Formcoordinatorのインストール後に行う、Webサーバおよびサーブレットコンテナの設定方法について説明します。
WebサーバでWebアプリケーションを動作させるためには、Formcoordinatorのインストールフォルダを仮想ディレクトリ「/FormCDN/cllib」として定義する必要があります。
なお、Windows Server 2003のIIS6.0を使用する場合、仮想ディレクトリの設定のほかに、MIMEタイプの設定も行う必要があります。
次に示す値を指定します。
指定内容 | 指定値 |
---|---|
エイリアス | /FormCDN/cllib |
ディレクトリへのパス |
|
参考
仮想ディレクトリの設定
■Interstage HTTP Serverの場合
仮想ディレクトリの定義は、Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)に、次に示す形式で記述します。
Alias /FormCDN/cllib フレームワークのインストールフォルダ/cllib
Alias /FormCDN/cllib /opt/FJSVfcdn/cllib
例:
フレームワークのインストールフォルダが「C:\Interstage\APC」の場合は、次に示す形式で記述します。
Alias /FormCDN/cllib C:/Interstage/APC/cllib
なお、フレームワークのインストールフォルダのパス名に空白文字を含むフォルダ名がある場合は、”(ダブルクォーテーション)で囲んで記述します。
■Internet Infomation Serverの場合
IISの場合、WebサーバでWebアプリケーションを動作させるためには、Formcoordinatorのインストールフォルダを仮想ディレクトリ「FormCDN」として定義したあと、仮想ディレクトリ「FormCDN/cllib」を設定する必要があります。
仮想ディレクトリはインターネットサービスマネージャで定義します。「既定のWebサイト」で、仮想ディレクトリを新規作成します。
仮想ディレクトリを新規作成するには、次に示す手順で操作します。
次に示す内容を指定して、仮想ディレクトリ「FormCDN」を作成します。
指定内容 | 指定値 |
---|---|
エイリアス | FormCDN |
ディレクトリへのパス | フレームワークのインストールフォルダ |
アクセス許可 | すべての許可をはずした状態にします。 |
次に示す内容を指定して、仮想ディレクトリ「FormCDN/cllib」を設定します。
指定内容 | 指定値 |
---|---|
アクセス許可 | 「読み取り」だけを許可します。 |
MIMEタイプの設定(Windows Server 2003のIIS6.0を使用する場合)
Windows Server 2003のIIS6.0を使用し、標準表示モードを利用する場合、WebサーバにMIMEタイプを設定する必要があります。
なお、インターネットサービスマネージャの種類により、メニュー名や画面上の文字列などが違う場合があります。
MIMEタイプを設定するには、次に示す手順で操作します。
「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャ」を起動します。
「インターネット インフォメーション サービス」配下の「ローカルコンピュータ」の「Webサイト」の「既定のWebサイト」をクリックし、「FormCDN」をクリックします。
ファイルの一覧から「cllib」をクリックし、プロパティ画面を起動します。
cllibのプロパティ画面の[HTTPヘッダー]タブの[MIMEの種類]ボタンをクリックします。
MIMEの種類画面で、次に示すMIMEタイプを設定します。
MIMEタイプ | 拡張子 |
---|---|
application/octet-stream | jse |
参照
Interstage HTTP Serverの場合の環境定義ファイルの記述方法の詳細については、Interstage Application Serverのマニュアル「Interstage HTTP Server 運用ガイド」を参照してください。
また、Internet Infomation Serverの場合の仮想ディレクトリの定義方法の詳細については、IISのオンラインマニュアルを参照してください。
Formcoordinatorを使用するために、サーブレットコンテナの環境を設定します。
CLASSPATHとして、次に示すjarファイルを追加します。
ファイル名 | ファイルの格納場所 |
---|---|
f3hksjsv.jar |
|
xmlpro.jar |
|
xmltrans.jar |
(注)「オペレーティングシステムの共通フォルダ」は、オペレーティングシステムの標準の設定では次に示すフォルダです。
オペレーティングシステムのインストールドライブ\Program Files\Common Files
PATH(パス)として、Interstage Business Application Serverのインストールフォルダ\binを追加します(例:C:\Interstage\bin)。
LD_LIBRARY_PATH(ライブラリパス)として、/opt/FJSVfcdn/libを追加します。