ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.20.10 非同期処理の中止インタフェース

関数名

関数の説明

ldap_abandon()

非同期処理を破棄(中断)します。

ldap_abandon_ext()

非同期処理を破棄(中断)します。
(LDAP V3拡張関数)


1.20.10.1 ldap_abandon()

名前

  ldap_abandon

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_abandon(
          LDAP  *ld,
          int  msgid );

機能説明

  この関数は、非同期型のLDAP操作を途中で中止します。処理を中止したリクエストに対するresult情報は、ライブラリ内部で破棄されるため、呼出し元には通知されません。

  ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  msgid

  中止したい非同期処理のメッセージIDを指定します。

復帰値

  この関数は、復帰値として以下の値を返します。

1.20.10.2 ldap_abandon_ext()

名前

  ldap_abandon_ext

形式

  #include "idldap.h"
  int  ldap_abandon_ext(
          LDAP  *ld,
          int  msgid,
          LDAPControl  **serverctrls,
          LDAPControl  **clientctrls );

機能説明

  この関数は、非同期型のLDAP操作を途中で中止します。処理を中止したリクエストに対するresult情報は、ライブラリ内部で破棄されるため、呼出し元には通知されません。

パラメタ

  ld

  ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

  msgid

  中止したい非同期処理のメッセージIDを指定します。

  serverctrls

  Interstage ディレクトリサービスではサーバコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

  clientctrls

  本ライブラリではクライアントコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

復帰値

  この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。