リポジトリサーバのURLは、リポジトリサーバの前に設置したSSLアクセラレータやロードバランサ、またはクラスタシステムとの組合わせにより決定します。
基本的には、リポジトリサーバの前に設置した装置、製品のFQDN、およびポート番号になりますが、組み合わせる装置、製品によって異なる場合があります。
以下にロードバランサ、IPCOM300、またはSSL Accelerator 7117を組み合わせた場合の例を示します。また、クラスタシステムを利用する場合についても説明します。
なお、クラスタシステムは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用することができます。クラスタシステムについては、Interstage Application Server Enterprise Editionの“高信頼性システム運用ガイド”を参照してください。
ほかの装置、製品を組み合わせない場合
リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号となります。
ただし、クラスタシステムを利用する場合、リポジトリサーバのFQDNはクラスタシステムにおける運用ノードと待機ノードの共通のFQDN、ポート番号はリポジトリサーバのポート番号となります。
なお、リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は、リポジトリサーバ(更新系)のみクラスタシステムに対応しています。
【クラスタシステムを利用する場合】
ロードバランサを使用してリポジトリサーバ(更新系)の負荷分散を行う場合
リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、ロードバランサで設定した仮想IPアドレスのFQDN、およびポート番号となります。(注)
仮想IPアドレスについては、ロードバランサのマニュアルを参照してください。
注)ロードバランサの前にSSL Accelerator 7117を配置する場合は、リポジトリサーバのFQDNはロードバランサで設定した仮想IPアドレスのFQDN、ポート番号はSSL Accelerator 7117のポート番号となります。
IPCOM300を使用する場合
リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、IPCOM300で設定した仮想IPアドレスのFQDN、およびポート番号となります。
仮想IPアドレスについては、IPCOM300のマニュアルを参照してください。
クラスタシステムを利用する場合も同様に、リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、IPCOM300で設定した仮想IPアドレスのFQDN、およびポート番号となります。
なお、リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は、リポジトリサーバ(更新系)のみクラスタシステムに対応しています。
【クラスタシステムを利用する場合】
SSL Accelerator 7117を使用する場合
リポジトリサーバのFQDNはリポジトリサーバのFQDN、ポート番号はSSL Accelerator 7117のポート番号となります。
ただし、クラスタシステムを利用する場合、リポジトリサーバのFQDNはクラスタシステムにおける運用ノードと待機ノードの共通のFQDN、ポート番号はSSL Accelerator 7117のポート番号となります。
なお、リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は、リポジトリサーバ(更新系)のみクラスタシステムに対応しています。
【クラスタシステムを利用する場合】