運用中に、発生した問題の調査方法を説明します。
エラーの発生を確認する
イベントビューア(アプリケーションログ)、レプリケーションマネージャまたは詳細メッセージ情報ファイルを使用して確認できます。
同期実行時のエラーは、利用者プログラムに通知されません。レプリケーションの環境や運用方法を変更した場合、必ず同期の実行時にエラーが発生していないかを確認してください。
エラーが発生した場合、イベントビューア(アプリケーションログ)に通知されるエラーメッセージについて、"付録A メッセージ"を参照し対処してください。
競合の発生を確認する
イベントビューア(アプリケーションログ)または詳細メッセージ情報ファイルを使用して確認できます。
競合が発生した場合、詳細メッセージ情報ファイルに競合検出時の詳細情報が出力されます。競合が発生したデータを特定し、データファイルの内容を確認してください。レプリケーションサービスが競合を解消した結果を確認し、必要に応じてデータファイルを修正してください。
また、競合の発生を防止するため、利用者プログラムの設計や運用方法、レプリケーションの運用方法を見直してください。
競合の発生を防止する方法は、以下を参照してください。
Oracleを使用する場合:"3.3.2 レプリケーションの環境を設計する"の"競合発生の防止"
SQL Serverを使用する場合:"3.4.2 レプリケーションの環境を設計する"の"競合発生の防止"
文字コード変換時に置換した代替文字を確認する
イベントビューア(アプリケーションログ)または詳細メッセージ情報ファイルを使用して確認できます。
コード変換できない文字コードを検出した場合、代替文字に置き換えられます。この場合、詳細メッセージ情報ファイルに以下の詳細情報が出力されます。
**INCORRECT DATA(CANNOT CONVERT CHARACTER-CODE)**
コード変換できない文字コードが含まれる反映元のデータを特定し、データファイルの内容を確認してください。レプリケーションサービスが代替文字に置き換えられた結果を確認し、必要に応じてデータファイルを修正してください。
また、正しく文字コード変換できるように、外字(利用者定義文字)として文字コード変換表に登録し、WindowsとPRIMERGY 6000/ASPで外字の登録順序を合わせてください。
代替文字に置き換えた結果を確認する方法は、"F.4 文字コード変換エラー時の詳細情報出力"を参照してください。