Expressには、ディスクアレイの性能を管理する機能があります。
この機能で、ディスクアレイの動作状況および負荷状況の詳細を確認できます。ただし、ETERNUS ディスクアレイのSDVおよびSDPVに関する動作の性能管理はサポートしていません。
Express Web GUIからディスクアレイの性能管理を指定すると、性能管理装置は、性能情報を得るため、LANを経由してディスクアレイへ定期的にSNMP Trapを発行します。また性能管理装置は、この性能情報をデータとして管理サーバに保存します。Express Web GUIでは24時間前まで、「storageadm perfdata (性能情報の操作コマンド)」では1時間前または24時間前までの性能情報を出力できます。これを利用してディスクアレイを管理できます。
性能管理の実施には、データストレージが動作する管理サーバに、十分なディスク容量が必要です。「2.1 ハードウェア条件」を参照して、性能管理に必要なディスク容量を確認してください。
注意
2つ以上のサーバ(*)から、同時に1つのサーバを性能管理しないでください。
* Expressの管理サーバ、ETERNUS SF Storage Cruiserの運用管理サーバ、またはSystemwalker Resource Coordinatorの運用管理サーバのどれか
Expressマネージャーが起動状態の場合、性能管理機能は常に起動しています。性能管理を設定しているディスクアレイでは、性能情報が収集されます。したがって、Express Web GUIに表示されていなくても、性能情報は収集されています。
性能情報の収集を停止するには、性能管理の停止処理を行ってください。