バッチシステムの運用を開始したあとに、ジョブの実行環境の運用を開始します。
ジョブの実行環境単位の運用開始手順について以下に示します。
ジョブおよびジョブネットの開始方法については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を参照してください。
運用を開始するジョブの実行環境のバッチワークユニットを起動します。
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バッチワークユニットの起動方法は、“2.1.1.3 バッチワークユニットの起動”を参照してください。
運用を開始するジョブの実行環境のイニシエータを開始します。
イニシエータを開始する、btfwstartiniコマンドの形式を以下に示します。
btfwstartini イニシエータ名 |
イニシエータ名は、ジョブキュー名と同じ文字列です。
btfwstartiniコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。
ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、イニシエータの開始と連動してバッチワークユニットおよびイベントチャネルが起動されます。
イニシエータは、Interstage運用者の権限で起動してください。btfwstartiniコマンドを投入してイニシエータを開始する場合、イニシエータの起動ユーザはbtfwstartiniコマンド投入者となります。btfwaltinidefコマンドを使用したイニシエータの開始ユーザ名の設定(初期値はバッチセットアップ情報ファイルの設定)は、バッチ実行サービス開始時にのみ有効です。
イニシエータは、システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)で起動してください。
イニシエータは、バッチワークユニットの起動ユーザと同じユーザで起動してください。なお、ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、イニシエータを起動するユーザとバッチワークユニットの起動ユーザは常に同じになります。
運用を開始するジョブの実行環境のジョブキューを実行可能状態にします。
すでにジョブキューが実行可能状態になっている場合には、本作業は不要です。
ジョブキューを実行可能状態にする、btfwactqコマンドの形式を以下に示します。
btfwactq ジョブキュー名 |
btfwactqコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。
運用を開始するジョブの実行環境の稼働状態を確認します。
ジョブの実行環境の稼働状態の確認は“2.1.1.5 バッチ実行基盤の稼働状態確認”の手順に従って行ってください。