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Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
Interstage

A.5.4 監視対象アプリケーションへの接続

  jconsoleを起動できたら、監視対象のアプリケーションに接続します。

  接続に必要な情報として、次の情報が必要です。

  jconsoleコマンドを実行すると[Jconsole:新規接続]というダイアログボックスが表示されます。

  jconsole画面のメニューバーから[接続]>[新規接続]を選んでも同じダイアログボックスを表示できます。

  ダイアログボックスに次の情報を入力します。

入力項目名

入力情報

リモートプロセス(R):

接続するリモートプロセスのアドレスです。指定の方法は2つあります。詳細は「リモートプロセスのアドレス指定方法」を参照してください。

ユーザ名(U):

接続の際、認証の必要がある場合のユーザ名です。詳細は「使用するユーザ名とパスワード」を参照してください。

パスワード(P):

ユーザ名に対応するパスワードです。詳細は「使用するユーザ名とパスワード」を参照してください。

リモートプロセスのアドレス指定方法

  リモートプロセスのアドレス指定には、2つの方法があります。

【ホスト名:ポート番号】

  接続先サーバのホスト名と接続先コンテナに割り当てられたポート番号によるアドレスの指定方法です。

  ホスト名“www.my.host.com”、ポート番号“38686”とした場合の例を示します。

www.my.host.com:38686

  接続先サーバのホスト名の変わりにIPアドレスを使用することも可能です。

  IPアドレス“192.168.1.2”、ポート番号“38686”とした場合の例を示します。

192.168.1.2:38686

【JMX URL】

  JMXエージェントを接続先として指定する方法です。

  以下の形式で入力します。

service:jmx:rmi:///jndi/rmi://ホスト名:ポート番号/jmxrmi

  ホスト名:ポート番号以外は固定です。

  英字部分は、すべて小文字で入力する必要があります。

  ホスト名:ポート番号は、【ホスト名:ポート番号】で説明した形式で指定します。

接続時、jconsoleの出力ウィンドウが表示された場合

  接続時、Java監視機能がエラーを検出するとjconsoleの出力ウィンドウを表示する場合があります。

  jconsoleの出力ウィンドウには、エラーを検出した際のException名、エラーメッセージ、Exception発生時のスタックトレースを表示します。

  メッセージの意味、必要な対処は“A.5.12 メッセージ”を参照してください。

Java EEで動作するプロセスに接続できない場合

  接続するポート番号を間違っている可能性があります。ポート番号を調べる際のコマンド指定に間違いがないか、確認してください。

  コマンドの例については、"A.5.1 パフォーマンスデータの収集”の「◆Java EEで動作するプロセスのポート番号の調べ方」を参照してください。

  特に、asadminコマンドのオペランドとして「サーバーインスタンス名」を指定していることを確認してください。「サーバーインスタンス名」以外(「IJServerクラスタ名」など)のオペランドを指定した結果表示される情報は、Java監視機能では使用しません。

  IJServerクラスタに含まれるサーバーインスタンス名を調べるには、asadminコマンドのlist-instancesサブコマンドを使ってください。コマンドは、次のように実行してください。

asadmin list-instances <IJServerクラスタ名>

Linux上で動作するJavaプロセスに接続できない場合

  Linux上で動作する監視対象のJavaプロセスへのリモート接続に失敗する場合、Linux上で次の確認を行ってください。