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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド

1.1.1 動的なIPアドレス変換(NAT)環境に対応する

一般に、イントラネット上ではプライベートIPアドレス、インターネット上ではグローバルIPアドレス(注)が利用されています。インターネット経由ではグローバルIPアドレスで接続相手を指定する必要があるため、NAT (Network Address Transport)によりプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレス間のアドレス変換が行われています。静的な1:1の変換の場合、イントラネット上のコンピュータには一意のグローバルIPアドレスが割り振られているためアクセス可能ですが、動的な変換の場合(こちらの方がインターネットでは一般的ですが)、接続の際に自動的にグローバルIPアドレスが割り振られるために、アクセスできるIPアドレスが不定になります。

このためExpertからみてClientのグローバルIPアドレスが不明な場合も接続できるような仕組みが必要です。

図1.2 NATにより動的にグローバルIPアドレスが割当てられる

注) IANA (ICANN)に申請して割当てられたIPアドレス。
IANA(Internet Assigned Number Authority)は、インターネット上の資源管理を行っていた組織で、1998年に国際的非営利法人ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の設立により管理が移管されました。