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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

7.1.4 コマンドで運用環境を設定する

コマンドを使用して、運用環境を新規に設定する手順を説明します。
運用環境の設定は、ターゲットデータベースごとに行います。

以下のシステム構成で、運用環境の設定を行う手順を説明します。

注意

クラスタ構成の場合は、コマンドを使用した運用環境の設定はできません。オフライン環境設定画面を使用して、運用環境の設定を行ってください。


シングルサーバ構成の場合

図7.7 コマンドを使用した運用環境設定手順(シングルサーバ構成)

  1. ターゲットデータベースの確認

    ターゲットデータベースが、バックアップ・リストア運用を行うための要件を満たしていることを確認してください。
    詳細については、「7.2.1 ターゲットデータベースの確認」を参照してください。

  2. ディスク資源の準備

    ターゲットデータベースが、運用に適したファイル配置になっていることを確認して、バックアップ・リストア運用に必要なディスク資源を準備してください。
    詳細については、「7.2.2 ディスク資源の準備」を参照してください。

  3. アドバンスト・コピー実行環境の確認

    アドバンスト・コピー機能を使用してバックアップ・リストア運用を行う場合は、アドバンスト・コピー実行環境を確認してください。
    詳細については、「7.2.3 アドバンスト・コピー実行環境の確認」を参照してください。

  4. 環境設定ファイルの作成

    テキストエディタなどを使用して、環境設定ファイルを作成します。

    以下のディレクトリ配下に、必要な環境設定ファイルをすべて作成してください。

    installdir/conf/confname

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

    環境設定ファイルについては、「7.6 オフライン環境設定ファイル」を参照してください。

  5. 環境設定ファイルのチェック

    オフライン環境設定コマンドで環境設定ファイルのチェックを実行して、環境設定ファイルに不正な値が設定されていないことを確認します。
    チェック結果がエラーの場合は、環境設定ファイルを修正して、再度チェックを行ってください。
    詳細については、「7.4.1 環境設定ファイルのチェック」を参照してください。

  6. 環境設定の有効化

    オフライン環境設定コマンドで、環境設定を有効化します。
    詳細については、「7.4.3 環境設定の有効化」を参照してください。

  7. パスワードの暗号化

    オフライン環境設定コマンドでパスワードの暗号化を実行して、環境設定ファイル内のすべてのパスワードを暗号化します。
    詳細については、「7.4.2 パスワードの暗号化」を参照してください。