Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

付録I トランザクションアプリケーションのワークユニット機能> I.8 キュー制御

I.8.2 最大キューイング機能

 キューイングされる要求の最大数が指定できます。これにより、サーバアプリケーションに一定以上の負荷が掛かった場合に、クライアントからの要求を制限することができます。
 クライアントからの要求が指定された最大キューイング数を超えた場合、クライアントへエラーが復帰します。
 なお、サーバアプリケーションが現在処理中の要求は、キューイングされている数には含まれません。サーバアプリケーション上で処理中の要求を除いた、処理待ちの要求の最大数が指定できます。最大キューイング機能については、ワークユニット定義で設定します。

 最大キューイング数を超過してキューイングしようとしたリクエストに対しては、クライアントクライアントにはアプリケーションの復帰値として以下が通知されます。

復帰値

10008

 最大キューイング数は、ワークユニット定義で設定します。

■定義方法

 ワークユニット定義の“Maximum Queuing Message(最大キューイング数)”に設定します。以下に定義登録の実行例を示します。なお、ワークユニット定義の詳細は“ワークユニット定義”を参照してください。

ワークユニット定義の登録


 ワークユニット定義

 [Application Program]
 Maximum Queuing Message:10

 isaddwudefコマンドでワークユニット名を指定して登録します。

 isaddwudef -o ISSAMPLE1


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007