新たにロードバランサを追加し、リポジトリサーバ(更新系)を増設して負荷分散を行う場合は、運用形態にあわせてロードバランサを設定します。
セションの管理を行っている場合は、以下の設定を行ってください。
■セションの一意性の保証機能(セッション維持機能)
設定項目 | 設定値 |
保証方式 | Cookie、またはURL埋め込みパラメタ(その他)によりセションを識別する |
保証時間 | アイドル監視時間(注)より大きい値 |
キーワード | fj-is-sso-disperse= |
■故障監視機能
以下のどちらか一方の方法で、故障監視機能を設定してください。
Systemwalker等の監視機構により、ロードバランサの故障検出を監視し、故障が検出された場合には、故障となったリポジトリサーバを再起動するように設定してください。
ロードバランサの故障を監視する間隔に、アイドル監視時間(注)より大きい値を設定してください。
注)アイドル監視時間については、リポジトリサーバ(更新系)のInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[セション管理詳細設定[表示]]をクリックし、[アイドル監視]の[アイドル監視時間]より確認してください。
運用中のリポジトリサーバに、新たにロードバランサを追加する際は、以下の点に注意してください。
構築済のリポジトリサーバのホスト名をロードバランサに設定し、リポジトリサーバ(更新系)のURLを変更しないようにしてください。リポジトリサーバのURLについては、“1.7.3 リポジトリサーバのURLについて”を参照してください。