ここでは、抽出コマンドが異常終了するトラブル、および対象方法について説明します。
抽出コマンドログファイルにdfh00016-eのメッセージが出力されている場合は、“3.4.1 メッセージ「抽出制御プロセス実行処理で異常が発生しました」を出力し、異常終了する”を参照してください。
抽出コマンドを実行すると、画面に以下のメッセージが表示され、異常終了する。
FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dfh00007-e: 抽出プロパティファイルの定義に誤りがあります。ファイル名=[抽出プロパティファイル名] 項目名=convertQuery
指定した抽出条件式に誤りがあるため、抽出コマンドが異常終了しています。
Interstage Information Storageでは、抽出条件式に「",$,&,(」などの文字を指定する場合、エスケープ文字(\)の付加が必要です。
エスケープ文字の付加が無い場合、抽出時にエラーとなります。
実行した抽出条件式にエスケープ文字の付加漏れがないか確認し、修正してください。
修正後、抽出コマンドを再実行してください。
参照
抽出条件式の詳細については“アプリケーション開発ガイド”の“条件の書式”を参照してください。
dcccatコマンドの表示項目の詳細については"コマンドリファレンス"を参照してください。
抽出時の条件式と抽出対象カテゴリで管理しているデータ形式が一致しない
抽出コマンドを実行すると、画面に以下のメッセージが表示され、異常終了する。
FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dfh00007-e: 抽出プロパティファイルの定義に誤りがあります。ファイル名=[抽出プロパティファイル名] 項目名=convertReturnItem
dcccatコマンドにより抽出対象としているカテゴリのデータ形式を確認してください。
確認したデータ形式に対して条件式の書式が誤っていた場合、抽出コマンドが異常終了します。
抽出対象となるデータの形式によって、条件式の書式が異なります。
データ形式と条件式の書式が一致しない場合、抽出時にエラーとなります。
抽出プロパティファイルの条件式を修正し、抽出コマンドを再実行してください。
参照
抽出条件式の詳細については“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。