Systemwalker IT Change Managerを運用する上で知っておくべき、運用フロー管理者の操作について以下に説明します。
運用フロー管理者は、Webコンソールを使用してSystemwalker IT Change Managerの管理機能を利用します。Webコンソールの基本操作については、"Systemwalker IT Change Manager 利用者ガイド"を参照してください。
ユーザー、グループ管理機能
Systemwalker IT Change Managerのユーザーを登録、更新、および削除することができます。ユーザー登録の詳細は、"2.11 ユーザー定義管理"を参照してください。
また、承認グループの登録の詳細は、"2.1 承認グループ登録"を参照してください。
伝票の管理機能
伝票の管理には、以下があります。
伝票検索
伝票を検索し、プロセスの状況を把握できます。また、プロセスの履歴を確認できます。詳細については、"2.2 伝票検索"を参照してください。
承認待ち伝票のメール通知
一定期間を過ぎても承認待ちになっている伝票があるかどうかをチェックし、承認滞留伝票がある場合に、その承認者にメールを送信して承認を促す機能です。承認待ち伝票のメール通知の詳細は、"2.13 承認待ち伝票のメール通知"を参照してください。
伝票の削除
保存期間が過ぎて不要となった伝票および、削除対象の伝票を削除します。伝票の削除の詳細は、"4.2 伝票の削除"を参照してください。
定義情報の管理機能
以下の定義はあらかじめ設定しておく必要があります。
利用者に対する定義
部門定義管理
部門定義管理は、組織の職制を管理します。組織とは、ユーザーが所属する会社名などを指し、部門とは、運用管理部門など、組織の中で分類されているものに該当します。詳細は"5.3.1 部門マスタ"、定義の管理は"2.10 部門定義管理"を参照してください。
機能に対する定義
一覧定義管理
未処理案件一覧などの一覧に表示する項目や名称を管理します。詳細は"5.5.5 一覧定義マスタ"、定義の管理は"2.6 一覧定義管理"を参照してください。
業務定義管理
業務定義管理では、業務の名称や階層を管理します。例えば、変更管理などの運用業務などを定義します。詳細は"5.5.6 業務定義マスタ"、定義の管理は"2.7 業務定義管理"を参照してください。
伝票定義管理
既存の伝票の編集・削除ができます。"2.9 伝票定義管理"を参照してください。
回覧ルート定義管理
伝票を承認するルートを設定した既存の回覧ルートおよび、承認処理などのアクティビティ情報を管理します。定義の管理は、"2.8 回覧ルート定義管理"を参照してください。
名称定義管理
組織名称、部門名称、権限名称、伝票定義名称など、Systemwalker IT Change Managerで使用する名称を定義します。詳細は"5.2.1 名称マスタ"、定義の管理は、"2.4 名称定義管理"を参照してください。
メール送信機能
メール通知設定を使用すると、ユーザー情報に設定されているE-Mailアドレスに通知メールが自動的に通知されます。雛型が用意されているので、雛型を利用してメールの本文を簡単に作成することができます。メール送信機能の詳細は"3.1 メール送信機能"、メールの雛型は"付録A メールテンプレート"を参照してください。
権限管理機能
利用者ごとに使用できる機能を設定できます。権限には、以下の2つの種類があります。以下の定義はあらかじめ設定項目を設計し、Webコンソールから定義を設定します。
利用者権限
利用者に権限を与えることで、利用者が使用できる機能を定義します。利用者権限の詳細は、"5.4.1 利用者権限管理マスタ"、定義の登録は、"2.12.1 権限定義の登録"を参照してください。
機能権限
管理者機能メニューなどの機能に権限を与えることで、ユーザーが操作できる機能を制御することができます。定義の登録は、"2.12.1 権限定義の登録"を参照してください。
権限ID
Systemwalker IT Change Managerでは、ユーザーに利用者権限を付与し、操作機能に機能権限を付与します。Systemwalker IT Change Managerで定義する権限には、以下のものがあります。
利用者定義
ユーザー定義、部門定義、権限定義、グループ定義、一覧定義管理を行います。
利用者ビュー定義
メニュー定義管理、名称定義管理を行います。
プロセスの登録
業務定義管理、回覧ルート定義管理、伝票定義管理を行います。
プロセスの管理
伝票検索を行います。
個人設定
代行者管理、個人情報設定を行います。
Systemwalker IT Change Managerを操作するには、利用者権限と機能権限を対応づける必要があり、権限IDを使用して対応づけを行います。権限IDの詳細は、"5.4.3 権限マスタ"を参照してください。
Systemwalker IT Change Managerでは、あらかじめ複数の権限を用意しています。Systemwalker IT Change Managerで用意した権限の詳細は、"5.4 権限系情報の設定"を参照してください。