クライアント側のWebブラウザの設定について説明します。
Formcoordinatorでは、電子フォームでのさまざまな機能を実現するために、JavaScript、Javaアプレットの技術を使用しています。
電子フォームを表示するWebブラウザの設定で、これらの技術が動作する設定になっている必要があります。
使用する技術、電子フォームの機能、Webブラウザの設定について説明します。
Internet Explorerの場合
使用する技術 | 電子フォームの機能 | 設定の必要性 | Webブラウザの設定 |
---|---|---|---|
JavaScript | 入力値チェック・編集形式など電子フォームの基本機能全般 | 必須 | |
| 左記の機能を使用する場合 | ||
Javaアプレット |
| 左記の機能を使用する場合 | |
Vector Graphics Rendering(VML) | オーバレイ文字、図形、罫線の表示 | 必須(標準表示モードで表示する場合) |
(注)「署名オプション」を追加インストールしていない場合、使用することはできません。
Firefoxの場合
使用する技術 | 電子フォームの機能 | 設定の必要性 | Webブラウザの設定 |
---|---|---|---|
JavaScript | 入力値チェック、編集形式など電子フォームの基本機能全般 | 必須 | |
| 左記の機能を使用する場合 | ||
Javaアプレット |
| 左記の機能を使用する場合 |
(注)「署名オプション」を追加インストールしていない場合、使用することはできません。
注意
セキュリティのレベルを下げるようにWebブラウザの設定を変更した場合、Formcoordinatorのシステムを使用したあとに、Webブラウザの設定を元に戻しておいてください。
■ Internet Explorerの場合
◆ ポップアップウィンドウを表示するためのWebブラウザの設定(Internet Explorer)
Windows XP Service Pack 2以降、Windows Server 2003、Windows Vista、またはWindows Server 2008の場合、次に示す方法でWebブラウザを設定し、ポップアップウィンドウの表示を許可します。
Webブラウザを起動します。
Webブラウザの[ツール]-[インターネット オプション]をクリックします。
→[インターネット オプション]ダイアログボックスが表示されます。
[プライバシー]タブをクリックします。
ポップアップ ブロックの[設定]ボタンをクリックします。
→[ポップアップ ブロックの設定]ダイアログボックスが表示されます。
許可するWebサイトのアドレスにFormcoordinatorが動作するサーバのアドレスを入力します。
[追加]ボタンをクリックします。
→ 許可されたサイトにFormcoordinatorが動作するサーバのアドレスが表示されます。
[閉じる]ボタンをクリックします。
→ [インターネット オプション]ダイアログボックスに戻ります。
[OK]ボタンをクリックします。
◆ JavaScriptを動作させるためのWebブラウザの設定(Internet Explorer)
次に示す方法でWebブラウザを設定し、JavaScriptが動作するようにします。
Webブラウザの[ツール]-[インターネットオプション]をクリックします。
→[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[セキュリティ]タブをクリックします。
電子フォームを表示しているサイトのゾーンを選択します。
[レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→[セキュリティの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[スクリプト]の[アクティブスクリプト]で「ダイアログを表示する」(注)を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
(注) | 「ダイアログを表示する」を選択した場合は、電子フォームを表示したときに表示される確認メッセージで、確認メッセージの内容を確認して問題がなければ、[はい]ボタンをクリックしてください。 |
◆ Javaアプレットを動作させるためのWebブラウザの設定(Internet Explorer)
Javaアプレットを動作させるためには、クライアントコンピュータに、次に示すJava実行環境がインストールされている必要があります。
Java 2 Runtime Environment
Java実行環境については、「4.4.2 Javaアプレットを動作させる場合の留意点」を参照してください。
Javaアプレットを動作させるためには、次に示す設定1、設定2、および設定3を行ってください。
設定1
「◆ JavaScriptを動作させるためのWebブラウザの設定(Internet Explorer)」を参照してください。
設定2
Webブラウザの[ツール]-[アドオンの管理]-[アドオン有効化または無効化]をクリックします。
[SunのJavaコンソール]を選択して、[有効]を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
設定3
Java 2 Runtime EnvironmentをJBKプラグインで利用する場合
Webブラウザの[ツール]-[インターネットオプション]をクリックします。
→[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[セキュリティ]タブをクリックします。
電子フォームを表示しているサイトのゾーンを選択します。
[レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→[セキュリティの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[ActiveXコントロールとプラグイン]の[ActiveXコントロールとプラグインの実行]で「ダイアログを表示する」(注1)を選択します。
[ActiveXコントロールとプラグイン]の[スクリプトを実行しても安全だとマークされているActiveXコントロールのスクリプトの実行]で「ダイアログを表示する」(注1)を選択します。
[Microsoft VM](または[Java VM])の[Javaの許可]で「安全性-高」を選択します(注2)。
[OK]ボタンをクリックします。
(注1) | 「ダイアログを表示する」を選択した場合は、電子フォームを表示したときに表示される確認メッセージで、確認メッセージの内容を確認して問題がなければ、[はい]ボタンをクリックしてください。 |
(注2) | [Microsoft VM]の設定項目は、Microsoft Virtual Machineがインストールされている場合に表示されます。項目が表示されない場合は、設定を行う必要はありません。 |
注意
JBKプラグインを利用する場合には、この他に「4.4.4 JBKプラグイン利用時の留意点」を参照して、JBKプラグインの設定を行ってください。
JBKプラグインを利用するには、サーバ側の環境設定が必要です。サーバ側の環境設定については、「4.1.2.9 JBKプラグイン用のHTMLを生成するかどうかを設定する」を参照してください。
Java 2 Runtime EnvironmentをJava Plug-inで利用する場合
次に示す方法でWebブラウザを設定し、Javaアプレットが動作するようにします。
Webブラウザの[ツール]-[インターネットオプション]をクリックします。
→[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[セキュリティ]タブをクリックします。
電子フォームを表示しているサイトのゾーンを選択します。
[レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→[セキュリティの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[ActiveXコントロールとプラグイン]の[ActiveXコントロールとプラグインの実行]で「ダイアログを表示する」(注1)を選択します。
[Microsoft VM](または[Java VM])の[Javaの許可]で「安全性-高」を選択します(注2)。
[スクリプト]の[Javaアプレットのスクリプト]で「ダイアログを表示する」(注1)を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
→ [インターネット オプション]ダイアログボックスに戻ります。
[詳細設定]タブをクリックします。
[Java(Sun)]の[<applet>にJRE XXX を使用(再起動が必要)]チェックボックス(注3)をオンにします。
[OK]ボタンをクリックします。
(注1) | 「ダイアログを表示する」を選択した場合は、電子フォームを表示したときに表示される確認メッセージで、確認メッセージの内容を確認して問題がなければ、[はい]ボタンをクリックしてください。 |
(注2) | [Microsoft VM]の設定項目は、Microsoft Virtual Machineがインストールされている場合に表示されます。項目が表示されない場合は、設定を行う必要はありません。 |
(注3) | [<applet>にJRE XXX を使用(再起動が必要)]チェックボックスは、JDKまたはJREがインストールされている場合に表示されます。なお、「XXX」には、インストールされているJDKまたはJREのバージョン(「1.5.0_10」など)が表示されます。 |
◆ オーバレイ文字、図形、罫線を表示させるためのWebブラウザの設定(Internet Explorer)
この設定は、オーバレイ文字、図形、罫線が表示されない場合にお読みください。
オーバレイ文字、図形、罫線を表示させるためには、以下の方法で「バイナリビヘイビアとスクリプトビヘイビア」を有効にしておく必要があります。
Internet Explorerの[ツール]メニューから[インターネットオプション]をクリックします。
→[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[セキュリティ]タブで、対象となるWebコンテンツのゾーンを選択して、[レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックします。
→[セキュリティの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[バイナリビヘイビアとスクリプトビヘイビア]の設定項目で「有効にする」を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
→「このゾーンに設定されているセキュリティのレベルを変更しますか?」の警告メッセージが表示されます。
[はい]ボタンをクリックします。
→[インターネットオプション]ダイアログボックスに戻ります。
[OK]ボタンをクリックします。
注意
「バイナリビヘイビアとスクリプトビヘイビア」が有効に設定されていても、オーバレイ文字、図形、罫線が表示されない場合があります。その場合は、「A.1.1.1 電子フォームが正しく表示・動作しない場合のトラブル」の「■ オーバレイが表示されない」を参照してください。
■ Firefoxの場合
◆ ポップアップウィンドウを表示するためのWebブラウザの設定(Firefox)
次に示す方法でWebブラウザを設定し、ポップアップウィンドウの表示を許可します。
Webブラウザを起動します。
Webブラウザの[[ツール]-[オプション]をクリックします。
→[オプション]ダイアログボックスが表示されます。
[コンテンツ]タブをクリックします。
[許可サイト]ボタンをクリックします。
→[許可サイト-ポップアップ]ダイアログボックスが表示されます。
サイトのアドレスにFormcoordinatorが動作するサーバのアドレスを入力します。
[許可]ボタンをクリックします。
→許可されたサイトにFormcoordinatorが動作するサーバのアドレスが表示されます。
[閉じる]ボタンをクリックします。
→[オプション]ダイアログボックスに戻ります。
[OK]ボタンをクリックします。
◆ JavaScriptを動作させるためのWebブラウザの設定(Firefox)
次に示す方法でWebブラウザを設定し、JavaScriptが動作するようにします。
Webブラウザの[ツール]-[オプション]をクリックします。
→[オプション]ダイアログボックスが表示されます。
「コンテンツ」タブをクリックします。
[JavaScriptを有効にする]チェックボックスをオンにします。
[OK]ボタンをクリックします。
◆ Javaアプレットを動作させるためのWebブラウザの設定(Firefox)
次に示す方法でWebブラウザを設定し、Javaアプレットが動作するようにします。
Webブラウザの[ツール]-[オプション]をクリックします。
→[オプション]ダイアログボックスが表示されます。
[コンテンツ]タブをクリックします。
[Javaを有効にする]チェックボックス(注)をオンにします。
[OK]ボタンをクリックします。
(注) | [Javaを有効にする]チェックボックスは、WebブラウザにFirefoxを使用し、「JDKまたはJRE」がインストールされている場合に有効になります。 |