Interstage Job Workload Server 運用ガイド |
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第3章 異常時の対処 | > 3.4 ジョブの異常 |
ジョブが異常終了した場合、ジョブ終了コードは 0x60000000番台 となります。
バッチアプリケーションで異常が発生してジョブが異常終了した場合には、“ジョブログ”の以下の箇所にエラーメッセージが出力されます。
また、以下のメッセージがシステムログ(Windows(R)の場合はイベントログ)に出力されます。出力順序は前後する場合があります。
ERROR: EXTP4911: The execution base for asynchronous application was terminated: WU=ジョブキュー名_CWU DEST=ジョブキュー名_CSTEPdest PID=プロセスID SYSTEM=業務システム名 |
または、以下のメッセージが出力される場合があります。
INFO: EXTP4905: The execution base for asynchronous application was stopped: WU=ジョブキュー名_CWU DEST=ジョブキュー名_CSTEPdest PID=プロセスID SYSTEM=業務システム名 |
※:BTFW52160は出力されない場合があります。
バッチジョブ定義の解析時にバッチシステムの異常が発生した場合、または、置換えパラメタの指定などに誤りがあった場合には、“ジョブログ”の以下の箇所にエラーメッセージが出力されます。
ファイルシステムの容量不足が発生した場合は、システムログと“ジョブログ”の以下の箇所にエラーメッセージが出力されます。
論理ディレクトリ定義に誤りがあり、論理的なディレクトリ名から絶対パス名への置き換えに失敗した場合には、“ジョブログ”の以下の箇所にエラーメッセージが出力されます。
いずれの場合も、出力されたエラーメッセージから対処を行ってください。
バッチシステムに異常が発生した場合には、システム管理者に対処を依頼します。
単体ジョブの異常の場合には、運用者が対処を行います。
なお、以下の場合は、それぞれの対処方法を参照してください。
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- ジョブ終了コードおよびエラーメッセージについては、“Interstage Job Workload Server メッセージ集”を参照してください。
バッチアプリケーションがCOBOLアプリケーションの場合、かつ、COBOLアプリケーションで異常が発生した場合、COBOL診断機能によりNetCOBOLのエラーメッセージがメッセージボックスの形式でサーバのログオン画面に出力される場合があります。メッセージボックスがサーバのログオン画面に出力されている場合には、出力されているメッセージから異常の発生原因を調査してください。
ジョブを再実行する場合や、実行サービス、イニシエータ、またはバッチワークユニットの再起動を行う場合には、必ず出力されているメッセージボックスを閉じてから実施してください。
エラーメッセージをメッセージボックスに出力させたくない場合には、バッチワークユニットの環境変数(Environment Variable)にNetCOBOLの環境変数である“@CBR_JUSTINTIME_DEBUG”を指定します。以下にエラー情報をイベントログおよびフォルダに出力する場合の環境変数の指定例を示します。
Environment Variable:"@CBR_JUSTINTIME_DEBUG=ALLERR, SNAP -r c:\log -l" |
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- COBOL診断機能および、@CBR_JUSTINTIME_DEBUG環境変数の詳細については、NetCOBOLのマニュアルを参照してください。
- バッチワークユニットへの環境変数の指定方法については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチワークユニットでの環境変数の設定”を参照してください。
マルチジョブコントローラを使用している場合、カスケードジョブステップで異常が発生した場合、異常が発生したジョブステップと同一ジョブで並列に実行されているジョブステップはキャンセルされます。キャンセルされたジョブステップに対してBTFW50104のメッセージが出力され、ジョブが異常終了します。カスケードジョブステップで使用した名前付きパイプについては、ジョブの終了時に削除されます。
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