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 Formcoordinatorユーザーズガイド

A.1.1 電子フォームの表示・印刷のトラブル

電子フォームをWebブラウザで表示または印刷するときに発生するトラブルを次に示します。
電子フォームの表示・印刷のトラブルについては、トラブルの内容とトラブルが発生する表示モードを表で説明します。次に示す表を参照して、該当するトラブルの内容を検索してください。

目次

トラブルの内容

表示モード

標準表示

汎用表示

簡易表示

A.1.1.1 電子フォームが正しく表示・動作しない場合のトラブル

■ Webブラウザに「電子フォームを正常に表示できません。」というメッセージが表示される

■ 電子フォーム表示時などに「アプレットが実行できるようにブラウザを設定後、再表示してください。」というメッセージが表示される

■ 電子フォーム表示時などに「Charset Manager SE Web入力 A. - zzzzz」と記載されたエラーメッセージが表示される

■ 電子フォーム表示時に、どの項目にもカーソルが位置付かない、またはフォーカスが当たっているように見えるが、キー操作ができない

■ オーバレイが表示されない

■ 電子フォームの表示時にエラーになる

■ 電子フォームを表示したが、表示される内容が古い

■ 項目が表示されない、または入力できない

■ ラジオボタンの選択状態が正しく設定できない

■ [4002] 編集形式の指定は無効となります。アプレットが実行できるようにブラウザを設定後、再表示してください。」というメッセージが表示される

■ 電子フォームを表示したが、正しく動作しない

■ Webブラウザのステータスバーに、警告アイコンと「ページでエラーが発生しました」というメッセージが表示される

■ 電子フォーム表示時に、「アプレットの生成に失敗しました。」というJBKプラグインのメッセージが表示され、画面が真っ白になる

(注)

A.1.1.2 電子フォーム設計時と異なる表示・動作になる場合のトラブル

■ 電子フォームデザイナで設計したレイアウトと異なる

A.1.1.3 メディア項目に関するトラブル

■ 電子フォームに設定した、文字の色、フォント、文字サイズがWebブラウザで表示されない

■ 文字列が欠けて表示される、または折り返して表示される

■ 設定した編集形式どおりに表示されない

■ 電子フォームを表示すると、文字化けの状態で表示される

■ 特定の文字が、重なったり小さい文字サイズで表示されたりする

(注)

■ メディアデータが表示されない

A.1.1.4 項目制御情報に関するトラブル

■ メディア項目の表示結果が標準表示モードと汎用表示モード、または、標準表示モードと簡易表示モードとで違う

■ 項目制御情報の指定が有効とならない

A.1.1.5 イベント定義に関するトラブル

■ イベント定義で指定したスタイル属性変更関数(fjxmlSetStyleReadonly、fjxmlSetStyleVisibility)が有効とならない

A.1.1.6 Webブラウザの印刷機能を使用する印刷に関するトラブル

■ イベント定義で指定した演算結果が表示されない

■ 計算を行うと、関数結果が「123e+4」のように浮動小数形式で表示される

■ 計算を行うと、関数結果に「Infinity」または「NaN」と表示される

■ イベント定義で指定した処理を実行すると、エラーメッセージが表示される、または処理が動作しない

■ 電子フォームをWebブラウザの印刷機能を使用する印刷の場合に、罫線がずれて印刷されるなど、画面での表示結果と異なる印刷がされる

A.1.1.7 クライアント印刷に関するトラブル

■ 電子フォームをWebブラウザの印刷機能を使用して印刷した場合、複数ページにまたがって印刷される

■ 背景の指定が、Webブラウザでの印刷時に有効にならない

■ 白色の文字をWebブラウザの印刷機能で印刷した場合、白色で印刷されない

■ 半角空白が□や・で表示または印刷される

■ 電子フォームをWebブラウザの印刷機能を使用して印刷した場合、正しく印刷されない

■ クライアント印刷が実行できない

■ クライアント印刷で数字項目を印刷した場合、数字項目がWebブラウザで表示したとおりに印刷されない

■ クライアント印刷およびサーバ印刷で、ラジオボタン項目およびチェックボックス項目が3Dで印刷されない

■ クライアント印刷で複数ページの印刷ができない

■ クライアント印刷で、電子フォームで指定した用紙名または給紙口名が反映されない

■ クライアント印刷で、電子フォームで指定した印刷ダイアログの表示および印刷部数が有効とならない

■ クライアント印刷で電子フォームを印刷した場合、期待した用紙サイズ、印刷方向で印刷されない

■ クライアント印刷でメディア項目が印刷されない

■ 使用する電子フォーム名に日本語が含まれる場合、Webサーバによってはクライアント印刷で、「[4023] 印刷処理に失敗しました。サーバ環境に問題があります。」というメッセージが表示され印刷できない

■ 文字と重なる罫線/網掛けが印刷されない

■ EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードが、電子フォームで指定したサイズで印刷されない

■ Code 3 of 9(EIAJ準拠)バーコードが、電子フォームで指定したサイズで印刷されない

■ QR Code(モデル1)、QR Code(モデル2)が、電子フォームで指定したサイズで印刷されない

○:トラブルが発生します。
-:トラブルが発生しません。

(注)Internet Explorerだけで発生するトラブルです。

A.1.1.1 電子フォームが正しく表示・動作しない場合のトラブル

Webブラウザで電子フォームが正しく表示・動作しない場合に発生するトラブルを次に示します。

Webブラウザに「電子フォームを正常に表示できません。」というメッセージが表示される

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

JavaScriptが動作していない可能性があります。

対処

JavaScriptが動作するようにWebブラウザを設定したあと、再度電子フォームを表示してください。
Webブラウザの設定方法については、「4.2.1 Webブラウザを設定する」の次に示すどちらかを参照してください。

子フォーム表示時などに「アプレットが実行できるようにブラウザを設定後、再表示してください。」というメッセージが表示される

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

Javaアプレットが動作していない可能性があります。

対処1

Javaアプレットが動作するようにWebブラウザを設定したあと、再度電子フォームを表示してください。
Webブラウザの設定方法については、「4.2.1 Webブラウザを設定する」の次に示すどちらかを参照してください。

原因2

電子フォームとWebブラウザのキャッシュフォルダに保存されているファイルのバージョンが一致しない場合に表示されます。

対処2

ページを最新の状態に更新してください。
ページを最新の情報に更新するには、次に示す操作を行います。

Internet Explorerの場合

[Ctrl]+[F5]キーを押します。

Firefoxの場合

[Ctrl]+[F5]キーを押します。または、
[Ctrl]+[Shift]+[R]キーを押下します。

この操作を行ってもメッセージが表示される場合は、Webブラウザのキャッシュファイルを削除してください。
また、Java コントロールパネルより一時ファイルを削除してください。

子フォーム表示時などに「Charset Manager SE Web入力 A. - zzzzz」と記載されたエラーメッセージが表示される

zzzzzには、Charset Manager Web入力のバージョン/レベルが表示されます。

◆ 標準表示モード

原因1

Formcoordinatorの環境設定に誤りがある可能性があります。

対処1

Formcoordinatorの環境設定の[連携]タブで指定した、運用文字コードの設定に誤りがないか確認してください。
[運用文字コード]に選択する値については、Charset Manager Web入力のマニュアルを参照してください。

原因2

Charset Manager Web入力の環境設定に誤りがある可能性があります。

対処2

表示されるメッセージに従ってCharset Manager Web 入力のマニュアルを参照し、対処してください。

子フォーム表示時に、どの項目にもカーソルが位置付かない、またはフォーカスが当たっているように見えるが、キー操作ができない

標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

以下に示す機能を使用した電子フォーム表示時に、どの項目にもカーソルが位置付かない、またはフォーカスが当たっているように見えるが、キー操作ができないことがあります。

対処

項目にカーソルを設定するには、次に示す操作を行います。

マウス操作の場合

Webブラウザの画面をマウスでクリックしてください。クリックした項目にカーソルが位置付きます。

キー操作の場合

Webブラウザから一旦フォーカスを外し、再度フォーカスを設定してください。[tab]キーによるカーソルの移動が可能になります。

ーバレイが表示されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード

原因1

項目とオーバレイの配置位置が近すぎる場合に起こります。

対処1

電子フォームデザイナで、項目とオーバレイの配置間隔を空けてください。

原因2

Webブラウザで画像が表示されない設定になっている場合に起こります。

対処2

次に示す手順でWebブラウザの設定を変更してください。

Internet Explorerの場合

  1. [ツール]-[インターネットオプション]をクリックします。
    →[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [詳細設定]タブをクリックします。

  3. [マルチメディア]の[画像を表示する]チェックボックスをオンにします。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

Firefoxの場合

  1. [ツール]-[オプション]をクリックします。
    →[オプション]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [コンテンツ]タブをクリックします。

  3. [画像を読み込む]チェックボックスをオンにします。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

原因3

Internet Explorerの「バイナリビヘイビアとスクリプトビヘイビア」が無効になっている場合に起こります。

対処3

オーバレイを表示する場合には、Internet Explorerのセキュリティの設定で、「バイナリビヘイビアとスクリプトビヘイビア」を有効にする必要があります。「バイナリビヘイビアとスクリプトビヘイビア」の設定方法については、「4.2.1 Webブラウザを設定する」の「◆ オーバレイ文字、図形、罫線を表示させるためのWebブラウザの設定(Internet Explorer)」を参照してください。

子フォームの表示時にエラーになる

◆ 標準表示モード

原因

Web入力を使用する項目を定義した電子フォームでは、データ送信形式の「CGIパラメタ形式で送信する」は使用できません。
データ送信形式に「CGIパラメタ形式で送信する」を指定した場合、エラーとなります。

対処

データ送信形式に「XMLデータ形式で送信する」を指定してください。

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

電子フォーム格納先URLが正しく設定されていない可能性があります。
コマンド種別に「印刷」を指定したコマンドボタン項目が定義されている電子フォームを表示するには、電子フォーム格納先URLを指定する必要があります。

対処1

Formcoordinatorの環境設定の[URL]タブで、電子フォーム格納先URLを設定してください。設定方法については、「4.1.2.3 クライアント印刷で使用する電子フォームを配置する」を参照してください。

原因2

署名オプションがインストールされていない環境で、署名機能を利用しようとした可能性があります。

対処2

原因3

非出力項目の項目形式に「数字項目」は指定できません。

項目形式に「数字項目」を指定した場合、エラーとなります。

対処3

非出力項目を使用する場合、項目形式に「テキスト項目」を指定してください。

原因4

コマンドボタン項目の送信先、スタティックテキスト項目/矩形スタティックテキスト項目のリンク先、電子フォームのプロパティで指定するメディア格納ディレクトリ、およびメディア項目のファイル名に指定したURL記述に誤りがある可能性があります。

対処4

URL記述形式で指定する情報に対して、サポート外の形式で指定していないか確認してください。次に示すサポート形式で、URLを指定してください。

◆ 汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

データ送信形式の「CGIパラメタ形式で送信する」は使用できません。
データ送信形式に「CGIパラメタ形式で送信する」を指定した場合、エラーとなります。

対処1

データ送信形式に「XMLデータ形式で送信する」を指定してください。

原因2

Charset Manager Web入力と連携して外字を入力できません。Web入力を使用する項目を定義した電子フォームをWebブラウザに表示した場合、エラーとなります。

対処2

次に示す対処を行ってください。

◆ 標準表示モード、汎用表示モード

原因

サポートされないユーザエージェントが指定されている可能性があります。

対処

サポートされているユーザエージェントを使用し、正しい表示モードを設定してください。
設定方法については、「4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する」を参照してください。

子フォームを表示したが、表示される内容が古い

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

Webブラウザの設定で、キャッシュの設定が影響している可能性があります。

対処

Webブラウザでページの再読み込みを行ってください。

Internet Explorerの場合

[Ctrl]+[F5]キーを押します。

Firefoxの場合

[Ctrl]+[F5]キーを押します。または、
[Ctrl]+[Shift]+[R]キーを押下します。

目が表示されない、または入力できない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード

原因

データの入出力を行う項目どうしが重なっている場合に起こります。

対処

電子フォームデザイナで、データの入出力を行う項目どうしが重ならないように修正してください。

ジオボタンの選択状態が正しく設定できない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

XMLデータで正しく設定されていない可能性があります。

対処

7.1.2 電子フォームの表示時にラジオボタンやチェックボックスを選択状態にするには」を参照し、XMLデータが正しいか確認してください。

子フォームを表示したが、正しく動作しない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

項目名に、FjXMLで始まる半角英数字の名前、または、reset、onreset、onsubmit、name、id、length、actionなどの半角英数字の名前を指定した場合、Webブラウザによって電子フォームが正しく動作しないことがあります。

対処1

FjXMLで始まる半角英数字の項目名は使用しないでください。また、半角英数字の項目名を使用する場合、次に示す例のように項目名の最後に数字を付加するようにしてください。

例:

reset0001

原因2

OutputDataBuilderクラスのsetHiddenControl()メソッドで指定するnameパラメタに、FjXMLで始まる半角英数字、または、reset、onreset、onsubmit、name、id、length、actionなどの半角英数字を指定した場合、Webブラウザによって電子フォームが正しく動作しないことがあります。

対処2

nameパラメタにFjXMLで始まる半角英数字は使用しないでください。また、nameパラメタに半角英数字を指定する場合、次に示す例のようにnameパラメタの最後に数字を付加するようにしてください。

例:

setHiddenControl("length0001" ,"30");

◆ 標準表示モード

原因

Charset Manager Web入力と連携する場合で、使用できない項目名が使用されている可能性があります。

対処

Charset Manager Web入力と連携する場合、次に示す項目名は使用しないでください。

[4002] 編集形式の指定は無効となります。アプレットが実行できるようにブラウザを設定後、再表示してください。」というメッセージが表示される

標準表示モード

原因

FormCoordinator V4.0(Windows)、またはFormCoordinator 4.1(Solaris)から本バージョンのFormcoordinatorに移行した場合、使用するWebブラウザのキャッシュにFormCoordinator V4.0(Windows)、またはFormCoordinator 4.1(Solaris)を使用したときに表示した古いキャッシュファイルが残っている可能性があります。

対処

[Ctrl]+[F5]キーを押します。
この操作を行ってもメッセージが表示される場合は、Webブラウザのキャッシュファイルを削除してください。

Webブラウザのステータスバーに、警告アイコンと「ページでエラーが発生しました」というメッセージが表示される

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

Webサーバの仮想ディレクトリの設定が誤っている可能性があります。

対処

Webサーバの仮想ディレクトリには、Windowsの場合は「フレームワークのインストールフォルダ\cllib」を、SolarisおよびLinuxの場合は「Formcoordinatorのインストールディレクトリ/cllib」を仮想ディレクトリ「/FormCDN/cllib」として設定しておく必要があります。正しく設定されているか確認してください。
設定方法については、「4.1.1.1 Webサーバを設定する」を参照してください。

子フォーム表示時に、「アプレットの生成に失敗しました。」というJBKプラグインのメッセージが表示され、画面が真っ白になる

◆ 標準表示モード、汎用表示モード(Internet Explorer)

原因

プロセスですでに異なる設定のJBKプラグインが起動されています。

対処

Webブラウザを再起動し、画面を再表示してください。

A.1.1.2 電子フォーム設計時と異なる表示・動作になる場合のトラブル

電子フォームデザイナでの電子フォーム設計時とWebブラウザでの電子フォームを表示・動作が異なる場合に発生するトラブルを次に示します。

子フォームデザイナで設計したレイアウトと異なる

◆ 標準表示モード、汎用表示モード

原因

Webブラウザの制約のためです。

対処

「付録I 表示モードごとのサポート機能」の「I.4 電子フォーム作成時の留意事項」を参照してください。

◆ 汎用表示モード、簡易表示モード

原因

Webブラウザの制約のためです。

対処

付録I 表示モードごとのサポート機能」を参照してください。

子フォームに設定した、文字の色、フォント、文字サイズがWebブラウザで表示されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード

原因

Webブラウザの設定で、文字の色、フォント、文字サイズの指定が無効となっている可能性があります。

対処

次に示す手順でWebブラウザの設定を変更してください。

Internet Explorerの場合

  1. [ツール]-[インターネットオプション]をクリックします。
    →[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [全般]タブをクリックします。

  3. [ユーザー補助]ボタンをクリックします。
    →[ユーザー補助]ダイアログボックスが表示されます。

  4. チェックボックスがオンになっている場合は、すべてオフにします。

  5. [ユーザー補助]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

  6. [インターネットオプション]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

Firefoxの場合

  1. [ツール]-[オプション]をクリックします。
    →[オプション]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [コンテンツ]タブをクリックします。

  3. [フォントと配色]の[詳細設定]ボタンをクリックします。
    →[フォント]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [Webページが指定したフォントを優先する]チェックボックスがオフになっている場合は、オンにします。

  5. [フォント]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

  6. [配色設定]ボタンをクリックします。
    →[配色]ダイアログボックスが表示されます。

  7. [Webページが指定した配色を優先する]チェックボックスがオフになっている場合は、オンにします。

  8. [配色]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

  9. [オプション]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

字列が欠けて表示される、または折り返して表示される

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

指定されている桁数および編集形式に対して、項目の横幅が小さい可能性があります。

対処1

電子フォームデザイナで横幅の指定を変更してください。編集形式で区切り文字や通貨記号、負号を含む場合には、桁数に加え、その文字の分の横幅を加えて指定してください。

原因2

スタティックテキスト項目で、文字列長に対して横幅が足りない場合に起こります。

対処2

電子フォームデザイナで、横幅を文字列が表示できる十分な長さに指定してください。

◆ 標準表示モード、簡易表示モード

原因

クライアント側のオペレーティングシステムがWindows XPである場合、ほかのWindowsに比べて文字のサイズが若干大きく選択されるためです。

対処

電子フォームデザイナで、文字列が表示できる十分な長さの横幅を指定してください。
また、作成した電子フォームが正常に表示されることをWindows XPを使用して確認してください。

◆ 汎用表示モード、簡易表示モード

原因

項目と項目との間隔が狭い場合に発生します。

対処

項目と項目との間隔を空けてください。

定した編集形式どおりに表示されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

JavaScriptが動作していない可能性があります。

対処

JavaScriptが動作するようにWebブラウザを設定したあと、再度電子フォームを表示してください。
Webブラウザの設定方法については、「4.2.1 Webブラウザを設定する」の次に示すどちらかを参照してください。

子フォームを表示すると、文字化けの状態で表示される

◆ 簡易表示モード

原因

電子フォームを変換したHTMLのコード系とサーブレットプログラムで指定したコード系に相違がある場合に発生する可能性があります。

対処

コード系に相違が発生しないようにOutputDataBuilderクラスのgetContentType()メソッドを利用してサーブレットプログラムで設定してください。
詳細については、「C.1.2 クラス:OutputDataBuilder」の「getContentType()」を参照してください。

定の文字が、重なったり小さい文字サイズで表示されたりする

◆ 標準表示モード、汎用表示モード(Internet Explorer)

原因

Windows XPまたはWindows Server 2003に「MS ゴシック & MS 明朝 JIS2004 対応フォント」をインストールしている場合に発生します。

対処

「MS ゴシック & MS 明朝 JIS2004 対応フォント」をシステムからアンインストールしてください。

A.1.1.3 メディア項目に関するトラブル

メディア項目に関するトラブルを次に示します。

ディアデータが表示されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

次に示すどれかの原因があります。

対処

次に示す内容を確認してください。

参考

電子フォームのプロパティでメディア格納ディレクトリが指定されていない場合、Webアプリケーションの格納先フォルダがメディア格納ディレクトリとして参照されます。

ディア項目の表示結果が標準表示モードと汎用表示モード、または、標準表示モードと簡易表示モードとで違う

◆ 汎用表示モード、簡易表示モード

原因

標準表示モードで使用する場合、メディア項目はイメージの縦横の比率を守って表示されますが、汎用表示モードおよび簡易表示モードで使用する場合、メディア項目に指定した縦横のサイズに合わせて表示されます。

対処

汎用表示モードおよび簡易表示モードで使用する場合、表示を合わせるために、メディア項目の縦横のサイズを実際のイメージデータの縦横の比率と合うように電子フォームを作成してください。

A.1.1.4 項目制御情報に関するトラブル

項目制御情報に関するトラブルを次に示します。

目制御情報の指定が有効とならない

◆ 簡易表示モード

原因

簡易表示モードでは、使用できない項目制御情報があります。

対処

有効な項目制御情報を指定しているか確認してください。
簡易表示モードで有効な項目制御情報については、「付録F 電子フォームの項目制御情報」の「F.1.2 ■ 項目ごとの指定可能な項目制御情報」の「◆ 簡易表示モードの場合」を参照してください。

A.1.1.5 イベント定義に関するトラブル

イベント定義に関するトラブルを次に示します。

ベント定義で指定したスタイル属性変更関数(fjxmlSetStyleReadonlyfjxmlSetStyleVisibility)が有効とならない

◆ 簡易表示モード

原因

簡易表示モードで使用する場合、イベント定義のスタイル属性変更関数は使用できません。

対処

簡易表示モードで使用する場合、イベント定義のスタイル属性変更関数は使用しないでください。

ベント定義で指定した演算結果が表示されない

◆ 簡易表示モード

原因

簡易表示モードで使用する場合、演算結果を代入する項目に読み取り専用属性を指定すると表示が更新されません(送信や保存するデータについては演算結果に更新されます)。

対処

簡易表示モードで使用する場合、演算結果を代入する項目に読み取り専用属性を指定しないでください。

算を行うと、関数結果が「123e+4」のように浮動小数形式で表示される

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

関数処理で関数値がオーバフローしている場合に起こります。
関数結果または関数の対象となる数値が16桁以上の数値の場合、オーバフローが発生します。

対処

電子フォームデザイナで、オーバフローが発生しないように、項目の桁数および関数式を設定し直してください。

算を行うと、関数結果に「Infinity」または「NaN」と表示される

◆  標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

0で除算している場合に起こります。

対処

電子フォームデザイナで関数式を確認し、0で除算しないように設定し直してください。

ベント定義で指定した処理を実行すると、エラーメッセージが表示される、または処理が動作しない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

イベント定義で記述した内容に誤りがあります。

対処1

イベント定義で記述した内容が正しいか(関数の引数の数、内容など)確認し、正しい記述に修正してください。

原因2

予期しないエラーが発生した可能性があります。

対処2

Webブラウザをすべて閉じて、電子フォームを再度表示してください。
この操作を行っても解決されない場合は、操作内容および情報詳細の内容を記録し、当社技術員に連絡してください。

A.1.1.6 Webブラウザの印刷機能を使用する印刷に関するトラブル

Webブラウザの印刷機能を使用する印刷に関するトラブルを次に示します。

子フォームをWebブラウザの印刷機能を使用する印刷の場合に、罫線がずれて印刷されるなど、画面での表示結果と異なる印刷がされる

◆ 標準表示モード

原因1

プリンタドライバの問題である可能性があります。

対処1

印刷しようとしているプリンタのプリンタドライバが最新か確認してください。最新でない場合はプリンタドライバを最新にしてください。プリンタドライバのアップデート方法などについては、プリンタの取扱説明書、オペレーティングシステムのヘルプなどを参照してください。

原因2

ディスプレイドライバの問題である可能性があります。

対処2

ディスプレイドライバが最新か確認してください。最新でない場合はディスプレイドライバを最新にしてください。ディスプレイドライバのアップデート方法などについては、装置の取扱説明書、オペレーティングシステムのヘルプなどを参照してください。

子フォームをWebブラウザの印刷機能を使用して印刷した場合、複数ページにまたがって印刷される

◆ 標準表示モード

原因1

電子フォームのプロパティで指定した印刷範囲と、Webブラウザおよびプリンタの設定の余白、とじしろ、オフセットなどの総和が用紙サイズを超えている可能性があります。

対処1

原因2

オーバレイが表示されない場合に起こります。

対処2

A.1.1.1 電子フォームが正しく表示・動作しない場合のトラブル」の「■ オーバレイが表示されない」の「原因1・対処1」または「原因3・対処3」を参照してください。

原因3

メディアデータが表示されない場合に起こります。

対処3

A.1.1.3 メディア項目に関するトラブル」の「■ メディアデータが表示されない」を参照してください。

原因4

印刷範囲を超えてオーバレイを定義している場合に起こります。印刷範囲を超えて定義しているオーバレイは、Webブラウザの印刷機能を使用する印刷では正しく印刷できません。

対処4

オーバレイを印刷範囲内で収まるように設定してください。

景の指定が、Webブラウザでの印刷時に有効にならない

◆ 標準表示モード

原因

電子フォームに設定されている、背景に関する次に示す情報は、印刷時には有効になりません。エディットボックスの背景色も印刷時には有効になりません。これらの情報は、Webブラウザでの表示時に入力できる項目を視覚的に認識しやすくするために設定する情報です。

対処

特にありません。

色の文字をWebブラウザの印刷機能で印刷した場合、白色で印刷されない

◆ 標準表示モード

原因

Webブラウザの初期設定では、白に近い色(「白」、「銀」、または白に近いカスタム色)を指定した文字は灰色で印刷されます。

対処

角空白が□や・で表示または印刷される

◆ 標準表示モード

原因

次に示す項目で指定したフォントにより発生する場合があります。

対処

特にありません。
半角空白を使用する場合は、MS ゴシック、MS Pゴシック、MS 明朝、MS P明朝のフォントを使用してください。

子フォームをWebブラウザの印刷機能を使用して印刷した場合、正しく印刷されない

汎用表示モード、簡易表示モード

原因

汎用表示モードおよび簡易表示モードのWebブラウザの印刷機能は未サポートです。

対処

クライアント印刷を使用してください。

A.1.1.7 クライアント印刷に関するトラブル

クライアント印刷に関するトラブルを次に示します。

ライアント印刷が実行できない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

Javaアプレットが動作していない可能性があります。

対処1

Javaアプレットが動作するようにWebブラウザを設定したあと、再度電子フォームを表示してください。

Webブラウザの設定方法については、「4.2.1 Webブラウザを設定する」の次に示すどちらかを参照してください。

原因2

電子フォームとWebブラウザのキャッシュフォルダに保存されているファイルのバージョンが一致していない可能性があります。

対処2

ページを最新の状態に更新してください。
ページを最新の情報に更新するには、次に示す操作を行います。

Internet Explorerの場合

[Ctrl]+[F5]キーを押します。

Firefoxの場合

[Ctrl]+[F5]キーを押します。または、
[Ctrl]+[Shift]+[R]キーを押下します。

この操作を行ってもメッセージが表示される場合は、Webブラウザのキャッシュファイルを削除してください。
また、Java コントロールパネルより一時ファイルを削除してください。

ライアント印刷で数字項目を印刷した場合、数字項目がWebブラウザで表示したとおりに印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

数字項目のデータに誤りがある可能性があります。
数字項目のデータに誤りがある場合、クライアント印刷では、データを項目領域の左端から出力します。

対処

数字項目に設定しているデータを見直してください。
また、次に示すような設定がされていないか確認してください。

ライアント印刷およびサーバ印刷で、ラジオボタン項目およびチェックボックス項目が3Dで印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

クライアント印刷およびサーバ印刷では、ラジオボタン項目およびチェックボックス項目は3Dでは印刷されません。

対処

特にありません。

ライアント印刷で複数ページの印刷ができない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

クライアント印刷では、印刷する用紙サイズを超える分の印刷は行えません。
最初のページだけ印刷されます。

対処

特にありません。

ライアント印刷で、電子フォームで指定した用紙名または給紙口名が反映されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

電子フォームで指定した用紙名または給紙口名が印刷ダイアログで表示されているプリンタ装置で、サポートしていない可能性があります。
サポートしていない値が指定された場合は、プリンタの規定値で印刷されます。

対処

クライアント印刷で利用するプリンタ装置で、サポートしている用紙名または給紙口名を電子フォームに指定してください。

ライアント印刷で、電子フォームで指定した印刷ダイアログの表示および印刷部数が有効とならない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

印刷ダイアログボックスは必ず表示されます。また、印刷ダイアログボックスの印刷部数の初期表示は必ず1になります。

対処

特にありません。

ライアント印刷で電子フォームを印刷した場合、期待した用紙サイズ、印刷方向で印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

電子フォームのプロパティで指定した印刷情報に誤りがある可能性があります。

対処1

電子フォームのプロパティで指定している用紙サイズ、印刷方向に誤りがないか確認してください。

原因2

プリンタ名が32バイト以上で、かつ先頭から32バイト以内に2バイト文字が2文字以上含まれている場合、用紙サイズおよび印刷方向をA4縦以外に設定しても、A4縦で印刷されます。

対処2

プリンタ名を31バイト以下にするか、32バイトを超える場合は、先頭から32バイト以内に2バイト文字が2文字以上含まれないようにしてください。

ライアント印刷でメディア項目が印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因1

メディア項目に、サポートしていないメディア種を指定している場合に起こります。

対処1

メディア項目に指定しているメディアデータの種別を確認してください。
クライアント印刷でサポートしているメディア種を次に示します。

原因2

利用するWebサーバによっては、日本語ファイル名が扱えないものがあります。その場合、日本語を含むメディアファイルを指定すると、メディア項目の印刷に失敗します。

対処2

メディア項目に指定しているメディアファイル名に日本語が含まれていないか確認してください。日本語が含まれている場合は、利用しているWebサーバが日本語ファイル名を扱えるかどうかを確認してください。

使用する電子フォーム名に日本語が含まれる場合、Webサーバによってはクライアント印刷で、「[4023] 印刷処理に失敗しました。サーバ環境に問題があります。」というメッセージが表示され印刷できない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

利用するWebサーバによっては、日本語ファイル名が扱えないものがあります。その場合、日本語を含む電子フォームを指定した印刷はできません。

対処

クライアント印刷で使用している電子フォーム名に日本語が含まれていないか確認してください。日本語が含まれている場合は、利用しているWebサーバが日本語ファイル名を扱えるかどうかを確認してください。

字と重なる罫線/網掛けが印刷されない

◆ 標準表示モード

原因

クライアント印刷では、Charset Manager Web入力と連携する場合、Web入力を使用する項目の文字と重なる罫線/網掛けは印刷されません。

対処

特にありません。

EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードが、電子フォームで指定したサイズで印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードの横幅(印刷方向が90度、または270度の場合は縦幅)は無効となり、"60mm"以内に収まる最大のバーコードが印刷されます。

対処

特にありません。

Code 3 of 9EIAJ準拠)バーコードが、電子フォームで指定したサイズで印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

Code 3 of 9(EIAJ準拠)バーコードの横幅(印刷方向が90度、または270度の場合は縦幅)は無効となり、次に示す電子フォームの項目と、指定されたデータ長に従って印刷されます。

対処

特にありません。

QR Code(モデル1)、QR Code(モデル2)が、電子フォームで指定したサイズで印刷されない

◆ 標準表示モード、汎用表示モード、簡易表示モード

原因

QR Code(モデル1)、QR Code(モデル2)は正方形の形状をしているため、指定範囲の短辺の正方形のサイズで印刷されます。

対処

特にありません。