Live Help Connectについて説明する前に、まず Live Helpの接続について簡単に説明します。Live Helpの主なコンポーネントについては、“Live Helpの主要コンポーネント”に示します。
コンポーネント | 機能 | TCP/IP 接続 | 備考 |
---|---|---|---|
Live Help Expert | 操作 | ClientのTCP 1513 ポートへ接続 | サポートデスク用 |
Live Help Client | 被操作 | TCP 1513 ポートを開く | エンドユーザ用 |
あらかじめ、エンドユーザや無人サーバ上でLive Help Clientプログラム(以下、Clientと略します)を起動しておきます。リモート操作によるサポートが必要になった場合、サポートデスク要員は、自分のコンピュータ上で Live Help Expertプログラム(以下、Expertと略します)を起動し、Client側コンピュータのIPアドレスを指定して、TCP/IPで接続します。接続が完了すると、ExpertにClient側コンピュータの画面が表示され、マウスおよびキーボードを操作することで、Client側コンピュータを操作することができます。また、TCP/IPの接続が完了し、リモート操作可能な状態のことを、Live Helpではセッションと呼びます。
次にインターネット経由での接続について考えてみます。Live Helpをインターネット経由で利用する時に問題となる点は以下3点です。それぞれの問題点について順番に説明します。