Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第3章 異常時の対処> 3.3 バッチ実行基盤の異常> 3.3.1 ジョブの実行環境が異常停止した場合

3.3.1.3 ジョブの扱い

ジョブの実行環境が停止するときに実行中だったジョブの扱いについて説明します。
異常停止した箇所によりジョブの扱いが変わります。

■イニシエータが異常停止した場合

バッチ受付サービスが異常停止した場合の “ジョブの扱い”と同じです。

運用者は“ジョブが異常終了した場合の対処”の手順に従ってください。

■イニシエータが停止していない場合

以下のジョブの種類ごとに説明します。

◆デマンドジョブ

デマンドジョブの扱いについて説明します。
実行中だったジョブは、以下のジョブ終了コードで異常終了します。

ジョブ終了コード

意味

0x60000999

バッチシステムエラー

ジョブログ”には実行したところまでのジョブの実行結果が出力されます。
運用者は“ジョブが異常終了した場合の対処”の手順に従ってください。

◆スケジュールジョブ

Systemwalker Operation Managerよりジョブの実行依頼したスケジュールジョブに対するジョブの扱いについて説明します。
実行中だったジョブは、以下のように扱われます。

Systemwalker Operation Managerクライアントの表示

バッチ実行基盤のジョブの扱い

ジョブの終了コード

前回履歴

ジョブ終了コード

ジョブログ

255
(ジョブ終了コードが256以上の場合は、255となります)

出力します

0x60000999
(バッチシステムエラー)

出力します

Systemwalker Operation Manager クライアントの[前回履歴]シートや、[ジョブの出力情報]ウィンドウによってジョブログを参照することができます。


Systemwalker Operation Manager クライアントについては、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を参照してください。

ジョブログ”には実行したところまでのジョブの実行結果が出力されます。
運用者は“ジョブが異常終了した場合の対処”の手順に従ってください。


バッチワークユニットの状態により、ジョブが終了しない場合があります。ジョブが終了しない場合は、“ジョブが実行終了遅延した場合の対処”にしたがって対処してください。

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