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Interstage Service Integrator V9.2.0 導入ガイド

12.10 クラスタシステムへのISIのリソース登録

MSCSに対してISIのリソースを登録します。

実施したセットアップに応じて運用に必要なサービスを起動するためのバッチファイルを作成し、バッチファイルをMSCSに対して汎用アプリケーションとして登録します。

  1. バッチファイルの作成

    サービスの起動用のバッチファイルは、以下のように記述します。

    echo off
    
    JMS-Rキューを追加した場合に追加が必要な記述
    esstartchnl -g キュー名(注1)
    
    ISIの基本構成のセットアップを実施した場合に追加が必要な記述
    esstartunit -unit esi00
    esstartunit -unit esi04
    esstartchnl -g ESI-GRP0
    esstartchnl -g ESI-GRP1(注2)
    esstartchnl -g ESI-GRP4
    isstartwu ESIAdminServer
    isstartwu ESIServer
    isstartwu ESIServer_Outbound
    
    isstartwu ESICORBARcv(注3)
    isstartwu ESISOAPServer(注4)
    
    ISIの分離構成のセットアップを実施した場合に追加が必要な記述
    esstartchnl -g ESI-GRP1-ISIサーバ名(注5) (注6)
    isstartwu ISIサーバ名(注5)
    isstartwu ISIサーバ名_Outbound(注5)
    
    pause(注7)

    (注1)JMS-Rキューを追加した場合に、記述を追加してください。“キュー名”は追加したJMS-Rキューの名前を指定します。なお、JMS-Rキューの起動はisstartwuのISIサーバの起動より前に実行されるよう記述してください。

    (注2)ISIサーバ基本構成のセットアップで、esisetupコマンド実行時に-wオプションを指定した場合、本記述は省略してください。

    (注3)CORBA受信サーバのセットアップを実施した場合に、記述を追加してください。

    (注4)SOAPサーバのセットアップを実施した場合に、記述を追加してください。

    (注5)ISIの分離構成のセットアップを実施した場合、記述を追加してください。

    (注6)ISIサーバ基本構成のセットアップで、esisetup_srvコマンド実行時に-wオプションを指定した場合、本記述は省略してください。

    (注7)バッチファイルの最後には、必ず”pause”を入れる必要があります。

    設定例

    以下の場合の設定例

    • ISIの分離構成のセットアップで識別子にsrv1を指定して追加

    • JMS-Rキューにキュー名“inboundqueue”、および“outboundqueue”を追加

    echo off
    
    esstartchnl -g inboundqueue
    esstartchnl -g outboundqueue
    
    esstartunit -unit esi00
    esstartunit -unit esi04
    esstartchnl -g ESI-GRP0
    esstartchnl -g ESI-GRP1
    esstartchnl -g ESI-GRP4
    isstartwu ESIAdminServer
    isstartwu ESIServer
    isstartwu ESIServer_Outbound
    
    esstartchnl -g ESI-GRP1-ESIServer_srv1
    isstartwu ESIServer_srv1
    isstartwu ESIServer_srv1_Outbound
    
    pause
  2. リソース登録

    MSCSに対してリソースを登録します。

    クラスタアドミニストレータを使用し、下表のサービスのリソースを“12.6 クラスタシステムへのリソース登録”で登録したリソースに追加してください。

    Windows Server 2008では、以下のリソースのセットアップパラメタを変更してください。

    • MessageQueueDirector MQDESI01

    セットアップパラメタの変更は以下のコマンドを実行します。

    Cluster Resource "リソース名" /priv StartupParameters="-r"

    MSCSへの登録リソース

      

    リソース名

    サービス名

    リソースの種類

    依存関係(依存先)

    備考

    (1)

    Formatmanager server service port=9787

    F3JJSfmsv9787

    汎用サービス

    Interstage API(注1)

    (注2)

    (注5)

    (2)

    起動用バッチファイル

    -

    汎用アプリケーション

    Formatmanager server port=9787、または、Interstage API(注1)

    (注2)

    (注6)

    (3)

    MessageQueueDirector MQDESI01

    MessageQueueDirector MQDESI01

    汎用サービス

    起動用バッチファイル

    (注2)

    (注3)

    (4)

    Interstage Service Integrator File Transfer Service

    F3JHFTSService

    汎用サービス

    起動用バッチファイル

    (注2)

    (注4)

    [補足事項]

    • 上記のすべてのリソースをInterstage用のグループに登録してください。

    • 実行できる所有者には、クラスタシステムを構成するノードを指定してください。

(注1)“12.6 クラスタシステムへのリソース登録”で登録したリソースです。

(注2)“ネットワーク名をコンピュータ名として使う”チェックボックスを選択しないでください。

(注3)MQDシステム名に合わせてサービス名を変更してください。“MQDESI01”を指定している場合、サービス名は“MessageQueueDirector MQDESI01”となります。

(注4)ファイル転送機能を利用する場合のみ登録してください。

(注5)Formatmanagerを運用するポート番号に合わせてサービス名を変更してください。ポート番号が9787の場合“F3JJSfmsv9787”となります。

(注6)Formatmanagerを利用する場合は依存先にFormatmanagerを指定してください。Formatmanagerを利用しない場合は依存先にInterstage APIを指定してください。