイルの詳細については、“hosts” のヘルプを参照してください。
注意
hosts ファイルにローカルホストを登録する場合、以下に注意してください。
"127.0.0.1"にローカルホスト名を設定する場合、必ずリモートから参照可能な IP アドレスを先に記述してください。または、"127.0.0.1"にはローカルホスト名を設定しないでください。
ホスト名にエイリアス名は設定しないでください。
IPアドレスに、"10.10.10.10"をもつ、"master1"というホスト名を設定する例を以下に示します。
10.10.10.10 master1 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
業務 LAN のネットワークインターフェースの設定
各サーバの業務 LAN のネットワークインターフェースは、本製品を導入する前に、IP アドレスが設定されており、かつ、活性状態である必要があります。
対象となるネットワークインターフェースの状態を ifconfig コマンドで確認して、未設定および未活性の状態であれば、IP アドレスの設定および活性化してください。
例
# ifconfig eth5 <Enter> eth5 Link encap:Ethernet HWaddr 00:19:99:8D:7E:90 inet addr:10.10.10.11 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 ・・・ 中略・・・ RX bytes:2440357552 (2.2 GiB) TX bytes:1144015405 (1.0 GiB) Memory:cd400000-cd480000
システム時刻の設定
マスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバのシステム時刻は、NTP(Network Time Protocol)を使用し、同じ時刻に同期するように設定してください。
必須ソフトウェアの準備と確認
本製品をインストールする前に、システムに「2.1.2.3 必須ソフトウェア」のソフトウェアがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は、事前にインストールする必要があります。
注意
PRIMERGY シリーズでは、本製品が正しく動作するために、ServerView Agent のインストールで必要な SNMP サービスの設定を行ってください。
SNMP サービスの設定方法については、ServerView Agent のマニュアルを参照してください。
SNMP コミュニティー名には、iRMC に設定してある SNMP コミュニティー名と同じ値を設定してください。
SNMP コミュニティー名には、Read(参照権)または Write(参照更新権)を設定してください。
SNMP パケットを受け付けるホストは、マスタサーバの管理 LAN の IP アドレスを設定してください。
SNMP トラップ送信先には、マスタサーバの IP アドレスを設定してください。
なお、SNMP トラップ送信先のマスタサーバが複数の NIC を持つ場合、スレーブサーバと接続されている側の管理 LAN の IP アドレスを設定してください。