マスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバに対して、「2.1.2.3 必須ソフトウェア」に示すソフトウェアをインストールしてください。
次に、マスタサーバの必須ソフトウェアにおける注意すべき設定について説明します。
必須ソフトウェアの入手
Microsoft LAN Manager モジュールの入手および展開
本作業は、プライマリサーバに対してのみで必要です。セカンダリサーバでは必要ありません。
Microsoft LAN Manager モジュールを以下の FTP サイトから入手してください。
なお、Microsoft LAN Manager モジュールは CPU アーキテクチャー(x86, x64)に関係なく利用できます。
URL: ftp://ftp.microsoft.com/bussys/clients/msclient/DSK3-1.EXE (2012年5月時点)
ServerView Deployment Manager をインストールしてある環境に本製品をインストールする場合、Microsoft LAN Manager モジュールを入手する必要はありません。
入手したモジュールを、CPU アーキテクチャー(x86)の Windows 上で、事前に Expand コマンドにより展開しておく必要があります。展開方法については、以下の例を参照してください。
例
C:\tempにdsk3-1.exe を配置した場合
> cd /d c:\temp > dsk3-1.exe > Expand c:\temp\protman.do_ /r > Expand c:\temp\protman.ex_ /r
フォルダー名やファイル名は Windowsの8.3 形式(*1)にしてください。
なお、展開した Microsoft LAN Manager モジュールはマネージャーのインストール後は必要ありません。
*1: ファイル名部分が最大で8文字、拡張子部分が最大で3文字とする規則です。
展開が完了した以下のモジュールを、インストールするシステムの作業用ディレクトリ(/tmp)に配置してください。
PROTMAN.DOS
PROTMAN.EXE
NETBIND.COM
必須ソフトウェア設定
SNMP トラップデーモンの設定
本作業は、プライマリサーバのみ必要です。セカンダリサーバでは必要ありません。
本製品が正しく動作するために、net-snmp パッケージのインストールと共に /etc/snmp/snmptrapd.conf ファイルに以下の設定を追記してください。ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成したあと、以下の設定を追記してください。
disableAuthorization yes
kdump の設定
kdump の確認
kdump サーバ機能が利用可能となっていることを確認してください。利用可能となっていない場合は、利用可能にしてください。確認操作は”runlevel コマンド”と”chkconfig コマンド”で行います。
“runlevel コマンド”で、現在のランレベルを確認します。
例
以下の場合、現在のランレベルは3です。
#/sbin/runlevel <Enter> N 3
“chkconfig コマンド”で、kdump の利用可能状態を確認します。
例
以下の場合、現在のランレベル3の kdump はオフです。
#/sbin/chkconfig --list kdump <Enter> kdump 0:オフ 1:オフ 3:オフ 4:オフ 5:オフ 6:オフ
現在のランレベルで kdump がオフになっている場合、”chkconfig コマンド”でオンにし、serviceコマンドで kdump を起動してください。
#/sbin/chkconfig kdump on <Enter> # /sbin/service kdump start