MSCSに対してISIのリソースを登録します。
実施したセットアップに応じて運用に必要なサービスを起動するためのバッチファイルを作成し、バッチファイルをMSCSに対して汎用アプリケーションとして登録します。
バッチファイルの作成
サービスの起動用のバッチファイルは、以下のように記述します。
echo off JMS-Rキューを追加した場合に追加が必要な記述 esstartchnl -g キュー名(注1) ISIの基本構成のセットアップを実施した場合に追加が必要な記述 esstartunit -unit esi00 esstartunit -unit esi04 esstartchnl -g ESI-GRP0 esstartchnl -g ESI-GRP1(注2) esstartchnl -g ESI-GRP4 isstartwu ESIAdminServer isstartwu ESIServer isstartwu ESIServer_Outbound isstartwu ESICORBARcv(注3) isstartwu ESISOAPServer(注4) ISIの分離構成のセットアップを実施した場合に追加が必要な記述 esstartchnl -g ESI-GRP1-ISIサーバ名(注5) (注6) isstartwu ISIサーバ名(注5) isstartwu ISIサーバ名_Outbound(注5) pause(注7)
(注1)JMS-Rキューを追加した場合に、記述を追加してください。“キュー名”は追加したJMS-Rキューの名前を指定します。なお、JMS-Rキューの起動はisstartwuのISIサーバの起動より前に実行されるよう記述してください。
(注2)ISIサーバ基本構成のセットアップで、esisetupコマンド実行時に-wオプションを指定した場合、本記述は省略してください。
(注3)CORBA受信サーバのセットアップを実施した場合に、記述を追加してください。
(注4)SOAPサーバのセットアップを実施した場合に、記述を追加してください。
(注5)ISIの分離構成のセットアップを実施した場合、記述を追加してください。
(注6)ISIサーバ基本構成のセットアップで、esisetup_srvコマンド実行時に-wオプションを指定した場合、本記述は省略してください。
(注7)バッチファイルの最後には、必ず”pause”を入れる必要があります。
設定例
以下の場合の設定例
ISIの分離構成のセットアップで識別子にsrv1を指定して追加
JMS-Rキューにキュー名“inboundqueue”、および“outboundqueue”を追加
echo off esstartchnl -g inboundqueue esstartchnl -g outboundqueue esstartunit -unit esi00 esstartunit -unit esi04 esstartchnl -g ESI-GRP0 esstartchnl -g ESI-GRP1 esstartchnl -g ESI-GRP4 isstartwu ESIAdminServer isstartwu ESIServer isstartwu ESIServer_Outbound esstartchnl -g ESI-GRP1-ESIServer_srv1 isstartwu ESIServer_srv1 isstartwu ESIServer_srv1_Outbound pause
リソース登録
MSCSに対してリソースを登録します。
クラスタアドミニストレータを使用し、下表のサービスのリソースを“12.6 クラスタシステムへのリソース登録”で登録したリソースに追加してください。
Windows Server 2008では、以下のリソースのセットアップパラメタを変更してください。
MessageQueueDirector MQDESI01
セットアップパラメタの変更は以下のコマンドを実行します。
Cluster Resource "リソース名" /priv StartupParameters="-r"
MSCSへの登録リソース
| リソース名 | サービス名 | リソースの種類 | 依存関係(依存先) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
(1) | Formatmanager server service port=9787 | F3JJSfmsv9787 | 汎用サービス | Interstage API(注1) | (注2) (注5) |
(2) | 起動用バッチファイル | - | 汎用アプリケーション | Formatmanager server port=9787、または、Interstage API(注1)
| (注2) (注6) |
(3) | MessageQueueDirector MQDESI01 | MessageQueueDirector MQDESI01 | 汎用サービス | 起動用バッチファイル | (注2) (注3) |
(4) | Interstage Service Integrator File Transfer Service | F3JHFTSService | 汎用サービス | 起動用バッチファイル | (注2) (注4) |
[補足事項]
上記のすべてのリソースをInterstage用のグループに登録してください。
実行できる所有者には、クラスタシステムを構成するノードを指定してください。
(注1)“12.6 クラスタシステムへのリソース登録”で登録したリソースです。
(注2)“ネットワーク名をコンピュータ名として使う”チェックボックスを選択しないでください。
(注3)MQDシステム名に合わせてサービス名を変更してください。“MQDESI01”を指定している場合、サービス名は“MessageQueueDirector MQDESI01”となります。
(注4)ファイル転送機能を利用する場合のみ登録してください。
(注5)Formatmanagerを運用するポート番号に合わせてサービス名を変更してください。ポート番号が9787の場合“F3JJSfmsv9787”となります。
(注6)Formatmanagerを利用する場合は依存先にFormatmanagerを指定してください。Formatmanagerを利用しない場合は依存先にInterstage APIを指定してください。