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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

1.1.3 管理対象サーバ

管理対象サーバは、管理サーバが管理するサーバです。管理対象サーバは、1つのサイトにだけ追加できます。
サイトにスタンドアロンサーバを追加すると、管理対象サーバとなります。管理対象サーバには、以下の3つの種別があります。

注意

管理対象サーバのInterstage Application Serverのバージョンが管理サーバのバージョンのよりも上位である場合、管理対象サーバとしてサイトに追加できません。


サーバグループに所属する管理対象サーバ

サーバグループに所属する管理対象サーバです。管理対象サーバ単独ではなく、サーバグループとして運用します。本サーバは、同一業務を複数の並列サーバで運用する場合などに使用します。
サーバグループに所属する管理対象サーバに対する操作は、管理サーバのInterstage管理コンソールにログインして、[一括操作]/[統合管理]のツリーから行います。通常、[一括操作]を使用します。[統合管理]では、起動・停止などの操作を行うことはできますが、定義の作成・変更などの資源の更新操作を行うことはできません。サーバグループに所属する管理対象サーバのInterstage管理コンソールにログインし、管理対象サーバの操作を直接行うこともできますが、[統合管理]と同様の範囲の操作となります。


単体運用の管理対象サーバ

サーバグループに所属しないで、1台で業務を運用する管理対象サーバです。本サーバは、管理対象サーバごとに業務の運用が異なる場合などに使用します。
単体運用の管理対象サーバに対する操作は、管理サーバのInterstage管理コンソールにログインし、[一括操作]/[統合管理]のツリーから行います。通常、[一括操作]を使用します。[統合管理]からは起動・停止などの操作を行うことはできますが、定義の作成・変更などの資源の更新操作を行うことはできません。単体運用の管理対象サーバのInterstage管理コンソールにログインし、管理対象サーバを直接操作することもできますが、[統合管理]と同様の範囲の操作となります。


リザーブサーバ

保守状態にある管理対象サーバです。サイトに所属しているが、業務を運用していないサーバです。
サーバグループを構築する場合、サーバグループの作成後、サーバグループに管理対象サーバを追加します。サーバグループに追加する管理対象サーバは、まずリザーブサーバとしてサイトに追加してから、サーバグループに追加します。また、サーバグループから削除したサーバは、リザーブサーバとなります。
リザーブサーバは、以下のような場合に使用します。

■クラスタシステム上で運用するサーバ

クラスタシステム上で管理対象サーバを運用する場合は、その管理対象サーバをサーバグループに追加しないでください。クラスタシステム上では、単体運用のサーバとして運用しているサーバを運用してください。クラスタシステム上でサーバグループに所属している管理対象サーバを運用すると、以下の問題が発生する可能性があります。

なお、クラスタシステム上で単体運用の管理対象サーバを運用する場合、Interstageの各サービスとワークユニットの起動・停止は、クラスタ製品の機能を使用して操作します。Interstage管理コンソールからは、操作しないでください。

注意

クラスタシステム上で単体運用の管理対象サーバを運用する場合、Interstageの各サービスとワークユニットの起動・停止は、クラスタ製品の機能を使用して操作してください。Interstage管理コンソールから操作しないでください。


管理対象サーバのバックアップリストア

万一のディスク破壊などに備えて、定期的に資源のバックアップを行ってください。管理対象サーバのバックアップ/リストアについては、「4.4.2 管理対象サーバのバックアップ/リストア」を参照してください。