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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド

1.1 Live Helpのインターネット経由接続

Live Help Connectについて説明する前に、まず Live Helpの接続について簡単に説明します。Live Helpの主なコンポーネントについては、“Live Helpの主要コンポーネント”に示します。

表1.1 Live Helpの主要コンポーネント

コンポーネント

機能

TCP/IP 接続

備考

Live Help Expert

操作

ClientのTCP 1513 ポートへ接続

サポートデスク用

Live Help Client

被操作

TCP 1513 ポートを開く

エンドユーザ用
サーバ用

あらかじめ、エンドユーザや無人サーバ上でLive Help Clientプログラム(以下、Clientと略します)を起動しておきます。リモート操作によるサポートが必要になった場合、サポートデスク要員は、自分のコンピュータ上で Live Help Expertプログラム(以下、Expertと略します)を起動し、Client側コンピュータのIPアドレスを指定して、TCP/IPで接続します。接続が完了すると、ExpertにClient側コンピュータの画面が表示され、マウスおよびキーボードを操作することで、Client側コンピュータを操作することができます。また、TCP/IPの接続が完了し、リモート操作可能な状態のことを、Live Helpではセッションと呼びます。

図1.1 ExpertからClientへの接続

次にインターネット経由での接続について考えてみます。Live Helpをインターネット経由で利用する時に問題となる点は以下3点です。それぞれの問題点について順番に説明します。

  1. 動的なIPアドレス変換(NAT)環境に対応する

  2. Firewallを越えてイントラネット同士を接続する

  3. 不特定多数の悪意あるユーザの接続から守る