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Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
Interstage

F.1.5 リポジトリサーバの構築

  システム構成ごとに構築方法を説明します。

■リポジトリサーバを1台で構成する場合のリポジトリサーバの構築

リポジトリサーバの構築

2.3.3 リポジトリサーバ(1台、または更新系)の構築”を参照してください。

■リポジトリサーバを複数台で構成する場合のリポジトリサーバの構築

リポジトリサーバ(更新系)の構築

1台目のリポジトリサーバ(更新系)を構築します。
2.3.3 リポジトリサーバ(1台、または更新系)の構築”を参照してください。
  

リポジトリサーバ(更新系)の追加

1台目のリポジトリサーバ(更新系)の環境を移出し、負荷分散するリポジトリサーバ(更新系)に環境を移入します。

  • ロードバランサの設定
    セションの管理を行う場合は、ロードバランサの設定を行います。
    ロードバランサの設定については、“E.1 リポジトリサーバ(更新系)の負荷分散”を参照してください。

  • 移出マシンの資源の取り出し

    1. 移出マシンでssobackupコマンドを-svオプションで実行し、リポジトリサーバ資源を資源格納ファイルに取り出します。
      Interstage HTTP Serverの資源も合わせて移出してください。(注1)

    2. リポジトリサーバ、またはInterstage ディレクトリサービスでSSL通信を行っている場合は、Interstage証明書環境資源を移出してください。(注1)

    3. 手順1、2で取り出した資源を、移入マシンに転送します。転送する場合には、第三者に盗聴などされないように注意してください。
      なお、転送の際、手順1で取り出した資源格納ファイルの権限は変更しないでください。

  • 移入マシンへの資源の移入

    1. 移入マシンで、ssorestoreコマンドを実行し、リポジトリサーバ資源を移入します。資源移入後は、移入マシンのInterstage管理コンソールによる操作は不要です。
      Interstage HTTP Serverの資源も合わせて移入してください。(注1)

    2. リポジトリサーバ、またはInterstage ディレクトリサービスでSSL通信を行っている場合は、移出マシンから取り出したInterstage証明書環境資源を移入してください。(注1)
        

SSOリポジトリの負荷分散環境の作成

運用に合わせてSSOリポジトリの負荷分散環境を作成します。(注2)
  

リポジトリサーバ(更新系)の設定

負荷分散するすべてのリポジトリサーバ(更新系)にて以下を行います。

  1. [システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[リポジトリサーバ詳細設定[表示]]をクリックし、SSOリポジトリの負荷分散環境の作成で作成したSSOリポジトリが、[リポジトリ名]に設定されていることを確認し、[適用]ボタンをクリックします。

  2. リポジトリサーバを起動します。
    リポジトリサーバの起動方法については、“4.1.1 リポジトリサーバの起動”を参照してください。

  3. 移出マシンから取り出した資源格納ファイルを削除します。

■リポジトリサーバと認証サーバを1台で構成する場合の構築

リポジトリサーバ、および認証サーバの構築

リポジトリサーバと認証サーバを1台目のマシンに構築します。
2.5.1 リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する”を参照してください。

注1)資源の移出、および移入については、“運用ガイド(基本編)”の“メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”-“他サーバへの資源移行”を参照してください。
2)SSOリポジトリの負荷分散環境の作成については、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“負荷分散環境の作成”、または“負荷分散環境(レプリケーション形態)の作成”を参照してください。