Interstage Studio ユーザーズガイド
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第2章 ウィザード> 2.2 ソース生成ウィザード> 2.2.14 Enterprise Bean

2.2.14.4 Container-managed persistence Entity Beanの作成

Entity Beanは、データベースなどの永続データをJavaのオブジェクトにマッピングし、複数のクライアントからアクセスできるようにしたものです。
Container-managed persistenceでは、Entity Beanのソースには永続データへのアクセス処理を記述せず、データベースとのマッピング処理や検索処理をカスタマイズ情報として定義するものです。永続データへのアクセス処理は、カスタマイズ情報をもとにコンテナが行います。そのため、異なるデータソース(データベース種別など)への移植性(ポータビリティ)に優れています。
Enterprise Beanウィザードでは、Interstage EJBサービスのカスタマイズ情報であるCMP拡張情報ファイルを生成することができます。

Enterprise Beanウィザードでは、以下の情報を指定します。

  1. "Enterprise Beanの基本情報の指定"を行います。
    パッケージ名、クラス名を入力します。

  2. "Entity Beanオプションの指定"を行います。
    データベースアクセスに関する情報などを指定します。

  3. "永続化フィールド定義の指定"を行います。
    永続化フィールドを定義します。データベースを参照して永続化フィールドを追加することができます。

  4. "ejbCreateメソッド定義の指定"を行います。
    データベースに永続化データを挿入するためのメソッドを定義します。
    初期値として、永続化フィールドまたはレコードクラスを引数に持つejbCreateメソッドが定義されています。必要に応じて、編集、追加してください。

  5. "Finderメソッド定義の指定"を行います。
    永続化データを検索するためのメソッドを定義します。
    初期値として、Primary Keyクラスによる検索を行うためのfindByPrimaryKeyメソッドが定義されています。必要に応じて、追加してください。

  6. "Homeメソッド定義の指定"を行います。
    EJB2.0/EJB2.1の場合に使用できる機能です。Entity Beanのインスタンスに依存しない処理(例えば、件数のカウントなど)を行うためのメソッドを定義します。必要に応じて、追加してください。

  7. "ejbSelectメソッド定義の指定"を行います。
    EJB2.0/EJB2.1の場合に使用できる機能です。Entity Beanのメソッド内で行う検索処理のためのメソッドを定義します。必要に応じて、追加してください。

  8. "ビジネスメソッド定義の指定"を行います。
    ビジネスメソッドを追加します。


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