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Interstage Job Workload Server V9.3.0 運用ガイド
Interstage

2.1.4 ジョブの実行環境単位の運用停止

ジョブの実行環境単位の運用停止手順について以下に示します。


ジョブおよびジョブネットの停止方法については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を参照してください。

2.1.4.1 ジョブキューを実行禁止状態にする

運用を停止するジョブの実行環境へのジョブの投入を停止したあとに、対象ジョブキュー内の実行待ちおよび保留のジョブがなくなった時点で、ジョブキューを実行禁止状態にします。
ジョブキューを実行禁止状態にすると、以降で投入されたジョブはすべて実行待ちとなり、実行されなくなります。

ジョブキューを実行禁止状態にするには、以下の手順で行います。

実行待ちジョブ数の確認

対象ジョブキュー内の実行待ちのジョブがなくなったことを確認するために、ジョブキュー情報を表示します。
ジョブキュー情報を表示する、btfwqinfoコマンドの形式を以下に示します。

btfwqinfo -l ジョブキュー名


btfwqinfoコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

ジョブキュー情報の表示例を、以下に示します。

Jobqueue Name = que001(default)
Jobqueue State = active
[Number of Jobs]
  Exec = 0
  Wait = 0
  Hold = 0
[Max Job]
  Definition = 1000
  System     = 99999
[Multiplicity]
  Current    = 20
  Definition = 20
  System     = 20
[Time Limit]
  Definition = 600
[Initiator]
  Name = que001(active)

対象のジョブキュー情報から、“[Number of Jobs]”の“Wait”の数(実行待ちのジョブの数)が0になっていることを確認してください。

ジョブキューを実行禁止状態にする

ジョブキューを実行禁止状態にする、btfwinactqコマンドの形式を以下に示します。

btfwinactq ジョブキュー名


btfwinactqコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

2.1.4.2 ジョブの実行環境の稼働状態の確認

運用を停止するジョブの実行環境の稼働状態を確認します。
運用を停止するジョブの実行環境のジョブがすべて終了していることを、“2.1.2.1 ジョブの稼働状態確認”の手順に従って確認してください。

2.1.4.3 イニシエータの停止

運用を停止するジョブの実行環境のイニシエータを停止します。
イニシエータを停止する、btfwstopiniコマンドの形式を以下に示します。

btfwstopini イニシエータ名

イニシエータ名は、ジョブキュー名と同じ文字列です。

btfwstopiniコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

2.1.4.4 バッチワークユニットの停止

運用を停止するジョブの実行環境のバッチワークユニットを停止します。


ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、ここで示す操作は不要です。“イニシエータの停止”でバッチワークユニットが自動的に停止されます。

バッチワークユニットを停止する、isstopwuコマンドの形式を以下に示します。

isstopwu ワークユニット名

ワークユニット名は、“ジョブキュー名_CWU”です。

isstopwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル (コマンド編)”を参照してください。