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 Formcoordinatorユーザーズガイド

4.1.2 Webサーバにファイルを配置する

Formcoordinatorの環境設定で、次に示す内容について設定し、電子フォームをWebサーバに配置します。

このとき、必要に応じてFormcoordinatorの環境設定で、次に示す内容について設定します。

次に、WebアプリケーションをWebサーバに配置します。

注意

Formcoordinatorの環境設定で設定を変更した場合は、サーブレットコンテナを再起動してください。
再起動しない場合、変更した内容が反映されません。

4.1.2.1 電子フォームの格納先を設定する

Formcoordinatorの環境設定で電子フォーム格納先ディレクトリを設定します。
なお、既定の電子フォーム格納先ディレクトリに電子フォームを配置する場合、この設定は不要です。
複数サーバ(マルチサーバ)運用時は、既定の電子フォーム格納先ディレクトリに電子フォームを配置することで、サーバごとの設定を省略できます。
既定の電子フォーム格納先ディレクトリを以下に示します。

既定の電子フォーム格納先ディレクトリ

Windowsフレームワークのインストールフォルダ\assets
(例:C:\Interstage\APC\assets)
または
Interstage Studioのインストールフォルダ\IDE\FormDSN\assets(注)
(例:C:\Interstage\IDE\CMN\FormDSN\assets)

SolarisLinux/var/opt/FJSVfcdn/assets

(注)Interstage Studioを先にインストールした場合。

注意

  • 電子フォーム格納先ディレクトリには、読み取りできるアクセス権だけを設定してください。

  • 設定済みの電子フォーム格納先ディレクトリを変更する場合は、Webアプリケーションを停止した状態で変更してください。

  • SolarisLinux電子フォーム格納先ディレクトリの末尾には/(スラッシュ)を指定しないでください。

参考

電子フォーム格納先ディレクトリは変更できます。電子フォームを複数のフォルダに分けて格納しておき、用途に応じて電子フォーム格納先ディレクトリを切り替えて電子フォームを管理するといった運用ができます。

Windows操作手順

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [全般]タブで、電子フォーム格納先ディレクトリのパス名を指定します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinux電子フォーム格納先ディレクトリを設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetassetsdirコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけが電子フォームの格納先を設定できます。一般ユーザは、電子フォームの格納先の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetassetsdirコマンドの詳細について、次に示します。

SolarisLinuxmxsetassetsdirコマンド

mxsetassetsdirコマンドは、次に示すディレクトリに格納されます。

/opt/FJSVfcdn/bin配下

注意

環境変数PATHには、コマンドの格納先ディレクトリは追加されません。次に示すどれかの方法でコマンドを実行してください。

  • コマンドの格納先ディレクトリに移動して、コマンドを実行する方法

  • コマンドをフルパスで指定して、コマンドを実行する方法

  • 環境変数PATHにコマンドの格納先パス名を追加して、コマンドを実行する方法

【書式】

mxsetassetsdir [-s 電子フォーム格納先ディレクトリ]

【機能】

電子フォーム格納先ディレクトリを設定します。

【オプション】

オプション

説明

-s

電子フォーム格納先ディレクトリを絶対パス名で指定します。
電子フォーム格納先ディレクトリは、最大512バイトまで指定できます。512バイトを超えるディレクトリを指定した場合は、エラーとなります。
オプションを省略した場合は、指定されている電子フォーム格納先ディレクトリが表示されます。
インストール時は、/var/opt/FJSVfcdn/assetsが指定されています。
存在しないディレクトリ名を指定すると、その名前で新しくディレクトリを作成するかの確認メッセージが表示されます。

【復帰値】

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

【エラーメッセージ】

日本語メッセージ

英語メッセージ

オプション、または、引数の指定に誤りがあります。

Invalid option or parameter.

本オプション指定は、システム管理者(root)以外は起動できません。

You aren't allowed to do that,because of you aren't root user.

ディレクトリが絶対パスで指定されていません。

The directory isn't absolute path.

指定されたディレクトリが存在しません。新規に作成しますか?[y,n]

Specified directory does not exist. Would you like to create it?[y,n]

指定のパスは、既にディレクトリ以外として存在しています。

The specified path already exists not a directory.

内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)(注)

Internal error occurred. (Detail code:xxxx)(注)


(注)

「内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)」または「Internal error occurred. (Detail code:xxxx)」のメッセージが表示された場合、表示されたメッセージの内容を記録し、当社技術員に連絡してください。

【例】

電子フォーム格納先ディレクトリに"/var/opt/FJSVfcdn/assets"を設定します。

mxsetassetsdir -s /var/opt/FJSVfcdn/assets

電子フォーム格納先ディレクトリの設定内容を表示する例を、次に示します。

  • 日本語の場合

    mxsetassetsdir
    電子フォーム格納ディレクトリ:/var/opt/FJSVfcdn/assets

  • 英語の場合

    mxsetassetsdir
    FormDirectory:/var/opt/FJSVfcdn/assets

4.1.2.2 電子フォームを配置する

電子フォームデザイナで作成した電子フォームをWebサーバにある電子フォーム格納先ディレクトリにコピーするか、ファイル転送(バイナリモード)等で配置します。
複数サーバ(マルチサーバ)運用時は、Formcoordinatorをインストールしたすべてのサーバに電子フォームを配置します。

参考

Windowsの場合、Formcoordinator デザイナとFormcoordinatorを同じコンピュータにインストールして、電子フォーム格納先ディレクトリに同じ場所を設定している場合は、この操作は不要です。

操作手順

  1. 電子フォームを作成したコンピュータで、電子フォームデザイナの電子フォーム格納先ディレクトリに格納されている電子フォームのファイルを準備します。
    電子フォームのファイル名については、「■ 電子フォームの構成ファイル」を参照してください。

  2. 準備したファイルを、FormcoordinatorをインストールしたWebサーバの電子フォーム格納先ディレクトリに格納します。

  3. メディア項目に表示するメディアデータのファイルがある場合は、メディアデータのファイルも準備し、メディア格納ディレクトリに格納します。

子フォームの構成ファイル

電子フォームは次に示すファイルで構成されます。

(注)

「電子フォーム名」は電子フォームデザイナで電子フォームを保存したときの名前です。

参考

保存した電子フォームの削除、名前の変更、およびコピーなどを行う場合は、電子フォーム一覧画面で操作を行います。電子フォーム一覧画面については、マニュアル「Formcoordinator デザイナ ユーザーズガイド」の「3.3 電子フォームを管理する」を参照してください。

4.1.2.3 クライアント印刷で使用する電子フォームを配置する

クライアント印刷で使用する電子フォームは、Webサーバの仮想ディレクトリを設定したフォルダに配置し、Formcoordinatorの環境設定で電子フォーム格納先URLを設定する必要があります。

注意

  • セキュリティ対策のため、クライアント印刷に使用する電子フォームだけを仮想ディレクトリ配下に配置してください。

  • 電子フォーム格納先URLには、%HOST%を使用しないでください。使用した場合の動作は保証できません。

  • 次に示す場合を除き、電子フォーム格納先URLを設定していない場合、クライアント印刷を使用した電子フォームを表示することができません。

    • 電子フォーム表示時、電子フォーム格納パスをWebアプリケーションの仮想パスで指定している場合

  • 電子フォーム格納先URLの設定は、最大100個までです。

Windows操作手順

  1. 電子フォームをWebサーバの仮想ディレクトリが設定されているフォルダに配置します。電子フォームの配置については、「4.1.2.2 電子フォームを配置する」を参照してください。

  2. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [URL]タブをクリックします。

  4. [追加]ボタンをクリックします。

    →[URL設定]ダイアログボックスが表示されます。

  5. [ディレクトリ]で電子フォーム格納先ディレクトリのパス名を、[URL]で電子フォーム格納先URLのパス名(http://形式またはhttps://形式)を指定します。

    (注) 「hostname」は、Webサーバのホスト名、完全修飾ドメイン名またはIPアドレスです。

  6. [追加]ボタンをクリックします。
    →[電子フォーム格納先URL]の一覧に追加されます。

  7. [OK]ボタンをクリックします。

参考

指定した電子フォーム格納先ディレクトリは、配下のフォルダも有効となります。

例:

[環境設定]ダイアログボックスの[URL]タブで、次に示すように設定した場合

ディレクトリ:D:\InterPub\WWWRoot\eforms
URL         :http://hostname/eforms

電子フォームを「D:\InterPub\WWWRoot\eforms\eform1」に格納した場合は、電子フォーム格納先URLのパス名は、「http://hostname/eforms/eform1」となります。
電子フォームを「D:\InterPub\WWWRoot\eforms\eform2\2001」に格納した場合は、電子フォーム格納先URLのパス名は、「http://hostname/eforms/eform2/2001」となります。

参考

MIMEタイプの設定(Windows Server 2003IIS6.0を使用する場合)

Windows Server 2003のIIS6.0を使用する場合、クライアント印刷を行うには、WebサーバにMIMEタイプを設定する必要があります。
MIMEタイプを設定するには、次に示す手順で操作します。

  1. 「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャ」を起動します。

  2. 「インターネット インフォメーション サービス」配下の電子フォーム格納先URLをクリックし、プロパティ画面を起動します。

  3. プロパティ画面の[HTTPヘッダー]タブの[MIMEの種類]ボタンをクリックします。

  4. MIMEの種類画面で、次に示すMIMEタイプを設定します。

    MIMEタイプ

    拡張子

    application/octet-stream

    pmd

    application/octet-stream

    ovd

    参照

    インターネットサービスマネージャの種類により、メニュー名や画面上の文字列などが違う場合があります。

SolarisLinux電子フォーム格納先URLを設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxseturlコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけが、電子フォーム格納先URLの設定ができます。一般ユーザは、電子フォーム格納先URLの設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxseturlコマンドの詳細について、次に示します。

SolarisLinuxmxseturlコマンド

mxseturlコマンドは、次に示すディレクトリに格納されます。

/opt/FJSVfcdn/bin配下

注意

環境変数PATHには、コマンドの格納先ディレクトリは追加されません。次に示すどれかの方法でコマンドを実行してください。

  • コマンドの格納先ディレクトリに移動して、コマンドを実行する方法

  • コマンドをフルパスで指定して、コマンドを実行する方法

  • 環境変数PATHにコマンドの格納先パス名を追加して、コマンドを実行する方法

【書式】

mxseturl -a -p 電子フォーム格納先ディレクトリ -u 電子フォーム格納先URLのパス名
mxseturl -x -p 電子フォーム格納先ディレクトリ
mxseturl -l

【機能】

クライアント印刷で使用する電子フォームを格納している電子フォーム格納先ディレクトリと、電子フォーム格納先URLのパス名の対応情報について設定します。

【オプション】

オプション

説明

-a

電子フォーム格納先ディレクトリと、電子フォーム格納先URLのパス名の対応情報を追加、更新する場合に指定します。
-pオプション、-uオプションを同時に指定する必要があります。

-x

電子フォーム格納先ディレクトリと、電子フォーム格納先URLのパス名の対応情報を削除する場合に指定します。
-pオプションを同時に指定する必要があります。

-p

電子フォーム格納先ディレクトリを絶対パス名で指定します。
-aオプション、-xオプション指定時に、指定する必要があります。

-u

電子フォーム格納先URLのパス名を指定します。パス名は、次に示す文字列を指定したものを指定してください。

  • http://

  • https://

-aオプション指定時に、指定する必要があります。

-l

設定内容が表示されます。
第1ワード:電子フォーム格納先ディレクトリ
第2ワード:電子フォーム格納先URLのパス名

【復帰値】

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

【エラーメッセージ】

日本語メッセージ

英語メッセージ

オプション、または、引数の指定に誤りがあります。

Invalid option or parameter.

本オプション指定は、システム管理者(root)以外は指定できません。

You aren't allowed to do that,because of you aren't root user.

設定可能最大数を超えたため、設定できません。不要な設定情報を削除後、再度実行してください。

Since the maximum number which can be set up was exceeded, it cannot set up.
Please perform again after deleting unnecessary setting information.

指定された電子フォーム格納ディレクトリは定義されていません。

The specified electronic form directory is not defined.

指定された電子フォーム格納ディレクトリは存在しない、または、ディレクトリではありません。存在するディレクトリを指定してください。

Do not exist or the specified electronic form directory is not a directory.
Please specify the existing directory.

ディレクトリが絶対パスで指定されていません。

The directory isn't absolute path.

内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)(注)

Internal error occurred. (Detail code:xxxx)(注)


(注)

「内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)」または「Internal error occurred. (Detail code:xxxx)」のメッセージが表示された場合、表示されたメッセージの内容を記録し、当社技術員に連絡してください。

【例】

電子フォーム格納先ディレクトリに"/var/opt/FJSVfcdn/assets"、電子フォーム格納先URLのパス名に"http://hostname/FormCDN/assets"を設定します。

mxseturl -a -p /var/opt/FJSVfcdn/assets -u http://hostname/FormCDN/assets

(注) 「hostname」は、Webサーバのホスト名、完全修飾ドメイン名またはIPアドレスです。

電子フォーム格納先ディレクトリ、電子フォーム格納先URLのパス名の対応情報の設定内容を表示する例を、次に示します。

  • 日本語および英語共通

    mxseturl -l
    /var/opt/FJSVfcdn/assets http://hostname/FormCDN/assets

注意

  • -lオプションは、ほかのオプションと同時に指定できません。

  • -aオプション、-xオプション、-lオプションのどれかを指定する必要があります。

  • 電子フォーム格納先ディレクトリ、電子フォーム格納先URLのパス名の末尾には、/(スラッシュ)を指定しないでください。

  • 電子フォーム格納先ディレクトリには不要な/(スラッシュ)を指定しないでください。
    不要な/(スラッシュ)を指定した場合、別のディレクトリが指定されたものとみなされます。
    たとえば、電子フォーム格納先ディレクトリを"/var/opt/FJSVfcdn/assets"とする場合、"/var/opt//FJSVfcdn/assets"のように"/opt/"のあとに不要な/(スラッシュ)があると、別のディレクトリが指定されたものとみなされます。

  • 電子フォーム格納先ディレクトリ、電子フォーム格納先URLのパス名にタブ文字は指定しないでください。

  • 電子フォーム格納先ディレクトリ、電子フォーム格納先URLのパス名に指定できる文字列長は、512バイトまでです。

参考

指定した電子フォーム格納先ディレクトリは、配下のディレクトリも有効となります。

例:

mxseturlコマンドで、次に示すように設定した場合

-pオプション:/var/opt/FJSVfcdn/assets
-uオプション:http://hostname/FormCDN/assets

電子フォームを「/var/opt/FJSVfcdn/assets/eform1」に格納した場合は、電子フォーム格納先URLのパス名は、「http://hostname/FormCDN/assets/eform1」となります。
電子フォームを「/var/opt/FJSVfcdn/assets/eforms2/2001」に格納した場合は、電子フォーム格納先URLのパス名は、「http://hostname/FormCDN/assets/eforms2/2001」となります。

4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する

Formcoordinatorの環境設定でWebブラウザに電子フォームを表示する際の表示モードを設定します。
電子フォームの表示モードの詳細については、「2.2 電子フォームの表示モード」を参照してください。

参考

Webブラウザに電子フォームを表示する際の表示モードは、Java APIでも設定できます。Java APIでの設定方法については、「C.1.2 クラス:OutputDataBuilder」の「setDisplayMode(int)」を参照してください。

Windows操作方法

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ジェネレータ]タブをクリックします。

  3. [表示モード]で表示モードを選択します。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinux電子フォームの表示モードを設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけが電子フォームの表示モードを設定できます。一般ユーザは、電子フォームの表示モードの設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetenvコマンドの詳細について、次に示します。

SolarisLinuxmxsetenvコマンド

mxsetenvコマンドは、次に示すディレクトリに格納されます。

/opt/FJSVfcdn/bin配下

注意

環境変数PATHには、コマンドの格納先ディレクトリは追加されません。次に示すどれかの方法でコマンドを実行してください。

  • コマンドの格納先ディレクトリに移動して、コマンドを実行する方法

  • コマンドをフルパスで指定して、コマンドを実行する方法

  • 環境変数PATHにコマンドの格納先パス名を追加して、コマンドを実行する方法

【書式】

mxsetenv [-r 電子フォームの表示モード] [-e 拡張機能の使用]
         [-a 音声ブラウザに対応したHTMLの生成]
         [-o 矩形テキスト項目スクロールバーの表示]
         [-w Web入力連携] [-c 運用文字コード] [-n Web入力表示部品の仮想ディレクトリ名]
         [-f 文字イメージ化JSPのURL名]
         [-j JBKプラグイン用のHTMLの生成] [-p JBKプラグインの設定ファイルの付加文字列]
mxsetenv -l

【機能】

電子フォームの表示モード、拡張機能を使用するかどうかを設定します。

【オプション】

オプション

説明

-r

電子フォームの表示モードを指定します。

  • NORM
    標準表示モードです。
    WebブラウザにInternet Explorerを使用する場合に設定します。
    Internet Explorerの機能を最大限に利用できます。
    Firefoxでは、電子フォームを表示できません。

  • UNIV
    汎用表示モードです。
    WebブラウザにInternet ExplorerおよびFirefoxを使用する場合に設定します。
    標準表示モードよりも高速に動作し、Internet ExplorerとFirefoxとほぼ同等の機能で電子フォームを表示できます。
    ただし、標準表示モードに比べ機能が制限されます。

  • SIMP
    簡易表示モードです。
    簡易表示モードは互換用の表示モードのため、利用しないでください。

  • AUTO
    自動判別モードです。
    自動的に、使用するWebブラウザの最適な表示モードで電子フォームを表示できます。
    ただし、Internet ExplorerとFirefoxでは、Webブラウザ/表示モードによる機能差があります。

インストール時は、NORMが指定されています。

-e

拡張機能を使用するかどうかを指定します。

  • true
    拡張機能を使用する場合に設定します。
    入力部品である電卓やカレンダーを使用する場合に設定されている必要があります。

  • false
    拡張機能を使用しない場合に設定します。
    通常は、設定する必要はありません。

インストール時は、trueが指定されています。

-a

音声ブラウザに対応したHTMLを生成するかどうかを指定します。

  • true
    音声ブラウザを使用する場合に設定します。
    なお、Formcoordinatorでは、音声ブラウザとして「ホームページ・リーダー」をサポートしています。
    ホームページ・リーダーで読み上げると、表示された電子フォームの左上から右下に向かった順序で読み上げられます。

  • false
    音声ブラウザを使用しない場合に設定します。

インストール時は、falseが指定されています。

-o

矩形テキスト項目にスクロールバーを表示するかどうかを指定します。

  • true
    矩形テキスト項目の文字列が表示領域を超えた場合、スクロールバーを表示します。

  • false
    スクロールバーを表示しません。

インストール時は、falseが指定されています。

-w

Web入力連携を有効にするかどうかを指定します。

  • true
    Charset Manager Web入力と連携して外字を入力する場合に設定します。

  • false
    Charset Manager Web入力と連携して外字を入力しない場合に設定します。

インストール時は、falseが指定されています。

-c

運用文字コードを指定します。

  • UNICODE
    Charset Manager Web入力と連携して外字を入力するとき、入力する文字コードをUnicodeとして扱う場合に設定します。

  • UNICODE-JEF
    Charset Manager Web入力と連携して外字を入力するとき、入力する文字コードをUnicode-JEFとして扱う場合に設定します。

インストール時は、UNICODEが指定されています。

-n

Web入力表示部品の仮想ディレクトリ名を指定します。仮想ディレクトリ名は、次に示す文字列を指定したものを指定してください。

  • http://

  • https://

  • /(スラッシュ)

仮想ディレクトリ名は、最大512バイトまで指定できます。
ドメイン名を省略して、仮想ディレクトリのルートから指定することもできます。
インストール時は、指定されていません。
「Web入力連携を有効にする(-w true)」を設定した場合、指定する必要があります。

-f

文字イメージ化JSPのURL名を指定します。URL名は、次に示す文字列を指定したものを指定してください。

  • http://

  • https://

URL名は、最大512バイトまで指定できます。
インストール時は、指定されていません。
「Web入力連携を有効にする(-w true)」を設定した場合、指定する必要があります。

-j

JBKプラグイン用のHTMLを生成するか指定します。

  • true
    JBKプラグイン起動用のタグを生成します。クライアントのJava実行環境にJBKプラグインを使用する場合に指定します。
    本機能は、標準表示モードまたは汎用表示モードで、かつWebブラウザにInternet Explorerを使用している場合に利用できます。

  • false
    従来のHTML生成モードです。クライアントのJava実行環境にJBKプラグインを使用しない場合はこちらを指定してください。ブラウザの設定に従ったJava実行環境が使用されます。

インストール時は、falseが指定されています。

-p

JBKプラグインの設定ファイルの切替えを行う場合に、切替え用設定ファイルの末尾に付加した文字列(jbkplugin.properties.xxxxのxxxx部分のみ)を指定します。
最大64バイトまで指定できます。
インストール時は、指定されていません。
本指定を省略した場合は、JBKプラグインのデフォルトの設定ファイル名(jbkplugin.properties)が有効になります。
すでに設定されている情報を削除する(デフォルトの設定ファイル名を有効にする)場合は、-pオプションに空の文字列("")を指定してください。

-l

設定内容が表示されます。

【復帰値】

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

【エラーメッセージ】

日本語メッセージ

英語メッセージ

オプション、または、引数の指定に誤りがあります。

Invalid option or parameter.

本オプション指定は、システム管理者(root)以外は起動できません。

You aren't allowed to do that,because of you aren't root user.

内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)(注)

Internal error occurred. (Detail code:xxxx)(注)


(注)

「内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)」または「Internal error occurred. (Detail code:xxxx)」のメッセージが表示された場合、表示されたメッセージの内容を記録し、当社技術員に連絡してください。

【例】

電子フォームの表示モードに"NORM"(標準表示モード)、拡張機能の使用に"true"(拡張機能を使用する)、音声ブラウザに対応したHTMLの生成に"false"(音声ブラウザに対応したHTMLを生成しない)、矩形テキスト項目のスクロールバーの表示に"true"(矩形テキスト項目のスクロールバーを表示する)、Web入力連携に"true"(Web入力連携を有効にする)、運用文字コードに"UNICODE"、Web入力表示部品の仮想ディレクトリ名に"/j_svr/page/ime/"、文字イメージ化JSPのURL名に
http://hostname/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp、JBKプラグイン用のHTMLの生成に"true"(JBKプラグイン用のHTMLを生成する)、JBKプラグインの設定ファイルの付加文字列に"myprop"を設定します。

mxsetenv -r NORM -e true -a false -o true -w true -c UNICODE -n /j_svr/page/ime/
-f http://hostname/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp -j true -p myprop

電子フォームの表示モード、拡張機能の使用、音声ブラウザに対応したHTMLの生成、矩形テキスト項目のスクロールバーの表示、Web入力連携に関する情報、JBKプラグインに関する情報の設定内容を表示する例を、次に示します。

  • 日本語の場合

    mxsetenv -l
    表示モード: NORM
    拡張機能: true
    音声ブラウザに対応したHTMLを生成する: false
    矩形テキスト項目のスクロールバーを表示する: true
    Web入力連携を有効にする: true
    運用文字コード: UNICODE
    Web入力表示部品のURL: /j_svr/page/ime/
    文字イメージ化JSP のURL: http://hostname/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp
    JBKプラグイン用のHTMLを生成する: true
    JBKプラグインの設定ファイルの付加文字列: myprop

  • 英語の場合

    mxsetenv -l
    DisplayMode: NORM
    ExtendedFunction: true
    VoiceBrowserHTML: false
    TextAreaScrollbar: true
    WebJapanese: true
    EmploymentCharacterCode: UNICODE
    InputDisplayPartsURL: /j_svr/page/ime/
    CharcterImageJspURL: http://hostname/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp
    JBKPlugin: true
    JBKPluginProperties: myprop

注意

  • -lオプションは、ほかのオプションと同時に指定できません。

  • -rオプション、-eオプション、-aオプション、-wオプション、-oオプション、-cオプション、-nオプション、-fオプション、-jオプション、-pオプション、-lオプションのどれかを指定する必要があります。

  • -cオプション、-nオプション、-fオプションの設定内容については、Charset Manager Web入力のマニュアルを参照してください。

  • 「Web入力連携を有効にする(-w true)」を設定した場合、「Web入力表示部品の仮想ディレクトリ名(-n)」と「文字イメージ化JSPのURL名(-f)」を指定する必要があります。
    「Web入力連携を有効にしない(-w false)」を設定した場合、「Web入力表示部品の仮想ディレクトリ名(-n)」と「文字イメージ化JSPのURL名(-f)」を設定できますが、有効となりません。

  • -pオプションの設定内容については、JBKのマニュアルを参照してください。

  • 「JBKプラグイン用のHTMLを生成しない(-j false)」を設定した場合、「JBKプラグインの設定ファイルの付加文字列(-p)」を設定できますが、有効となりません。

4.1.2.5 拡張機能を使用するかどうかを設定する

Formcoordinatorの環境設定で拡張機能を使用するかどうかを設定します。
拡張機能を使用すると、「入力部品を使用して値を入力する関数(fjxmlInputParts)」および「別ウィンドウ連携機能のイベント定義関数」が有効になります。これらの関数は、電子フォームデザイナで、イベント定義および関数定義に定義できます。

拡張機能を使用するように設定するには、次に示す手順で操作します。

Windows操作方法

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ジェネレータ]タブをクリックします。

  3. [拡張機能を使用する]チェックボックスをオンにします。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinux拡張機能を使用するかどうかを設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけが拡張機能を使用するかどうかを設定できます。一般ユーザは、拡張機能の使用の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetenvコマンドの詳細については、「4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する」の「■ mxsetenvコマンド」を参照してください。

4.1.2.6 音声ブラウザに対応したHTMLを生成するかどうかを設定する

Formcoordinatorの環境設定で音声ブラウザに対応したHTMLを生成するかどうかを設定します。
音声ブラウザに対応したHTMLを生成するように設定すると、次に示す点に配慮したHTMLが生成され、音声ブラウザでの動作が保証されます。
なお、Formcoordinatorでは、音声ブラウザとして「ホームページ・リーダー」をサポートしています。

音声ブラウザに対応した電子フォームを作成する方法については、マニュアル「Formcoordinator デザイナ ユーザーズガイド」の「第7章 アクセシブルな電子フォームの作成」を参照してください。
音声ブラウザに対応したHTMLを生成するように設定するには、次に示す手順で操作します。

Windows操作方法

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ジェネレータ]タブをクリックします。

  3. [音声ブラウザに対応したHTMLを生成する]チェックボックスをオンにします。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinux音声ブラウザに対応したHTMLを生成するかどうか設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけが音声ブラウザに対応したHTMLを生成するかどうかを設定できます。一般ユーザは、音声ブラウザに対応したHTMLの生成の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetenvコマンドの詳細については、「4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する」の「■ mxsetenvコマンド」を参照してください。

注意

  • 電子フォームデザイナで[電子フォームのプロパティ]ダイアログボックスの[ユーザ設定]タブで、[データ送信形式]を「XMLデータ形式で送信する」に設定してください。

  • 電子フォームの表示モードが「標準表示モード」の場合は、オーバレイ文字および矩形オーバレイ文字を使用しないでください。
    Windowsの場合は、Formcoordinatorの環境設定の[ジェネレータ]タブで、[音声ブラウザに対応したHTMLを生成する]チェックボックスをオンに、SolarisおよびLinuxの場合はFormcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドで音声ブラウザに対応したHTMLを生成するように設定しても、ホームページ・リーダーでは、オーバレイ文字および矩形オーバレイ文字として定義した文字を表示位置に関係なく、最初に読み上げるため、期待した順序(表示された電子フォームの左上から右下に向かった順序)で読み上げられません。
    代替手段として、スタティックテキスト項目または矩形スタティックテキスト項目を使用してください。
    電子フォームの表示モードが「簡易表示モード」の場合は、オーバレイ文字および矩形オーバレイ文字を使用できます。

  • Formcoordinatorの環境設定の[ジェネレータ]タブで、[音声ブラウザに対応したHTMLを生成する]チェックボックスをオンにした場合の注意事項を次に示します。

    • Webサーバに送信されるデータ量が増加します(およそ「100バイト+入力データサイズ」)。

    • テキスト項目で、前空白データを削除する処理は行われません。

    • パスワード入力域とする属性を指定した項目で、入力した桁数または文字数の隠ぺい処理は行われません。入力した桁数または文字数が、最大桁数または最大文字数に満たない場合、最大桁数または最大文字数分の「*」で表示されません。

    • Webブラウザでの表示やWebブラウザの印刷機能を使用する印刷では、入力種別が「エディットボックス」である数字項目に指定した編集形式が無効となります。
      ただし、編集形式に依存した入力値チェック(符号有無、日付妥当性チェックなど)は行われます。
      クライアント印刷やサーバ印刷では、編集形式が有効となります。

    • IME制御が無効となります。項目の種類や入力タイプに応じてIMEの変換モードが自動的に切り替わりません。

    • ホームページ・リーダーでは、イベント定義で、読み取り専用属性の変更関数(fjxmlSetStyleReadonly)を使用して読み取り専用を指定した項目に入力できてしまいます。読み取り専用を指定する場合は、項目のプロパティまたは項目制御情報で読み取り専用属性を指定してください。

    • 次に示す項目に、読み取り専用属性を指定した場合の注意事項があります。

      • 入力種別が「エディットボックス」である数字項目

      • 入力種別が「エディットボックス」であるテキスト項目(Web入力を使用するように設定した場合は対象外)

      • 矩形テキスト項目

      上記の項目の注意事項を次に示します。

      • イベント定義で、読み取り専用属性の変更関数(fjxmlSetStyleReadonly)、表示・印刷の変更関数(fjxmlSetStyleVisibility)を使用しても、項目属性は変更されません。

      • 読み取り専用属性が指定された項目に値を代入しても表示が更新されません。そのため、演算結果を代入する項目など、表示を更新したい項目に対して読み取り専用を指定しないでください。

      • 「日付」の編集形式が有効となります。

  • 汎用表示モードでは、音声ブラウザをサポートしていません。

4.1.2.7 Web入力連携を有効にするかどうかを設定する

Formcoordinatorの環境設定でWeb入力連携を有効にするかどうかを設定します。
Charset Manager Web入力と連携して外字を入力する場合、有効にする必要があります。
Charset Manager Web入力と連携して外字を入力する方法については、マニュアル「Formcoordinator デザイナ ユーザーズガイド」の「6.3.8 Webブラウザで外字を入力するには」を参照してください。
Web入力連携を有効にするように設定するには、次に示す手順で操作します。

Windows操作方法

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [連携]タブをクリックします。

  3. [Web入力連携を有効にする]チェックボックスをオンにします。

  4. [運用文字コード]を選択します。

    参考

    [運用文字コード]に選択する値については、Charset Manager Web入力のマニュアルを参照してください。

  5. [Web入力表示部品URL]に、Charset Manager Web入力が提供しているWeb入力表示部品の仮想ディレクトリ名(http://形式またはhttps://形式)を指定します。

    参考

    ドメイン名を省略して、仮想ディレクトリのルートから指定することもできます。

    参照

    [Web入力表示部品URL]に指定する、Web入力表示部品の仮想ディレクトリ名の詳細については、Charset Manager Web入力のマニュアルを参照してください。

  6. [文字イメージ化JSP]に、Charset Manager Web入力が提供している文字イメージ化JSPのURL名(http://形式またはhttps://形式)を指定します。

    参照

    [文字イメージ化JSP]に指定する、文字イメージ化JSPのURL名の詳細については、Charset Manager Web入力のマニュアルを参照してください。

  7. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinuxWeb入力連携を有効にするかどうかを設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけがWeb入力連携を有効にするかどうかを設定できます。一般ユーザは、Web入力連携の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetenvコマンドの詳細については、「4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する」の「■ mxsetenvコマンド」を参照してください。

注意

汎用表示モードでは、Web入力連携をサポートしていません。

4.1.2.8 矩形テキスト項目にスクロールバーを表示するかどうかを設定する

Formcoordinatorの環境設定で矩形テキスト項目にスクロールバーを表示するかどうかを設定します。
矩形テキスト項目にスクロールバーを表示する機能を使用すると、標準表示モードの場合に矩形テキスト項目の文字列が表示領域を超えると、スクロールバーが自動的に表示されます。
本機能を選択しない場合は、標準表示モードで矩形テキスト項目にスクロールバーは表示されません。
矩形テキスト項目にスクロールバーを表示するには、次に示す手順で操作します。

Windows操作方法

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ジェネレータ]タブをクリックします。

  3. [矩形テキスト項目にスクロールバーを表示する]チェックボックスをオンにします。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinux矩形テキスト項目にスクロールバーを表示するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけが拡張機能を使用するかどうかを設定できます。一般ユーザは、拡張機能の使用の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetenvコマンドの詳細については、「4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する」の「■ mxsetenvコマンド」を参照してください。

注意

汎用表示モードの場合、当機能の指定にかかわらず、文字列が隠れる場合にスクロールバーが表示されます。

4.1.2.9 JBKプラグイン用のHTMLを生成するかどうかを設定する

Formcoordinatorの環境設定でJBKプラグイン用のHTMLを生成するかどうかを設定します。
JBKプラグイン用のHTMLを生成するように設定すると、データの保存・読み込み機能、クライアント印刷機能および署名送信機能の実行に、JBKプラグインが利用されます。
JBKプラグインは、標準表示モードまたは汎用表示モードで、かつWebブラウザにInternet Explorerを使用している場合に利用できます。
本機能を選択しない場合は、ブラウザの設定に従ったJava実行環境が利用されます。
JBKプラグイン用のHTMLを生成するように設定するには、次に示す手順で操作します。

Windows操作方法

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ジェネレータ]タブをクリックします。

  3. [JBKプラグイン用のHTMLを生成する]チェックボックスをオンにします。

  4. JBKプラグインの設定ファイルの切替えを行う場合は、切替え用設定ファイルの末尾に付加した文字列(jbkplugin.properties.xxxxのxxxx部分のみ)を、[設定ファイルの付加文字列]に指定します。
    指定可能な文字列長は64バイトまでです。

    参照

    設定ファイルの切り替えの詳細については、JBKのマニュアルを参照してください。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

SolarisLinuxJBKプラグイン用のHTMLを生成するかどうかを設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetenvコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけがJBKプラグイン用のHTMLを生成するかどうかを設定できます。一般ユーザは、JBKプラグイン用のHTMLの生成の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetenvコマンドの詳細については、「4.1.2.4 電子フォームの表示モードを設定する」の「■ mxsetenvコマンド」を参照してください。

注意

  • JBKプラグインを利用するには、事前にクライアントの環境にJBKプラグインがインストールされている必要があります。

  • 本指定がされている場合、JBKプラグインを利用できない表示モードまたはWebブラウザで、保存・読み込み機能またはクライアント印刷を利用する電子フォームを表示すると、サーバ側でエラーとなります。

4.1.2.10 Webアプリケーションを配置する

作成したWebアプリケーションのファイルを、WebサーバでサーブレットまたはJSPを格納するフォルダにコピーします。また、Webページを作成した場合は、Webサーバのフォルダにコピーします。
また、電子フォーム格納パス(file://形式)をサーブレットプログラムの初期化パラメタとして指定する場合、クラスファイルを配置した仮想ディレクトリのWEB-INFディレクトリにあるweb.xmlに、次に示す形式で電子フォーム格納パスを指定します。

例:

<init-param>
    <param-name>eform_path</param-name>
    <param-value>file:///パス名</param-value>
</init-param>

パラメタ値として、file://形式で電子フォーム格納パスを指定してください。