セッションの中継機能とは、ExpertおよびClientコンピュータから、インターネット上の一意のグローバルIPアドレスで特定することが出来る中継サーバ(注1)にLive Help Connectを設置し、ExpertおよびClientからお互いにこの中継サーバ上のLive Help Connectを目指してTCP/IP接続を確立した上で、セッションを中継する機能です。この機能により、イントラネットからインターネットへの外向きにのみTCP/IP接続すればよくなるため、Firewallで内向きの接続(注2)を許可する必要がなくなります。このため、イントラネットへの侵入の危険性のないFirewall環境でLive Helpの利用が可能になります。
注1)中継サーバを設置する場所は、しばしばDMZ(Demilitarized Zone)と呼ばれます。DMZに関しましては“ネットワーク構成”-“DMZ(Demilitarized Zone)”で説明します。
注2)Firewallで外向きの接続許可は必要です。Firewallの設定の詳細に関しては“Firewallの設定”で説明します。