基本機能
uji:selectタグは、クライアントスクリプトを使用する場合に、HTMLのSELECTタグの代わりに使用します。
uji:selectタグのアトリビュートは以下を指定します。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
extProps | 可 | アトリビュートを追加する場合に指定します。 | 何も追加しません。 |
bean | 可 | nameの値を設定するためのデータBeanのJSP変数名を指定します。 | 画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。 |
property | 可 | nameの値を設定するデータBeanのプロパティ名を指定します。 | bean指定時は省略できません。bean、property両方省略時は、画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。 |
以下のアトリビュートはHTMLのSELECTタグと同様に使用します。
style、title、lang、dir、name、size、multiple、disabled、tabindex
これ以外のアトリビュートを指定する場合にはextPropsアトリビュートを使用します。
uji:selectタグのコンテントにはuji:action、uji:validateタグおよび<OPTION>タグを記述します。
JSP
<uji:form name="myform" beanId="body" beanCls="sample.BodyBean" verbs="ok,cancel"> <uji:select name="select"> <uji:action event="change"> alert("項目が変更されました。"); </uji:action> <option value="1" selected>項目1</option> <option value="2">項目2</option> <option value="3">項目3</option> </uji:select> ... </uji:form>
uji:selectタグの初期値は、コンテントに記述された<OPTION>タグで指定できます。 beanとpropertyで指定した値を参照して表示する場合はuji:comboBoxタグやuji:listBoxタグを利用してください。
XML連携機能
uji:selectタグは、クライアントスクリプトを使用する場合に、HTMLのSELECTタグの代わりに使用します。
イベントモデルではXML連携機能は利用できません。
uji:selectタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
bean | 可 | データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*) | カレントオブジェクトを使用します。 |
property | 可 | nameの値を設定する要素をルート要素の子要素名で指定します。(*) | nameアトリビュートを設定しません。(**) |
xpath | 可 | nameの値を設定する要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*) | nameアトリビュートを設定しません。(**) |
(*)“7.6.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。
(**)beanアトリビュートを指定した場合は、propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。
propertyまたはxpathには単純要素を指定します。指定された要素の内容が入力データで更新されます。要素の集合を指定した場合の動作は“7.6.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。
JSP
<uji:select bean="body" xpath="data"> <option value="500ml">500ml</option> <option value="700ml">700ml</option> </uji:select>
表示画面
上記画面で700mlを選択してリクエストを送信すると、XMLデータが更新されて以下のようになります。
XML
<root> <data>700ml</data> </root>
uji:selectタグの初期値は、コンテントに記述された<OPTION>タグで指定できます。beanとpropertyで指定した値を参照して表示する場合はuji:comboBoxタグやuji:listBoxタグを利用してください。
イベントモデル
uji:selectタグは、クライアントスクリプトを使用する場合に、HTMLのSELECTタグの代わりに使用します。
uji:selectタグは、uji:formタグの中に記述します。
uji:selectタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
bean | 可 | managed beanの名前を指定します。 | 画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。 |
property | 可 | managed beanのプロパティ名を指定します。 | bean指定時は省略できません。bean、property両方省略時は、画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。 |
validator | 可 | バリデータメソッドをメソッドバインディング式で指定します。 | バリデータを使用しません。 |
converter | 可 | コンバータをコンバータIDもしくはバリューバインディング式で指定します。 | コンバータを使用しません。 |
valueChangeListener | 可 | バリューチェンジリスナメソッドをメソッドバインディング式で指定します。 | バリューチェンジリスナメソッドを使用しません。 |
immediate | 可 | 値の変換と検証を処理するフェーズを指定します。
| false |
id | 可 | コンポーネントのIDを指定します。 | 自動的に付与されます。 |
uji:selectタグのコンテントには以下のタグが記述できます。
uji:action(0個以上)
uji:validate(0個以上)
<OPTION>タグ(1個以上)
f:validator(0個以上)
f:converter(最大1個)
f:valueChangeListener(0個以上)
JSP
<f:view> <uji:form name="myform" method="post"> <uji:select bean="myBean" property="sel"> <uji:action event="change"> alert("項目が変更されました。"); </uji:action> <option value="1" selected>項目1</option> <option value="2">項目2</option> <option value="3">項目3</option> </uji:select> ... </uji:form> </f:view>
uji:selectタグでバリデータを利用する場合、バリデータに渡されるオブジェクトの型はjava.lang.Stringです。
uji:selectタグでコンバータを利用する場合、getAsStringメソッドに渡される第3引数の型や、getAsObjectで返却するオブジェクトの型は、Beanのプロパティの型です。
uji:selectタグの初期値は、コンテントに記述された<OPTION>タグで指定できます。beanとpropertyで指定した値を参照して表示する場合はuji:comboBoxタグやuji:listBoxタグを利用してください。