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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

19.3 Webサービス設定ファイル

Webサービス設定ファイルは、Webサービスの設定を行うプロパティファイルです。プロセスごとに本プロパティファイルを用意します。ただし、IJServer上においてプロセス多重の設定を行っている場合、同一IJServerの各プロセスに対して共通のWebサービス設定ファイルを用意します。

設置パスの指定

Webサービス設定ファイルを以下のシステムプロパティに設定したパスに設置します。

システムプロパティ名

com.fujitsu.interstage.isws.configuration

指定可能な値:

Webサービス設定ファイルのパス(カレントディレクトリからの相対パス、またはフルパスで指定)

省略時:

Webサービス設定ファイルをロードしません。

システムプロパティ使用例

Webサービス設定ファイル(config.properties)をカレントディレクトリに設置した場合

-Dcom.fujitsu.interstage.isws.configuration=config.properties


Webサービス設定ファイル(config.properties)をC:\tmpに設置した場合

-Dcom.fujitsu.interstage.isws.configuration=C:\tmp\config.properties


Webサービス設定ファイル(config.properties)を/tmpに設置した場合

-Dcom.fujitsu.interstage.isws.configuration=/tmp/config.properties

注意

設定したパスにWebサービス設定ファイルが存在しない場合あるいはアクセスできない場合、警告メッセージを出力し、すべての設定項目に省略値を利用して処理を続行します。

設定項目

以下に設定項目を示します。

No.

設定項目

key名

省略可否

IJServer上で有効かどうか

1

Webサービスクライアントログファイルパス

com.fujitsu.interstage.isws.log.file.path

省略可

無効(注)

2

Webサービスクライアントログファイルの最大サイズ

com.fujitsu.interstage.isws.log.file.maxfilesize

省略可

無効(注)

3

Webサービスクライアントログファイルの最大世代数

com.fujitsu.interstage.isws.log.file.maxbackupindex

省略可

無効(注)

4

Webサービスクライアントで使用するSSL定義

com.fujitsu.interstage.isws.client.ssl.configname

省略可

有効

5

添付ファイルの一時ファイル作成場所

com.fujitsu.interstage.isws.attachment.tmpdir

省略可

有効

6

添付ファイル受信時に一時ファイルを生成せずメモリのみで扱うサイズの上限

com.fujitsu.interstage.isws.attachment.memory.cachesize

省略可

有効

7

レスポンス返却時の、Webサービスアプリケーションで受信した添付ファイルデータ削除(資源解放)

com.fujitsu.interstage.isws.attachment.tempfile.keepmode

省略可

有効

8

WSDLでtext/plainに指定された添付ファイルのデフォルト文字コード

com.fujitsu.interstage.isws.attachment.plaintext.charset

省略可

有効

9

ascii文字の送信形式

com.fujitsu.interstage.isws.utf8encoder.notascii.charref

省略可

有効

10

ディレクトリサービスによる認証の有効化

com.fujitsu.interstage.isws.enable.directory.authentication

省略可

有効

) IJServer上ではWebサービスクライアントログファイルに関する設定は無効です。

注意

Webサービス設定ファイルは、Javaのプロパティファイルの仕様にしたがって記述してください。

例) 日本語などの ISO 8859-1 文字エンコーディングで直接表現できない文字はUnicodeエスケープを使用して記載する。