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SystemwalkerRunbook Automation V14g BPM Studio利用ガイド

2.2 基本的な運用フローセットの開発

基本的な運用フローセットの開発について説明します。

参考

ここでは、運用フローと電子フォームの作成手順を説明します。運用操作部品の作成については、“Systemwalker Runbook Automation 開発ガイド”を参照してください。

以下に開発の流れを説明します。

  1. Interstage BPM Studio for Systemwalkerを起動します。

  2. プロジェクトを作成します。

    [Power User]パースペクティブを開きます。

    [新規ワークフローアプリケーションプロジェクト]ダイアログで以下を設定しプロジェクトの作成を完了します。

    • プロジェクト名

    • 説明

    • 所有者 (設定する必要はありません。)

      図2.1 [新規ワークフローアプリケーションプロジェクト]ダイアログの例

    詳細は、“第4章 プロジェクトの管理”を参照してください。

  3. 運用フロー(プロセス定義)を作成します。

    [新規プロセス定義]ダイアログで以下を設定しプロセス定義の作成を完了します。

    • 名前

    • 説明

      図2.2 [新規プロセス定義]ダイアログの例

    詳細は、“第5章 プロセス定義の管理”を参照してください。

    作成したプロセス定義が[ナビゲーター]ビューに表示されます。プロセス定義エディタが開かれ、Startノードが自動的に追加されます。

    図2.3 プロセス定義エディタ画面の例

  4. 画面の右上にあるボタン(<)[パレットの表示]をクリックして、パレットを開きます。

    図2.4 プロセス定義エディタ画面でのパレットの表示例

  5. パレットにある以下のアイコンをプロセス定義エディタにドラッグアンドドロップして、アクティビティを配置します。

    • [アクティビティ]フォルダの[Activity]アイコン

    • 以下の運用操作部品アイコン

      • [コマンドの実行]、[ファイルの操作]の順で下に続く[メールの操作]までのフォルダの各種アイコン

    • [ルート]フォルダの[Conditional]アイコン (条件ノード)

    • [イベント]フォルダの[exit]アイコン

    配置したアクティビティには、個々に必要な情報を設定します。

    • 運用操作部品
      右クリックし、表示されるポップアップメニューの[入出力情報の設定]を設定します。

    • その他のアクティビティ
      プロパティーを設定します。(ただし、条件ノードについては、ノードの連結後に設定します。)

    プロセス定義エディタの操作については、“第8章 プロセスのモデル化”を参照してください。なお、運用操作部品アイコンについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“運用フローセット開発者向けリファレンス”を参照してください。

    運用操作部品に必要な設定については、“8.2.3 運用操作アクティビティの入出力定義”および“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“運用フローセット開発者向けリファレンス”を参照してください。

    図2.5 プロセス定義エディタ画面でのアクティビティの配置例

    ポイント

    上記の“アクティビティを配置する”手順を実施しながら、次に示す“アクティビティを連結する”手順を実施することもできます。

  6. ツールバーの[矢印の作成]ボタン をクリックして、すべてのアクティビティを連結します。

    すべてのアクティビティについて開始ノードから、終了ノードへマウスカーソルをドラッグします。ノード連結が終了したら、ツールバーの 選択ボタンをクリックして、すべての矢印に名前を入力します。

    また、条件ノードには[プロパティー]ビューの[決定ルール]タブで、分岐の条件を入力します。

    図2.6 ノードの連結、矢印の名前の入力が完了した例

    プロセス定義エディタの操作については、“第8章 プロセスのモデル化”を参照してください。

  7. 運用フローに対応した電子フォームを作成します。

    [電子フォーム開発]パースペクティブを開きます。

    図2.7 [電子フォーム開発]パースペクティブ画面の例

    [電子フォーム管理]ビューで、プロジェクトを右クリックし、[電子フォームの作成]ダイアログで以下を入力します。

    • フォーム名

      図2.8 [電子フォームの作成]ダイアログの例

    [OK]ボタンをクリックすると、電子フォームが自動的に作成されます。

    電子フォームの作成については“第6章 電子フォームの管理”を参照してください。

  8. 作成された電子フォームと運用フローを紐付けるために、ユーザ定義属性(UDA)を設定します。

    [プロパティー]ビューの[ユーザ定義属性]を選択し、以下の4つにそれぞれの初期値を設定します。

    • Apl_FormName : フォーム名_Input

    • Approve_FormName : フォーム名_Check

    • Print_FormName : フォーム名_Check

    • Apl_ref_FormName : フォーム名_Check

      図2.9 [ユーザ定義属性]の設定例

    ユーザ定義属性の設定ついては“第6章 電子フォームの管理”を参照してください。

    また、必要に応じてUDAを追加します。詳細は、“8.12 ユーザ定義属性の指定”を参照してください。

  9. [ファイル] > [保管]を選択し、プロセス定義(運用フロー)および電子フォームを保存します。